日本人にピッタリ!な「一年の計は元旦にあり」の意外な由来とは。。。?
日本人にピッタリ!一年の計は元旦にあり!
いったいどんな意味が込められていて、いつから元旦に目標を立てる習慣は始まったのでしょうか。
一年の計は元旦にありの意味
【 新しく迎える一年の目標や計画は、その年の初めの元旦に立てるべきである。なにごとも、何かを始める時には、きちんとした計画をたてなくてはならない新しい一年を迎えるにあたり、その一年になすべきことを、年の初めの元旦にきちんと計画を立てる 】
そうすることで、その一年が有意義な一年になるんですね。
このことわざの由来は、日本が由来の説。
そして、中国が由来の説の2つがあるのをご存知でしたでしょうか?
日本が由来の説は毛利元就の言葉です。
一年の計は春にあり
一月の計は朔(ついたち)にあり
一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり
ちなみに、朔(ついたち)とは、その月の初めの日。
鶏鳴とは、その日の朝、一番鶏が鳴く、早朝のことです。
そして、この毛利元就の言葉は、こういう意味になります。
「新しい一年の計画は、その年の初めに、月の計画は月の初めの日に、そして、今日の計画は、朝早くにたてる。」
さらに毛利元就が言いたかったのは、元旦、月初めの日、その日の早朝に計画を立てるだけでは意味がない。元旦、朔(ついたち)、鶏鳴からスタートし、計画を実行していきなさいと言っているんです。さすが、中国地方の覇王となった毛利元就ですね。
中国が由来の説は
中国は明(1368~1644年)の時代。
その明の学者、馮慶京(ひょうおうきょう)が著した月令広義(げつれいこうぎ)。
この月令広義(げつれいこうぎ)は、中国の年中行事、儀式を解説した本です。
この著の「四計」のなかに、こうあります。
一日之計在晨 (一日の計は晨(あした)にあり)
一年之計在春 (一年の計は春にあり)
一生之計在勤 (一生の計は勤にあり)
一家之計在身 (一家の計は身にあり)
この「四計」をわかりやすく言うとこうなります。
一日の計画は晨(あした)=朝にきちんと立てなさい
一年の計画は元旦にたてなさい
一生は、まじめに働くことできまります
一家の将来は健康で過ごすことできまります
日本の戦国武将の毛利元就の言葉は、1558年に、長男の毛利隆元へあてた手紙に教訓として書かれていたとされています。月令広義(げつれいこうぎ)がはじめか、それとも毛利元就がはじめか。
残念ながら、これははっきりとはしていません。
この「一年計は元旦にあり」の続きと言われているのは、中国の馮慶京(ひょうおうきょう)が著した月令広義(げつれいこうぎ)のことです。どうしてそう言われているのでしょうか。
それは、この月令広義(げつれいこうぎ)の「四計」が本当は「一年の計は元旦にあり、一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」
の三つの文章が、全文だという説があるからなのです。
でも「四計」というからには、四文で全文のほうが意味的にあいますよね。なので、この「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり」の2文で「一年の計は元旦にあり」を表すのだという説もあります。
「一年の計は元旦にあり」の意味は、新しい年の計画は、年初めの元旦にきちんとたてなさい。
そして、なにかを始める時には、計画をきちんと立てる必要がある。という意味になります。
日本人にピッタリ当てはまるような言葉の意味になりますね
本年もよろしくおねがいいたします。
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