腰の痛みを訴える人は、大きく分けて二種類に分かれます。
後ろに反らすことで痛みを感じるタイプは「伸展型」
前に曲げる時に痛みを感じるタイプは「屈曲型」と言います。
伸展型は、背骨の後部にある椎間関節由来(腰椎分離症、すべり症など)
屈曲型は、背骨の前部にある椎間板(ヘルニアや椎間板症など)の可能性が考えられます。
ぎっくり腰等の急性期(症状がで始めた時期)は曲げても、伸ばしても痛みを感じやすいので、早急な受診をお勧めします。
★「曲げると痛い」屈曲型腰痛
「屈曲型」の腰痛とは体幹屈曲(体を前屈)した際に椎骨の間にある椎間板に圧迫のストレスが加わり痛みが生じるものです。
また、体幹屈曲した際に腰背部の筋肉が伸張されることにより痛みが生じる場合もあります。
日常生活では
・下のものを持ち上げる
・床から立ち上がる時に体を前屈したときなどに症状が出てきます。
体幹屈曲の動作で股関節の制限があり、腰椎が過剰に屈曲することにより痛みが増大します。股関節後面の筋肉(大殿筋・ハムストリングス)の柔軟性が低下し股関節の制限があることが原因となりやすいです。
腰椎椎間板ヘルニアでも体を前屈することにより腰部の痛みや下肢の痺れの症状が出てきます
★「腰を反ると痛い」伸展型腰痛
「伸展型」の腰痛は体幹伸展(体を反り返す)の際に椎骨の後ろにある椎間関節が圧迫のストレスが加わることにより生じる腰痛です。
日常生活では
・洗濯物を干すときや上のものに手を伸ばすなどの腕を高く上げる動作
・子供を抱っこするなどの腰を反り返したときに症状が出てきます。
伸展型の腰痛も腰を体幹伸展する際に、股関節や胸椎の制限があると腰椎が過剰に伸展し腰痛が増大します。股関節前面の筋肉(腸腰筋・大腿四頭筋・大腿筋膜張筋)の柔軟性が低下し股関節の制限があることが原因となることがあります。
腰部脊柱管狭窄症や腰椎分離症、腰椎すべり症でも体幹伸展をすると腰部の痛みや下肢の痺れの症状が出てきます。
心当たりがある方は是非当院までお越しください☆彡
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