こんにちは!本日は、すべり症について解説していきます!
すべり症は背骨の関節や椎間板の変形などにより、背骨がずれる病気です。
大きく分けて二種類あり、一つは主に加齢による椎間板の変化が原因となる変性すべり症。 もう一つは、子どもの頃に激しいスポーツなどで疲労骨折した部分が分離し、そこからずれが生じる分離すべり症です。
腰椎(腰骨)は第1腰椎から第5腰椎まであり、正常な腰椎は正面から見ても横から見てもきれいに並んでいる状態です。しかし椎間関節と呼ばれる背骨の関節が壊れてしまったり、椎間板の異常などによって骨がずれてしまうことがあります。これをすべり症と言います。すべり症は骨が前方にすべる前方すべりと後方にすべる後方すべりがあります。
すべり症のほとんどが前方すべりによる症状だと言われています。すべり症の多くは、腰椎変性すべり症と腰椎分離すべり症のどちらかに当てはまることが多いです。
症状としては、少しの距離を歩くとお尻や太ももの部分にしびれを感じたり、痛みを感じたりします。少し休憩をすると再び歩けるようになりますが、少し歩いて少し休憩の繰り返しを何度も行うようになってしまう 間欠性跛行 がすべり症の症状の特徴です。
またすべり症の場合、腰椎の後ろを通る神経の通り道が腰椎のずれによって神経が圧迫され腰部脊柱管狭窄症のような症状が出る事もあります。一度ずれてしまった腰椎は自然には戻らないため、一度すべると元に戻す事は難しいとされています。
腰椎すべり症の主な原因と状態
明らかな原因は分かっていませんが、身体が若いころにスポーツをしていて加齢とともに椎間板や靭・関節などの腰椎を固定している組織が変性を起こし、それに伴って腰椎の安定性が失われることですべり症になるとされています。
また、すべり症を患っている方は激しい運動や、腰を捻るといった動作は極力控えなければなりません。運動のほかに日常生活の中でも腰に負担がかかることは控える必要があります。
腰椎すべり症に有効とされる保存的治療
腰椎が不安定になるため背骨をさせるコルセットや鎮痛作用のある薬療法、ブロック注射が検討されます。またトレーニングで腰周りの筋肉を鍛え、腰骨を支える筋肉や靭帯・関節を強くする方法があります。
腹筋が弱いと骨が前方にすべりやすい姿勢になります。以下のトレーニングがおすすめです。
1膝を立てて仰向けになります。
2頭を上げておへそを覗き込みます。
3ゆっくりと戻し、この動きを10回繰り返します。
1日3回ほど行ってください。
※頭を上げる時に、反動をつけないように行ってください。
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