【肩こりのゴリゴリ音の正体】肩を回したときの音の原因を解説します
肩こりが気になって肩を回してみると、ゴリゴリと音が鳴ることはありませんか?
この音の正体、実はこり固まった筋肉によるものが原因の可能性が高いです。
身体に老廃物が溜まっていたり、運動不足の状態が続くと、肩まわりの筋肉が縮こまってゴリゴリと音が鳴ってしまう場合があります。
音が鳴る状態を放置すると次第に肩が動かしづらくなってしまうことがあるので、この機会にゴリゴリ音が鳴らないスッキリとした肩まわりを目指してみましょう。
肩を回すとゴリゴリ鳴る!音の正体とは?
肩を回すと、首筋や肩甲骨のあたりからゴリゴリと音が鳴ることがありますよね。
この音の正体は一体何なのでしょうか?
まずは肩のゴリゴリ音の正体と、指や首の関節で鳴ることの多いポキポキ音との違いについて解説していきます。
固く縮こまった筋肉や腱の音
結論を言うと、肩を回すとなるあのゴリゴリ音の正体は、固く縮こまった筋肉や腱が擦れる音です。
肩や肩甲骨のまわりにはたくさんの筋肉が張り巡らされているのですが、その中には日常動作ではあまり動かさないような筋肉もあります。
特に長時間デスクワークをされている方などは、肩甲骨まわりの筋肉を動かす機会が少なくなりがちなので、筋肉も固くなりやすいです。
そういった固くなった筋肉が他の筋肉や肩甲骨に当たって擦れたときの音が、ゴリゴリ音の正体というわけです。
ボキボキ音は関節が原因
関節を動かしたときに鳴る音の中には、ゴリゴリ音の他にボキボキという音もありますよね。
「膝を曲げ伸ばししたときに毎回ポキポキと音が鳴る」
「指や首をボキボキと鳴らすのが癖になっている」
という人も多いでしょう。
このボキボキ音の原因は、関節の内部にあります。
本来、関節は関節包という膜で覆われており、その内部は関節液という潤滑液のようなもので満たされています。
関節を動かしたときに鳴るボキボキ音は、この関節液の中で生じた気泡がパチっと弾ける音なんです。
関節のボキボキ音は日常生活で鳴ってしまう分にはあまり問題ないのですが、何度も鳴らすのが癖になっている場合は、関節を捻挫してしまう可能性があるため注意が必要です。
肩のゴリゴリ音の原因は?
肩のゴリゴリ音の正体は固まった筋肉や腱だということがわかりましたが、それではなぜ、筋肉や腱は固く縮こまってしまうのでしょうか?
主な原因としては以下の4つが挙げられます。
老廃物の蓄積
猫背などの悪い姿勢
身体の冷え
運動不足
老廃物の蓄積
身体に溜まった老廃物は血流やリンパの流れを滞らせてしまいます。
筋肉や腱は血液から栄養を受け取っているため、血流が滞ると十分な栄養を補給できず、柔軟性が失われ、固く縮こまってしまうのです。
体内に老廃物が蓄積すると疲労の回復が遅れたり、手足や顔のむくみの原因になる場合もあります。
猫背やスマホ首などの悪い姿勢
猫背やスマホ首などの悪い姿勢が習慣化してしまうと、身体の胸側の筋肉は衰えてしまい、反対に肩や首まわりの筋肉には常に負荷がかかった状態になります。
頭の重さは約5kg。
パソコンやスマホをのぞき込むような姿勢だと、20kg前後の負荷が首にかかります。
猫背の状態が続くと、頭の重さを首や肩まわりの筋肉だけで支えなければならないため、筋肉にかなりの負担がかかり、固く縮こまってしまうのです。
身体の冷え
身体の冷えも、筋肉や腱を固く縮こませる原因になります。
寒い場所に長時間いると、毛穴がきゅっと閉じて身体が震え、全身に力が入ってしまいますよね。
これは体温を失わないようにするための生理反応のひとつで、冷え性の人や、エアコンの冷気が直接身体に当たるような場所にいるときにも、同様の反応が起こります。
冷えを感じると、私たちの身体は体温を維持するために血管が収縮し、全身の筋肉が固くなってしまうのです。
特に肩甲骨まわりは日常生活であまり動かさないような筋肉が入り組んでいるため、一度身体が冷えると固まった筋肉をほぐしづらく、いつまでも縮こまったままであることが多いです。
運動不足
運動量が少なくなると基礎代謝が下がるため、血管が収縮して血流が滞りがちに。
身体に溜まった老廃物も、代謝されにくくなってしまいます。
また、長時間同じ姿勢でいると頭の重さを支える首や肩に負担がかかってしまうため、筋肉や腱が固く縮こまってしまいます。
運動不足も肩まわりの筋肉を固くしてしまうため、肩こりやゴリゴリ音の原因になってしまうのです。
肩甲骨に対する治療、入浴、水分補給、ストレッチ、適度な運動などで筋肉を緩めるところから始めていきましょう。
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