こんにちは!シャキット整体院です!
本日は大転子のでっぱりについて解説していきます!
「下半身が太って見える」「ダイエットをしても下半身だけ痩せない」という方は、大転子の出っ張りが原因かもしれません。
大転子が出っ張っていると太ももが横に張り出し、太って見えることがあります。そこで今回は、大転子が出っ張る原因を解説していきます。
大転子とは、股関節の横あたりにある少し出っ張った骨のことで、太ももの付け根あたりにあります。
骨盤の下あたり、太ももの外側を押したときに触れる骨が大転子です。大転子は大腿骨の一部で、股関節を形成している部分の外側にあります。
転子が出っ張るとどうなるの?
大転子が外に開くとお尻が大きく見え、脚全体が太く見える原因になります。特に、スキニージーンズやタイトスカートなど足のラインが出るボトムスを履いたときには、横幅が目立ってしまいます。
ダイエットして痩せようにも、大転子が出っ張っていると周りにある筋肉が使いづらく痩せにくい状態です。その結果、下半身がすっきりせず、脚のラインもスマートに見えなくなってしまいます
大転子が出っ張ると下半身が太って見えるようになりますが、なぜ大転子が出っ張っている人とそうでない人がいるのでしょうか。ここでは、大転子が出っ張る主な原因について解説します。
1.骨盤が歪んでいる
骨盤が歪むと、大転子のある太ももの骨もずれて、大転子が外に向かって出っ張ります。
本来であれば、太ももの骨の連結部分は骨盤にすっぽりはまっているのですが、骨盤が歪んで太ももの骨がずれると連結部分も緩みやすくなります。その結果、大転子がどんどん外側に広がっていき、出っ張りが目立つようになるのです。
特に反り腰の場合は、お尻の筋肉に力が入りづらくなるため、背骨も骨盤も歪んできて骨盤の横幅が外に広がってしまいます。
反り腰だけでなく、足を組むクセや片足に重心をかけて立つクセのある人も骨盤の歪みの原因になるので、注意が必要です。
2.骨盤周辺の筋力が低下している
筋肉は内臓を支えたり、姿勢を維持したりと、さまざまな働きがあります。そして、骨を支えるためにも筋肉が必要です。骨を支えている筋肉を正しく鍛えることで骨格が整います。
大転子は股関節を外に開くことで引っ込めます。このときに使われる筋肉が深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)という筋肉です。
深層外旋六筋はお尻の深層部に位置し、骨盤の真ん中にある三角形をした仙骨(せんこつ)と大転子をつないでいます。深層外旋六筋が収縮すると股関節が外に開いて大転子が中に入っていきますが、この筋肉がきちんと使えていないと内股になりやすく、結果的に大転子の出っ張りを引き起こします。
3.日常生活で良くない姿勢をしている
猫背や反り腰など、日常生活で悪い姿勢を続けていると、骨盤に良くない影響を与えてしまいます。
たとえば、お腹を前に突き出すスウェイバック姿勢は、前ももの筋肉で重心を支えるため、お尻の筋肉が使われにくくなります。上述のとおり、大転子を引っ込めるためには深層外旋六筋という筋肉が必要で、これはお尻にあります。
お尻の筋肉が使えないと、深層外旋六筋も使えないので、お尻の筋肉を使うようにしてあげましょう。
脚を組んで座る、正座を崩して横座りするのも大転子の出っ張りにはNGです。基本の立ち姿勢や歩き姿勢を整えることが骨盤調整につながるので、普段から正しい姿勢を心がけましょう。
4.内股のクセがある
内股になると、骨盤が前傾した状態になります。前傾姿勢になると、前ももの筋肉で体をキープしようと力が入るので、お尻の筋肉が使われず、さらに内股が強くなって大転子が出っ張ってしまいます。
また、内股になると太ももの骨が内側にねじれた状態になり、大転子が外側に出っ張ってきます。股関節の位置が正常であれば、大転子はお尻の筋肉に覆われて見えません。
内股のクセがある方は内股の歪みを整えるとともに、お尻の筋肉を鍛えることも大事です。
5.遺伝で生まれつき出っ張っている
大転子の出っ張りは生活習慣によることが多いですが、遺伝が原因の可能性もあります。子どもの頃は骨盤のバランスが崩れていない時期ですので、子どものころから大転子が出っ張っているようであれば、遺伝の可能性が考えられます。
なお、親が大転子の出るような歩き方をしていて、それを子どもが真似した結果、生活習慣による大転子の出っ張りにつながるケースもあります。
大転子の出っ張りは、生活習慣や筋肉の使い方を改善することで進行を防ぐことは可能です。いずれにせよ骨盤を中央に引き寄せる筋肉が衰えていたり、骨盤の角度が崩れていたりする可能性があるので、日頃から座るときや立っているとき、歩いているときの姿勢を意識することが大切です。
大転子の出っ張りを解消するには?
ストレッチをする
大転子の出っ張りの原因となる骨盤の歪みには筋肉トレーニングが有効ですが、その前に凝り固まった筋肉をほぐすことからはじめましょう。
ここでは、大転子の出っ張りの解消につながる前屈ストレッチと内側にねじれた股関節を緩和するお尻周りのストレッチを紹介します。
【前屈ストレッチ】
1.床に座ったら足裏同士を合わせ、両手で足先を掴んだら体に引き寄せます。
2.息を吐きながら、上半身を前に倒します。
3.背筋がまっすぐ伸びる場所で、15秒間キープします。
【お尻周りのストレッチ】
1.両足を伸ばして座ります。
2.左足を軽く曲げ、右足の上にクロスさせます。
3.左膝を抱えて胸に引き寄せ、背筋を伸ばして15秒キープします。左のお尻が伸びていることを確認しましょう。
4.反対側も同じように行います。
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