ヘルニアとは体の一部があるべき場所から出てきてしまった状態にあります。それに伴って脱腸も本来あるはずの位置から鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる鼠径ヘルニアと呼ばれたり、生後間もなく臍の緒が取れた後に臍が飛び出て所謂でべその状態は臍ヘルニアといわれる症状です。これらもヘルニアと呼ぶことを知っている方はあまり多くはないですが、もっとも代表的に知られているのは椎間板ヘルニアです、椎間板の中にある髄核が飛び出てしまいます。原因として考えられるのは重いものを無理をして持ったとき椎間板に負荷がかかってしまい耐えきれず飛び出してしまう事例が多いです。また脊椎の周りは多くの神経があり飛び出してしまった髄核がその神経にあたって刺激をすることによって痛みや痺れなどの症状がでます。椎間板のヘルニアでは激しい痛みを訴える人が多いのもこういった理由があげられます。このような症状になった場合にもヘルニアによって張力をうけて硬くなった筋肉を緩ますことによって痛みを緩和できることがあります。