食事は良くも悪くも睡眠の質に影響を与えることがわかっています。
睡眠の質低下につながりかねない食事法を3つ紹介します。
・夕食と就寝時刻が近い
食事を摂ると、消化するまでに時間がかかります。また食事によって血糖値が一時的に上がります。消化しきれていない状態、血糖値が高い状態では寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下するといわれています。夕食は入眠時刻から3時間前が目安とされています。食べすぎにも注意しましょう。
・空腹状態で寝る
過度な空腹状態は血糖値が下がりすぎてしまいます。血糖値が下がりすぎてしまうと、睡眠の質は低下することがわかっています。夜間低血糖といわれ、睡眠の質の低下に加えて、歯ぎしり、寝汗、悪夢などの症状も出やすくなります。ダイエット中などという理由で、空腹状態での睡眠はやめましょう。
・朝食を食べない
質の良い睡眠のためには、夜に体内で睡眠ホルモンのメラトニンを分泌させることが必要です。メラトニンは体内で合成され、原料となる栄養を食事で摂ってから合成、分泌されるまでには十数時間かかります。夜にメラトニンを分泌させるには朝食で栄養を摂ることが必要です。
また朝食を摂ることで体温の上昇など体が覚醒し、1日の生活のリズムが整いやすくなることがわかっています。朝食を食べて1日のメリハリをつけることで、夜の質の良い睡眠が期待できます。
このように食事は睡眠の質にも影響を与えますので、健康のためにも適切な食事内容、食事法を心がけましょう。