痛いほど効果があるわけではない。効果的な足つぼマッサージ方法とは

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「足つぼマッサージって痛いほうが効果があるのかな?」

あなたは今、そうお考えではありませんか?実は、痛ければ痛いほど効果があるわけでありません。ただし、足つぼを押して痛いところがあると、体のどこかに不調があることを示しています。更に、プロによれば、痛みの度合いによって、その不調のレベルを図ることもできます。

そして、その部分に刺激を加えることで、血行がよくなったり、自然治癒力が高まったりして、不快な症状が改善に向かうとされています。

ただ、足つぼマッサージは、プロとしての経験と実績を積んだ人にしかできないわけではありません。この記事で基本的な知識を身につけることで、自分で足つぼマッサージができるようになりますし、痛みと上手に向き合いながら、お店などでプロにお願いする場合にも役に立つでしょう

今回は足つぼの場所や効果、マッサージ方法などもわかりやすく説明していきます。足つぼマッサージを深く理解し、あなたがより健康な毎日を送るために、この記事が貢献できれば幸いです。

 

足つぼに関する疑問をまとめて解消したい方には、下記の記事がおすすめです。

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1.足つぼマッサージの痛みと効果の関係性

足つぼマッサージは「痛いほど効果がある」という間違った認識も見受けられますが、そんなことはありません。

足の裏を押して痛い場所がある場合、体のどこかに不調がある可能性が高く、痛い場所を押すことで不調が緩和されやすくなるため、間違った認識が生まれたのでしょう。その誤解を解くため、足つぼマッサージにおける痛みと効果の関係性について説明します

1-1.痛いほうが効果があるわけではない

足つぼマッサージは、痛いほうが効果があるわけではありません。足つぼを押して、痛ければ痛いほど効果があるという科学的なデータはありません。

足つぼマッサージは痛ければ痛いほど効果があるわけではありませんが、つぼを押すことで体の不調ケアにつながります

1-2.ちょっと痛い「痛気持ちいい」が目安

足つぼを押すときの強さは、ちょっと痛いけど気持ちいい「痛気持ちいい」が目安です。足つぼを押したとき、痛いほど効果が高いわけではありませんが、ある程度の強さは必要です。

痛さで悲鳴を上げたり、飛び上がったりするほど強く押す必要はありませんが、押し方があまりにも弱いのも考えものです。押し方が弱すぎると、つぼへの刺激が足りず、その結果、不調のケアにもつながりません。

「弱すぎず、強すぎず」、少し強めの「痛気持ちいい」が目安、と覚えてください。また、お店などでプロにお願いする際も「痛気持ちいい」を目安に、遠慮せず、希望を伝えましょう

2.足つぼマッサージの注意点

足つぼマッサージは体の不調ケアが期待できる反面、タイミングによってはやることで体調を悪くしてしまう場合もあります。注意点をまとめましたのでご一読ください。

自分で足つぼマッサージを行うときはもちろん、お店などで足つぼマッサージを受ける際の注意点としてもお役立てください。

2-1.足をケガしているときは足つぼマッサージしない

足のケガをしているときは、足つぼマッサージをしないようにしましょう。足をケガしているときは患部やその周辺に刺激をあたえたり、血行が良くなったり、患部そのものを刺激してしまったりすることで痛みが増すこともあるからです。

2-2.足つぼマッサージは食後30分以上空けてから

食後すぐは、足つぼマッサージをしないようにしましょう。食後すぐは食べたものを消化するため、消化器に血液が集まっています。足つぼマッサージをすると血行が良くなり、そのことで消化器官系の血液量が減り、消化が妨げられてしまうためです。消化器官の働きを助けるため、食後30分は足つぼマッサージを控えてください。

2-3.飲酒後は足つぼマッサージしない

お酒を飲んだあとは、足つぼマッサージをしないようにしましょう。マッサージをすることで血行が良くなり、その影響でさらに酔いがまわってしまう可能性があるからです。

2-4.妊娠中は足つぼマッサージしない

妊娠中は、足つぼマッサージをしないようにしてください。足裏には生殖器のつぼもあり、そこを押すことで、体調が悪化する場合があるからです。妊娠中は体の機能や体調などが変わりがちです。妊娠中の足つぼマッサージは控えましょう。

なお足つぼと痛みの関係については以下の記事で詳しく解説しています。よろしけれぼ読んでみてください。

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3.足つぼマッサージを自分でやる方法

足つぼマッサージには大きく分けて、2つの方法があります。1つは基本中の基本で、指の腹を使って押す方法です。もう1つはさまざまな道具を使って、足つぼを刺激する方法です。

2つの押し方を時と場合、目的などに応じて使い分けると、足つぼマッサージがしやすくなります。

3-1.指の腹で押すのが基本

親指の腹を使って、息をゆっくり吐きながら、足の裏のつぼを押しましょう。強さは、ちょっと痛いけど気持ちいい「痛気持ちいい」くらいが理想です。押したときにコリコリしている、かたいと感じるなら、ある程度ほぐれるまで続けましょう。

[ Point ]
・1回3〜5秒を目安に押す。
・入浴後、体が温まっているときに行うのがより理想的。
・足裏のすべりを良くするため、ボディクリームを用いるのもおすすめ。

3-2.道具を使って押すのも効果的

親指の腹で押すのは基本ですが、道具を使うと、より楽に、より少ない力で足つぼマッサージができます。市販のマッサージ棒などを用いると、ピンポイントでつぼを刺激しやすく、より高い効果が期待できます。

[ Point ]
・木製のつぼ押しマッサージ棒や、つぼ押しグッズを活用するのもおすすめ。
・ボールペンのペン先(芯を引っ込めた状態)で押すのも定番。
・ゴルフボールをストッキングなどに入れて転がりにくいようにし、その上に足裏をのせて、つぼを刺激する方法もあります。

4.場所別の効果がわかる足つぼマップ

足つぼ痛い効果_04

足の裏には多くの反射区(つぼ)があり、それぞれのつぼには全身のさまざまな臓器や器官の調子が反映されています。

そのため、足つぼの場所と、その場所とつながっている臓器・器官がどこかを知ることは、体調管理や不調ケアにつながります。

「足つぼマップ」を参考に、足つぼのどの部分を押すと、どの臓器・器官が不調をかかえているのか、その関係性を理解したうえで、足つぼマッサージを行なってください。

4-1.頭痛をやわらげる足つぼ

足つぼ-頭痛
両足の親指の腹全体は、頭や脳とつながっています。頭痛を感じているときや頭が重いときは、両足の親指の腹全体を押すと効果的です。

また、考え過ぎて疲れていたり、ストレスによる疲労を感じたりしているときも、両足の親指全体を押すことで、頭痛が緩和されたり、頭がすっきりするでしょう。

4-2.目の疲れをやわらげる足つぼ

足つぼ-目
人差し指と中指の間のあたりにある足つぼは、目とつながっていて、右足は左目、左足は右目に対応しています。

PCやスマホの見過ぎなど、目が疲れていると感じたら、足の人差し指と中指の間あたりを少し強く押してみてください。疲れ目を緩和する効果が期待できます。

 

4-3.鼻・副鼻腔の不調をやわらげる足つぼ

足つぼ-鼻・副鼻腔

すべての指の先には、副鼻腔につながっている足つぼがあります。服鼻腔とは鼻の奥にあり、顔の中にある空洞です。

アレルギー症状や蓄膿、副鼻腔炎(鼻風邪)などで悩んでいるなら、すべての足の指先を押すことで症状を緩和することができます。

4-4.肺・気管支の不調をやわらげる足つぼ

足つぼ-肺・気管支

土踏まずの上あたりには、肺・気管支につながっている足つぼがあります。

「息苦しい」「呼吸が浅い」と感じているなら、土踏まずの上あたりを押してみください。息苦しさや、呼吸の浅い状態を改善できます。

4-5.胃・消化器官の不調をやわらげる足つぼ

足つぼ-胃・消化器官

土踏まずのあたりには、胃につながってる足つぼがあります。そこを押して痛い場合、胃が不調であることが少なくありません。

胃の調子が悪いときは、土踏まずのあたりを押してみてください。胃の調子を改善できる効果が期待できます。

4-6.腸の不調をやわらげる足つぼ

足つぼ-腸

土踏まずよりもかかと寄りにあるのが、腸につながっている足つぼです。

お通じが良くない、便秘気味の人は、土踏まずよりもかかと寄りのあたりを押してみてください。腸の調子が整えられ、お通じの状態が改善に向かうでしょう。

 

4-7.心臓の不調をやわらげる足つぼ

足つぼ-心臓

左足の裏の中心から少し薬指のほうへ向かった場所に、心臓につながっている足つぼがあります。そこを押して痛いと感じる場合、心臓に不調がある可能性があります。

心臓に不調を感じる場合は、左足の裏にあるつぼを押すことで、心臓の働きを活性化できることがあります。ただし、高血圧の方や心臓に疾患を抱えている方は、担当の医師に相談してください。

4-8.腎臓・尿管・膀胱の不調をやわらげる足つぼ

足つぼ-腎臓・尿管・膀胱

土踏まずの内側のあたりには、膀胱につながっている足つぼがあります。そこを押して痛みを感じるなら、膀胱に不調がある可能性があります。

尿のキレが良くないという自覚があったり、膀胱が痛いと感じていたりする場合、この足つぼをもむことで、症状の改善が期待できます。

4-9.生理痛・生理不順をやわらげる足つぼ

足つぼ-生理痛・生理不順

かかとには、生理痛・生理不順と関連のある足つぼがあります。

生理痛・生理不順で悩んでいる場合、かかとをまんべんなく刺激することで、生理痛・生理不順の症状が緩和が期待できます。

4-10.心の疲れをやわらげる足つぼ

土踏まずの上あたりには、自律神経とつながっている足つぼがあります。ここを押して痛みを感じる場合、自律神経のバランスがくずれている可能性があります。

ストレスをためすぎている場合は自律神経のバランスが崩れている可能性があるので、土踏まずの上あたりを指の腹で押してみてください。自律神経の乱れを整える効果があります。

また、足の親指全体をマッサージすることでも自律神経を整えられます。精神面でのプラスの効果が期待できる足つぼです。

4-11.足のむくみ、冷え性、首・肩の不調をやわらげる足つぼ

足つぼ-足のむくみ、冷え性、首・肩

足の裏のつぼを中心にお話ししてきましたが、足の甲にもつぼがあります。足の甲はむくみ、冷え性や首・肩のこりと関係があることで知られています。

むくみ、冷え性、首・肩のこりで悩んでいるなら、足の甲をまんべんなく押してください。リンパの流れが良くなって、老廃物が体の外へ出やすくなります。そのことで、むくみが解消されるだけでなく、体調が良くなり、やる気がわいてきたり、リラクゼーション効果につながったりします。

なお痛む足つぼの場所については以下の記事で詳しく解説しています。よろしけれぼ読んでみてください。

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5.まとめ

足つぼの場所や場所ごとの効果、足つぼマッサージの方法や注意点などを紹介してきましたが、おわかりいただけたましたか。

・足つぼを押して痛いと効果が期待できる。
・足の裏には多くのつぼがあり、それぞれが特定の臓器や器官とリンクしている。
・足つぼマッサージの基本は、指の腹で押す。
・足つぼマッサージは体の不調ケアだけでなく、リラクゼーション効果も期待できる。

この記事を参考に、自分で足裏マッサージなどをしてみるもよし、家族や親しい人とマッサージし合うもよし、足つぼマッサージや足裏マッサージを行うサロンなどでプロにお願いするもよし。ぜひ一度、試してみてください。

足つぼマッサージは自分でもできますが、熟練のプロの施術はやはり違います。痛気持ちよさの後のリラックス&リフレッシュ体験は、セルフマッサージではけして味わえない感覚でしょう。

そもそも全身マッサージに比べると、比較的短時間で料金も安く、気軽に施術を受けられるのが足つぼマッサージの魅力です。ぜひ足つぼマッサージにトライしてみてください。

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以下の記事もおすすめです。興味があればぜひ読んでみてください。

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