自宅にある物を用いたアロマオイルの使い方|アロマグッズ5種類の特徴

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心地よい香りに包まれると心身ともにリラックスできますよね。そこでおすすめなのが、様々な香りを楽しむことができ、疲れた心身を癒すことができるアロマオイル。

中でも天然の植物成分100%のアロマオイル(エッセンシャルオイル/精油)でできるアロマテラピーは、香りを楽しむ以外にもストレスの解消や心身の健康、さらに美容やダイエットへの効果も期待できるそうです。

ただアロマオイルの使い方をはっきりご存知でない方も多いのではないでしょうか。

アロマオイルの使い方はいくつもあります。ここで初めてアロマオイルを使う方も、すぐにでも楽しめるよう、専用アイテムを使わない方法を4つ、専用アイテムを使う方法を5つ、合計9つのやり方をご紹介します。

そしてその際の注意点も合わせて説明します。ぜひあなたの日常に、気軽にアロマオイルやアロマテラピーを取り入れてみてください。

癒しとさまざまな健康の改善にも繋がるかもしれません。

1.アロマ専用グッズを用いないアロマオイルの使い方

アロマオイルイメージ

アロマオイルの使い方は初心者でも簡単です。なぜならアロマディフューザーやアロマランプなどの芳香器がなくてもまずは大丈夫だからです。どこにでもあるものを使ってアロマオイルを楽しむことができます。ぜひ気軽にアロマオイルを使ってみましょう。ここでは初心者でも簡単な4つの使い方を解説します。

1-1.ハンカチやティッシュを使う

ハンカチやティッシュペーパーに垂らして近くに置いておくだけで十分香りを楽しむことができます。その方法は、ハンカチやティッシュペーパーにお好みのアロマオイルを1~2滴垂らして枕元やデスクに置けばOK。手軽に芳香浴(アロマを空間に拡散させて楽しむ方法)ができます。

★おすすめの理由

寝る前に枕元に置いておけばよりリラックスできます。またポーチやポケットに入れて好きな香りを持ち歩くこともできます。小さい子供のいるご家庭では、小さい子供の体には負担がかかる恐れがあるため香りを広げられない、という場合もあるでしょう。ただこの方法なら自分が香りを楽しむ範囲で使うことができます。どこでもできる方法なので外出先や、育児の合間の気分転換におすすめです。

★注意点

※布製品に使う場合、シミになることがあります。汚れてもよい箇所へ垂らしてお試しください。
※木製の家具や布製品の上に置く場合は受け皿を使いましょう。アロマオイルが付着することでシミができてしまう場合があります。

★おすすめの香り

安眠のため…ラベンダー、カモミール、サンダルウッド、オレンジ・スイートなど
眠気を覚ましたい時…ユーカリ、レモングラス、ペパーミントなど
気分転換、集中したい時…グレープフルーツ、ローズマリーなど

1-2.マグカップを使う

アロマの芳香成分を鼻や口から直接取り入れる「吸入法」は、鼻やのどに良い影響があるとされています。それが簡単にできるのがマグカップを使った方法です。マグカップに熱いお湯をいれ、お好みの香りのアロマオイル(精油)を1~3滴ほど落とします。目を閉じてから立ち上がる蒸気に顔を近づけ深呼吸するようにゆっくりと蒸気を吸い込みます。

★おすすめの理由

お湯を入れたマグカップにアロマを垂らすだけなので疲れて動きたくない時や、忙しい朝にも簡単に香りを広げることができます。マグカップから立ち上がる蒸気の香りを吸いこんでリラックスすれば気持ちもラクに。そして鼻やのどの不調にも効果的とされています。また、香りを広範囲に広げることができるので消臭作用のある香りを選ぶとお部屋全体のにおいをすっきりさせることができるそうです。

★注意点

※マグカップに入れたお湯を誤って飲まないようにしてください。
※吸入法を行う時は必ず目を閉じてください。(アロマ成分が目の粘膜を刺激する場合があります)。
※咳が出る時、喘息の人、小さいお子様は直接蒸気を吸い込まないようにしましょう。

★おすすめの香り

お部屋の消臭に…レモン、ペパーミント、ラベンダーなど
免疫力をアップさせたい…ティーツリー、ユーカリ・ラディアタ、ラヴィンツァラなど
女性ホルモンを整えたい…ローズオットー、ネロリ、ゼラニウムなど
眠気覚ましに…ハッカ、ペパーミント、ローズマリー・シネオールなど

 

1-3.手作りコスメやアロマクラフトに使う

普段から使うスキンケア製品やボディソープが、自分の好きな香りだと使うのがより楽しくなりますよね。そこでアロマコスメやアロマクラフトを作ってみましょう。自然素材の美肌効果や殺菌作用が含まれるアロマオイルを選び、手作りのオーガニックコスメを作ることもできます。作り方は非常に簡単なのでご安心ください。一例としてアロマ化粧水をご紹介します。
・材料(50ml容器分):精製水 45ml、グリセリン 5ml、アロマオイル(精油) 1〜2滴、スプレー容器(100ml)
・アロマ化粧水の作り方:
1.清潔なボトル容器にグリセリンを入れます。(容器の1/10くらいを目安に)
2.アロマオイル(精油)を1~2滴加え、容器を軽く振って混ぜます。
3.精製水45mlを加え、容器のふたを閉めてよく振って混ぜたら完成です。

★おすすめの理由

化粧水で保湿しながらやわらかく香りを楽しむことができますし、無香料のシャンプーやリンス、ボディソープに混ぜて使えば洗い流した後もふんわりと香りが持続します。リラックスしたい時やスッキリしたい時などシチュエーションに合わせて香りや成分を選べます。

★注意点

※材料とアロマオイルは新鮮かつ高品質なものを選びましょう。また容器・器具は清潔にしてください。
※使用前には容器をよく振ってください。
※肌トラブルがないか必ずパッチテストを行ってください。
※保存は冷蔵庫に。約2週間を目安に使い切るようしましょう。
※保存料を使用していません。保管は高温多湿を避け、冷暗所(夏場は冷蔵庫)に。できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
※光毒性のあるもの(ベルガモット、レモン、グレープフルーツ、ライムなど)は、紫外線と反応して炎症を起こす場合があります。肌に使用した後は日光に当たるのをしばらく避けましょう。

★おすすめの香り

普通肌に…ゼラニウム、ラベンダー・フレンチ、イランイランなど
乾燥肌に…カモミール・ローマン、ローズウッド、フランキンセンスなど
脂性肌&混合肌に…ローズマリー、ティーツリー、サイプレスなど
敏感肌に…ラベンダー・フレンチ、ローズ・オットー、ネロリなど

 

1-4.タオルを使う

肩こりや腰痛、生理痛など、普段の生活の中で気になる身体の不調をつい放っておいてしまうという方もいるのではないでしょうか。そんな方には身体の不調に効果的とされる成分が含まれているアロマオイルで、タオルを使った湿布法がおすすめです。冷水または熱湯を洗面器に入れて上からアロマオイル(精油)を1~3滴落とします。タオルをたるませるように入れ、水分と精油分をしみこませたら精油を含む面が内側になるように折りたたんで軽く絞り、身体の気になる部分にやさしく押し当てます。

★おすすめの理由

肩こりや腰痛、目の疲れ、女性特有の痛みなど慢性的な不調にはラベンダーやローズマリーなどのアロマオイルを使った温湿布が効果的とされています。また、スポーツの後やお酒を飲みすぎた後にスッキリしたいという時など急性の不調にはペパーミントやユーカリのアロマオイルを使った冷湿布がおすすめでしょう。お好みで選んでみましょう。

★注意点

※水に溶けにくいアロマオイルは3滴くらいを目安にしましょう。また皮膚に直接触れないように気を付けましょう。
※皮膚の弱いところへ使用しないよう気をつけましょう。
※まぶたに温湿布として使用する場合には、目を閉じてアロマオイルが目に入らないようにしましょう。

★おすすめの香り

肩、腰、目の疲れに(温湿布)…ラベンダー・フレンチ、ラベンダー・ファイン(ハイアルト)など
スポーツ後、お酒を飲みすぎた後に(冷湿布)…ローズマリー、ペパーミントなど
生理痛に(恩湿布)…ローズマリー、マージョラム・スイート、クラリーセージなど

2.専用グッズ5種類を用いたアロマオイルの使い方・目安価格

アロマキャンドルアイキャッチ

芳香器(アロマの専用アイテム)があると、香りを柔らかく広げることができます。今回は代表的なアロマグッズを5種類ピックアップし、それぞれの使い方と価格を紹介します。

より本格的にアロマオイルを使ってみようと思うなら、こちらを使うのもおすすめです。購入する必要はありますが、初心者であっても自作の手間暇を考えて、最初からこれらを使ってみるのもいいでしょう。

 

2-1.アロマキャンドル(約500円~)

火を灯すとキャンドル自体が溶けつつ香りを空間に広げます。本物の炎の輝き、あたたかさ、ゆらめきが癒し効果を生むとされています。また香りの中に含まれる成分が空気を浄化するとも言われています。また「消臭」のために開発されたアロマキャンドルや、火を灯さずに香りを楽しめるアロマバーと呼ばれるものもあります。天然の植物から精製して作られた、良質なアロマキャンドルをおすすめします。

アロマキャンドルの使い方を詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。

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2-2.アロマストーン(約500円~)

本体にオイルを数滴落として香りを楽しむアイテムです。本体に徐々にオイルが染み込んでいき、ゆっくりと安全に、ゆっくりと香りを楽しめます。電気も火も使わずデスクなどでも気軽に使うことができます。

2-3.アロマポット(約1,500円~)

オイルをたらしたオイル皿を、下からキャンドルの火で温め、香りを拡散します。レトロでインテリア性に優れたものも多く、比較的安価なのも特徴です。

2-4.アロマランプ(約1,500円~)

アロマランプはアロマライトともいいます。キャンドルの本物の炎ではなく、電球の熱でオイルを温めます

アロマの拡散力は弱めでも置く場所を選ばない乾電池式。直接壁のソケットに取り付けるコンセント式。拡散力が強いコード式があります。

アロマランプの使い方を詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。

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2-5.アロマディフューザー(約2,000円~)

ボトルにスティックが刺さっているリードディフューザーや、霧状にアロマを散布する電気式ディフューザーがあります

電気式にはタンクに水とオイルを入れる超音波式。そして水を使わず、直接オイルを噴霧するネブライザー式があります。

またシガーソケットに直接接続して車内で使えるタイプも。加湿器にもアロマ機能を搭載したものがあります。アロマディフューザーとして販売しているものは比較的安価です。

以下の記事もおすすめです。興味があればぜひ読んでみてください。

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3.注意点

本稿でアロマオイルと表記したものは100%植物由来の「エッセンシャルオイル(精油)」のことを指しています。ご使用の際にはできるだけ高品質なものをお使いください。

またご使用のアロマオイルで肌やお体に異常が発生した場合には、ただちに使用をとりやめてください。

アロマテラピーについて
アロマセラピーは英語、アロマテラピーはフランス語です。本稿ではアロマテラピーと表記しています。

4.まとめ

アロマオイルといえば使い方が難しそうだったり、専用の器具がないと使えない、というイメージを持っている方もいたのではないでしょうか。

今回は身近な道具でも簡単にアロマオイルの効果を楽しめる方法を解説しました。そして、より本格的にアロマオイルを使いたい方に専用器具もご紹介しました。

気分転換にも健康のためにも、香りや成分によって身体への効果が変わるため自分好みのアロマオイルを選んで、普段の生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

もしアロマオイルを使ったマッサージに興味のある方は、以下のページからお近くのサロンをご覧になってみてくださいね。

 

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