今年は暖冬で例年より暖かいですが、この三連休はグッと冷え込みましたね。
インフルエンザも猛威を振るっていますが、疲れていると免疫力が下がり普段なら大丈夫でも簡単に移ってしまいます。しっかりした休息はとても大切です。
質の良い睡眠こそが心身を健康に導きます。
睡眠は単に体を休ませるのが目的ではありません。心身をリセットして修復するのが本来の目的です。
睡眠時間が短すぎたり、質が悪かったりすれば、リセットと修復がしきれず、心身ともに疲れが蓄積し、自律神経のバランスが崩れていき、血流が悪くなって低体温に。そして、免疫力が下がって不調や疲れなどの悩みにが表れてきます。
質の良い睡眠のために最も大切にしたいのは「生活リズム」です。朝、目覚めた直後に太陽の光を浴びることで体内時計がオンになりリズムを刻み始めます。そうすると14時間後にメラトニンというホルモンが分泌され始めて副交感神経が優位になり、その1〜2時間後に眠くなってきます。つまり、7時に起きたら22時〜23時には眠くなるはずです。休日に遅く起きると時差ボケのようなだるさを感じるのは、生活リズムが狂ってしまい自律神経が乱れるからです。出来るだけ、休日も平日と同じ時間に起きるようにしましょう。
次に大切にしたいのは、眠る環境です。明るかったり気になる音があったりすると、メラトニンが分泌されず、リズムが狂ってしまいます。また、室内が冷えすぎたり暑すぎたりすると、浅く短い眠りになってしまいます。
そしてまた、寝具も眠りの質に大きく影響します。睡眠中は寝返りをうつなどして日中の体のゆがみをリセットするのですが、やわらかすぎる寝具は寝返りが打ちづらいため、疲れがとれません。少し硬めの寝具のほうが良いでしょう。枕は首の後ろの隙間が埋まるくらいの高さがベストです。
最後に寝る前の過ごし方です。直前までパソコンやスマホ画面など明るい光を見ていると、交感神経が刺激され、眠気が起きにくくなります。また、大きな音も同様です。夜になったら部屋をやや暗めにし、癒し系の音楽や香りなどでリラックスした状態で過ごし、就寝前にぬるめのお湯(38℃〜40℃)にゆっくりと浸かって体を温め、冷めないうち(お風呂上がり30分以内)にはふとんに入りましょう。
毎日の習慣で健康な身体を作りましょう!