ココロとカラダをととのえる～冬の養生～その4(終)～(2020年01月12日 11時02分) ココロとカラダをととのえる ゆらりら

こんにちは!

早速ですが、前回の続きです↓

●冬の過ごし方～食事編～

【水分の摂り方】
冷え性の人や、むくみやすい人は、
水分の摂取量に気を付ける必要があります。
「腎」は水分代謝を行う役割も担っていますので、
カラダに水分が足りなくなれば
「喉が渇いた」と脳に命令を出します。
反対に、カラダが冷えてくれば、水分を尿として排出して、
カラダの塩分濃度を高めて体温を上げてくれるのです。
寒くなるとトイレが近くなるのは、このためです。

【塩分の摂り方】
冬の食事において大切なのが「良い塩を摂ること」です。
冬の寒さに耐えるため、
カラダは塩気のある食べ物を好むようになります。
天然の塩には保温作用があり、
海水から作られた塩のミネラルバランスは人体と近いため、
カラダの新陳代謝を促してくれるのです。

さらに、ねぎや玉ねぎ、大根のような
「辛味」を合わせて使うことにより、発汗や利尿を促進して、
余分な水分の排出しやすくしてくれます。

【冬は「黒」の食材を】
冬の季節の色は「黒」。
漢方では、黒い食べ物は《長寿の薬》とも言われ、
血液を増やしたり、
ホルモンバランスを整えてくれたりする効果もあります。

<黒い食材>
黒米、黒豆、黒ゴマ、ひじき、
のり、ひじき、きくらげ、わかめetc.

どの季節にも共通して言えるのは、
「旬のもの」を意識して摂り入れるということです。
冬のあいだは、発散力の強い《葉野菜》よりも、
貯蔵力を持った《根菜類》を多めに摂るようにすると、
カラダの陽気を補ってくれます。

●季節と自分に合わせた養生を!

【冬の行動として適さないもの】
□ 長時間のウォーキングやジョギング
□ ホットヨガやジムで大量に汗を流す
□ サウナや岩盤浴、温泉などでカラダを温め過ぎる
□ 刺身などの生ものや生野菜サラダなどを積極的に食べる

健康のために良かれと思ってしている習慣も、
季節や自分自身の変化を無視しているのであれば、
むしろココロとカラダを弱らせる原因になってしまいかねません。

流行りの情報に流され過ぎることなく、
自分自身のココロとカラダに耳を傾けて、
季節や自分に合ったメンテナンスを心がけていきたいですね!

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