(1) 「イライラするor怒りを溜め込む」思考パターン
「怒り=良くない」と考える人が多いと思います。
確かに、やみくもにキレるのはよくないことです。
しかし私は、怒りの感情を抑えることが
良いことではないと考えています。
怒りを我慢することによるストレスで、
ココロやカラダに症状を生み出している方が
たくさんいるからです。
特に、優しい方や真面目な方ほど、
怒りをぐっと飲み込んでしまう傾向があります。
または、周りと比べたりして、このくらい大丈夫、
私が我慢すればいいだけ、と知らないうちに
怒りがどんどんカラダに溜まっていると感じます。
時には、怒っているということを表現しなければ、
伝わらないこともあるはずです。
何かが起きた、その瞬間に怒り(感情)が
込み上げることは、自然なことではないでしょうか。
◆五行の関係を活用
怒り=緊張状態です。
交感神経が働きますので、怒りの時間が長ければ、
交感神経も働き続けます。
どちらか一方ばかりが働き続けることは良くありません。
なので、できれば「サクッと怒り、サクッと終わらせる」
ことが理想的です。
とは言え、思っていることを直接相手に言えない、
伝えるのが苦手、という方も多いでしょう。
そんな時は、「呼吸」です。
東洋医学の五行(木火土金水)の考え方に基づき、
《木》の気に対して、《金》の気の力を借りましょう。
ゆっくり深く呼吸に集中します。
気持ちが静まり、冷静に怒りの原因と
向き合えるようになります。
この時点で、自律神経も整います。
「怒り」の感情自体の処理について、
あとは、伝え方さえ覚えれば大丈夫!
◆ポイントは「小出し」にすること
怒りの感情を我慢して、イライラ・ストレスを溜めていると
ちょっとした拍子に爆発してしまうことがあります。
限界を超えた時、目の前の怒りと同時に、
過去の怒りが次々と出てしまいます。
ココロもカラダも過去の怒りを忘れていません。
この状態が長いと良くないことは想像がつきますよね。
そのためにも、「溜め込まず小出しにする」のが、
重要なポイントになります。
感情的に伝えるのではなく「怒りの気持ち」を伝える。
そのためにも「呼吸」を意識して、
先ずは自分を落ち着かせて、
相手に合わせて伝え方を変えることが大切になります。
→つづく
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