高温多湿のこの時期は、脾に負担がかかることで、
食欲不振や胃痛、下痢、口内炎、四肢のだるさや痛み、
関節痛などの不調が出やすくなります。
逆に言えば、この時期にきちんと
脾胃を労わってあげることは、
こうした不調の予防だけではなく、
一年中元気に過ごすことにもつながります。
◆脾胃を元気に保つ3つのポイント◆
1)よく噛んで食べる!
ただでさえ、胃脾に負担がかかる季節なので、
余分な負担をかけないように心がけましょう。
ポイントの1つ目は「よく噛んで食べること」。
よく噛むことで唾液がたくさん出るので、
脳から消化器への合図が伝わりやすくなって、
消化吸収が良くなります。
また、満腹中枢が刺激され、
過食を防ぐこともできるので、
ダイエット効果も期待できますよ!
2)体も除湿する!
梅雨時期から、
私たちの体の中も湿気やすくなります。
体が湿気ってくると熱を持つことがあるのですが、
これを「湿熱」と言います。
この湿熱が、四肢のだるさや関節痛、
神経痛を悪化させる原因にもなります。
そこで、2つ目のポイントは「体内の
余分な水分を排出して除湿すること」。
方法としては、適度に汗をかくことの他に、
利尿作用のある豆類(豆腐や納豆でもOK)もおすすめ。
また、食物繊維を多く含む
ゴボウや切干大根などで、
腸の調子を整えることも大切です。
3)活性酸素から細胞を守る!
紫外線から体を守るため、
この時期「活性酸素」が大量発生します。
必要な活動なのですが、過剰に発生すると
脳を含む正常な細胞まで傷つけてしまいます。
そこで、3つ目のポイントは
「抗酸化作用のある食材を取り入れ細胞を守ること」です。
青魚やアマニ油、えごま油など、
オメガ3脂肪酸を多く含む食材が最適。
もっと手軽に取り入れるなら、クルミを!
ポリフェノールも豊富で、
抗酸化作用はトップクラスです。
湿気で錆びやすい腸内環境の改善に効果がある上に、
アンチエイジング効果も期待できます!
(その3へ続く!)
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