【 家庭用EMS と 業務用EMS の違いについて 】
EMSと聞くと、「同じ物」と思われる方が多いですが、市販されている家庭用EMSから業務用のEMSまで、さまざまな種類のEMSがあります。
整骨院やエステのメニューでも人気のEMSですが、業務用のEMSにはどのような効果があるのでしょうか。
今回は、業務用EMSの効果や、家庭用EMSと業務用EMSの違いについてご紹介します!
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【 EMSとは 】
まず前回にも取り上げましたが、EMSの効果について再確認しておきます。
★筋力トレーニングのような効果が期待できる機器の総称
★出力や周波数、その他の刺激条件を変化させられる
★使用する人にとって適切な条件で使用することができるトレーニングマシン
★自力でのトレーニングでは鍛えることが難しいインナーマッスルにアプローチできる
筋肉には電気(電流)が流れると縮み、電気が流れないときに緩む性質があります。
この性質を利用して、電気によって筋肉を刺激して動かし、筋力トレーニングのような効果が期待できる機器の総称のことを「EMS」と指します。
具体的には、Electrical(電気的)Muscle(筋肉)Stimulation(刺激)の頭文字をとった言葉です。
EMSにおける電気刺激は、出力や周波数、その他の刺激条件を変化させられるため、使用する人にとって適切な条件で使用することができ、高い効果が得られます。
また、アウターマッスルだけでなく、自力でのトレーニングでは鍛えることが難しいインナーマッスルにもアプローチできるのが特徴です。
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【 市販EMSと業務用EMSの違い 】
①皮膚抵抗
②通電の深さ
③筋収縮
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①皮膚抵抗
TVの通販番組やCM、ECサイトで目にする物の多くは、周波数の値が低い「低周波」のEMSです。
低周波のEMSの場合、ピリピリとした痛みが出やすいです。
これは、身体に電気が通る時に、皮膚が抵抗を強く受けてしまうためです。
業務用のEMSは、周波数の値が高くなっている「中周波」や「高周波」のEMSが多いです。
「中週波」「高周波」のEMSの場合、ピリピリとした痛みが出にくくなります。
これは、身体に電気が通る時に、皮膚の抵抗が弱くなっていくためです。
【皮膚抵抗の強さ】
低周波>>>中周波>>>高周波
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②通電の深さ
周波数の値によって、人体への通電の深さも変わります。
低周波→数mm
中周波→約3㎝
高周波→約15㎝
表層の筋肉(アウターマッスル)を刺激するには、市販のEMSで使用されている低周波でも十分ですが、深層に隠れている筋肉(インナーマッスル)に刺激は届きません。
したがって、身体中の全てのインナーマッスルに対して刺激を届けるには、高周波のEMSが適しています。
※中周波も、場所によってはインナーマッスルまで届きます。
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③筋収縮
市販のEMSは、筋収縮運動が一定の動きになるものが多いです。
同じ動きを長時間・高頻度・高強度で行うと、筋肉が硬くなってしまい、収縮しきった時の形を筋肉が覚えてしまいます。(例:悪い姿勢でずっといると、肩コリになるのと同じ状態)
一方、業務用のEMSは、筋収縮運動は一定ではないものが多いです。
筋肉をランダムに動かすので、筋肉が硬くなるということがありません。
ランダムに筋収縮を起こすEMSを使用すると、血流も良くなり筋肉の柔軟性も向上させてくれます。
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