「なんか足裏、土踏まずあたりがゴリゴリするな……なんだこれ?」
このように日常生活を送っていて、歩いていて、何となく足裏に違和感を覚えたら、あなたはどう思いますか?歩きすぎ?買ったばかりの靴が足に合っていない?ちょっと体重が増えたから?
実はその違和感、足裏が出している体調不良のサインかもしれません。
足裏には多くの足つぼがあり、土踏まずにもあります。そのつぼは胃、十二指腸、膵臓、腎臓と対応しているといわれており、つぼ押しでその内臓の状態を改善することが期待できます。
そしてつぼに違和感があることは、すなわちその対応する内臓が弱っている可能性があるのです。
ここでは、土踏まずの足つぼについて説明します。効果、位置の画像、誰でも簡単にできるつぼ押しの方法、注意点などをご紹介します。
本記事を読めば、土踏まずの違和感について冷静に対処でき、すみやかに何らかの改善を行うことができるようになるでしょう。
足つぼに関する疑問をまとめて解消したい方には、下記の記事がおすすめです。
関連記事- 本稿の足つぼについて
- ここでいう足つぼは、リフレなどとも呼ばれるリフレクソロジーの「反射区」のことです(中国医学の「経穴」のことではありません)。リフレクソロジーは足つぼ(=反射区)を刺激し、ストレス軽減・リラックス効果などが期待できる施術方法です。
1.【効果】土踏まずの足つぼを押して胃腸などの活性化に期待!
足つぼは、まんべんなく刺激する(押す)ことで、そのツボに対応した臓器や器官に働きかけ、自然治癒力を引き出し、体の機能の改善が期待できます。つまり土踏まずにいくつかある足つぼと対応する内臓、具体的には「胃」「十二指腸」「膵臓」「腎臓」「膀胱」へアプローチすることが期待できるのです。例えばつぼ押しを行うことで、下記のような状態の改善が期待できます。
なんとなく食欲がない(「胃」「十二指腸」の不調)
前日飲みすぎて吐き気がある、体調が悪い(「胃」「膵臓」の不調)
肌荒れがひどい(「十二指腸」の不調)
下痢(「胃」「十二指腸」の不調)
便秘(「十二指腸」の不調)
尿の色が濃い(「腎臓」「膀胱」の不調)
土踏まずの足つぼを押すことで、このような状態への効果が期待できます。さてそもそも土踏まずってどこだかおわかりでしょうか?多くの方は「何となく」しかわからないかもしれません。そこで2章では、画像付きで土踏まずと土踏まずのつぼの場所をご説明します。
その他にも足裏には臓器と対応した足つぼがあります。それについて詳しくは下記の記事をお読みください。
関連記事2.【位置】土踏まずの足つぼの場所を画像で紹介
土踏まずは読んで字のごとく、裸足になって地面に立った時に土がつかない、足裏のくぼんだ部分です。アーチ状になっており、歩いたり着地した時に衝撃を吸収したり、バランスをとる役割があります。
画像は足の裏を下から見た図です。赤い円で囲った部分が大体の場所になります。そこでこの画像をみていただくと土踏まずには胃、十二指腸、膵臓、腎臓の足つぼがあることがわかるでしょう。ちなみにこちらは「足裏反射区図」。「フットチャート」とも呼ばれている図です。
3.【方法】土踏まずの足つぼを刺激する3つの方法
足つぼを刺激するにはセルフケアとプロの手を借りるやり方があります。
3-1.【セルフケア】指で押す
親指の腹を使って、息をゆっくり吐きながら、足の裏のつぼを押しましょう。強さは、ちょっと痛いけど気持ちいい「痛気持ちいい」くらいが理想です。押した時にコリコリしている、かたいと感じるなら、ある程度ほぐれるまで続けましょう。
[ Point ]
- 土踏まずのどこに違和感があるのかを本記事の図で確認する。
- 1回3~5秒を目安に気になる足つぼを押す。
- 時間は長くても合計30分以内にとどめる。
- 土踏まず全体を刺激してもよい。はじめと終わりは腎臓の足つぼを押すとさらに効果が期待できる。
- 入浴後、体が温まっている時に行うのがより理想的。
- 足裏のすべりを良くするため、ボディクリームなどを用いるのもおすすめ。
3-2.【セルフケア】道具を使う
親指の腹で押すのは基本ですが、道具を使うと、より楽に、より少ない力で足つぼマッサージができます。市販のマッサージ棒などを用いると、ピンポイントでつぼを刺激しやすく、より高い効果が期待できます。
[ Point ]
- 木製のつぼ押しマッサージ棒や、つぼ押しグッズを活用するのもおすすめ。
- ボールペンのペン先(芯を引っ込めた状態)で押すのも定番。
- 1回3~5秒を目安に気になる足つぼを押す。
- 時間は長くても合計30分以内にとどめる。
- 土踏まず全体を刺激してもよい。はじめと終わりは腎臓の足つぼを押すとさらに効果が期待できる。
- 入浴後、体が温まっている時に行うのがより理想的。
- ゴルフボールをストッキングなどに入れて転がりにくいようにし、その上に足裏をのせて、つぼを刺激する方法もあります。
3-3.【プロの施術】足つぼマッサージ・リフレクソロジーサロンへ行く
色々と説明しましたが、自分でやるのはちょっと面倒だなという方はプロの手を借りるのがおすすめです。自分で力をこめているとどこに違和感があるのか、痛いのかがわからないこともあります。また自分では症状や病気を自己判断するのも難しいかもしれません。ここではいわゆる足つぼマッサージと言われている(リフレ、リフレクソロジー)サロンでの施術について説明します。やり方は「英国式」「台湾式」など起源となった国によって違いがあります。お好みのサロン、施術方法を選んでみてくださいね。
[ Point ]
英国式:指の腹を使い足つぼを撫でるようにソフトな刺激をあたえる
台湾式:指の腹や関節を使って、足つぼを強く押す
タイ式:ソフトな英国式と強い刺激をあたえる台湾式の中間的な圧をあたえる
4.【注意点】土踏まずの違和感と痛みの原因には色々あります
足つぼが痛む最も大きな原因は「足つぼと対応する臓器・器官の不調」。ただ足つぼが痛むのは臓器・器官の不調だけが理由ではありません。そもそも足裏が痛いのか、ツボが痛いのかはっきりしないことも。
サロンに行かずにセルフケアをする方は、こちらをお読みいただいた上で、自己判断はせずに、もよりの外科などの医療機関を受診してください。
4-1.足裏の筋肉が疲労している
足裏の筋肉が疲れていると、刺激した時に激痛を伴う場合があります。足つぼが多くある足の裏。ここはそもそも1日中立って歩いて、自分の体重と地面の間で押され続けています。
足つぼを軽く押したつもりが痛む場合には、筋肉疲労で炎症を起こしている可能性があります。この場合には自分でほぐし、寝て起きると治っていることもあります。
4-2. 老廃物がたまっている
足裏は老廃物がたまりやすくコリやすい場所というのが3つめの理由です。足裏は前述の通り常に体重を受けて、地面との間で押され続けています。
つまり筋肉が固くなった状態で、これが続けばれば血管が圧迫されていることになります。すると血管内には流れにくくなった老廃物がたまり、固まってコリになり、刺激で痛むようになります。お風呂の中や寝る前に、やさしくもみほぐすようにするのがおすすめです。
4-3.けが
一見外傷がなくても足裏がけがをしていることがあります。足の裏には、かかとの骨から足の指の付け根をつなぐ線維が、扇状の膜のように広がっています。これが足底腱膜です。足裏に過度な負担がかかると、腱膜に炎症や目に見えない傷が生じると考えられます。そんな状態で足裏を刺激すれば、足つぼが痛いのか、けがで痛いのかわからなくなります。
アスファルト舗装をされた硬い道をマラソンやジョギングしているとこの病気になりやすいそうです。スポーツをほとんどしない中高年の方にも、比較的多く生じるといわれています。
その他にも足裏が痛む理由は下記の記事に詳しくまとめてあります。よろしければご覧ください。
関連記事5.まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は以下の内容を解説させていただきました。
- 足つぼ(=反射区)を刺激することで対応する器官の改善を促すことが期待できる
- 土踏まずの足つぼは胃、十二指腸、膵臓、腎臓に対応している
- 胃、十二指腸、膵臓、腎臓の不調により土踏まずに違和感や痛みが出ることがある
- 誰でも簡単にできる土踏まずの足つぼを刺激する方法
- 土踏まずの違和感や痛みは、ツボと関連がないこともある
土踏まずが気になったら、この記事を読んで、冷静に対処し、すみやかに何らかのケアを行ってみてくださいね。
足つぼマッサージは自分でもできますが、熟練のプロの施術はやはり違います。痛気持ちよさの後のリラックス&リフレッシュ体験は、セルフマッサージではけして味わえない感覚でしょう。 そもそも全身マッサージに比べると、比較的短時間で料金も安く、気軽に施術を受けられるのが足つぼマッサージの魅力です。ぜひ足つぼマッサージにトライしてみてください。 マッサージ・リラクゼーションサロンの検索・予約サイト『EPARKリラク&エステ』なら、足つぼマッサージが受けられるサロンの検索ができます。また施術が割引になるキャンペーンや、新規のお客さま限定のお得なクーポンも利用できます。 |
以下の記事もおすすめです。興味があればぜひ読んでみてください。
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