脚の側面の痛みは足つぼマッサージで解決!原因、効果、注意点を解説

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「なんか足の側面が痛むな……なんだこれ?」

このように何となく足の側面が痛んだらあなたはどう思いますか?実はその違和感、足の側面にあるツボが出している体調不良のサインかもしれません。

ツボは体の部位と対応しているといわれており、そしてそのツボに違和感があることはすなわち、その対応する部位が弱っている可能性があるのです。

ここでは、足の側面が痛む、違和感がある場合の原因を足つぼをメインに解説します。

そして足つぼの期待できる効果、足つぼの位置を画像や動画を用いてご紹介します。さらに誰でも簡単にできるセルフ足つぼマッサージ(つぼ押し)方法、注意点なども分かります。

体の側面にある足つぼをざっと紹介すると爪先からくるぶしの間には肩、膝、腰部、仙骨、さらに膀胱や子宮に対応した足つぼがあります。

また症状・状態に対応する足つぼとして、首のこりにおすめな「崑崙」。消化器、肝臓、腎臓などの働きを助けるとされる「三陰交」。万能養生のツボとされる「足三里」などもあります。

本記事を読めば、足の側面の違和感に何らかの対処をすみやかに行うことができるようになるでしょう。

足つぼに関する情報をまとめて解消したい方には、下記の記事がおすすめです。

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1.側面にある足つぼ

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側面にある足つぼの位置と効果を「反射区」と「経穴」に分けて解説します。

この2つは「足つぼ」とひとくくりにされますが、考え方が異なるものだからです。ここでは主な足つぼを厳選してご紹介します。

1-1.肩、腕、内臓に対応した足つぼ(反射区)

リフレクソロジー、足裏リフレ、リラクゼーションサロンで「足つぼ」というと、多くはこの反射区のことです。

反射区は特定の臓器・器官に対応しているとされています。画像をみていただきながら下記の解説をお読みになってください。

・足の内側側面の足つぼ(反射区)

土踏まずの踵側には仙骨(鼻骨)と膀胱の足つぼがあります。

足の側面にある仙骨と膀胱のツボ

・足の外側側面の足つぼ(反射区)

かかとの横には膝に対応した足つぼがあります。足の小指のすぐ横には肩と対応した足つぼがあります。

足の側面にある膝と肩のツボ

1-2.症状や状態を改善する足つぼ(経穴)

中国医学を元に、鍼灸で取り入れられているツボのことを経穴と言います。経穴は症状や状態が改善するとされています。

経穴は主に鍼灸院で施術されますが、自分で押しても効果が期待できます。ここでは主な足の経穴、すなわち足つぼをご紹介します。

・足の内側側面の足つぼ(経穴)

三陰交
内くるぶしの上部にある三陰交は、消化器、肝臓、腎臓などの働きを助ける。また生理痛の緩和、月経の促進、不妊症の改善、更年期障害の症状の緩和など女性特有の症状に欠かせないとされています。 

太渓 (たいけい)
内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみにあります。崑崙(こんろん)のちょうど反対側になります。冷えやむくみ対策に効果的とされ、月経時の違和感や痛みにもおすすめの足つぼです。

・足の外側側面の足つぼ(経穴)

崑崙(こんろん)
外くるぶしのすぐ後ろのくぼみにあるのが崑崙。太渓のちょうど反対側になります。

全身の血行をよくして緊張をやわらげ、首こりに効果的とされています。

足三里(あしさんり)
ひざのお皿のすぐ下あたりにあるのが足三里です。最も有名な足つぼのひとつで万能養生のツボと言われています。

松尾芭蕉が奥の細道の旅に出るときに『三里に灸して』と詠んだことでも知られています。

病気予防、体力増強以外にも足のつかれ、むくみ、胃腸の症状、膝の痛みにも。生理周期を整える、生理痛の緩和、疲労回復、胃腸の働きを助けるとされる経穴です。

2.足の側面が痛い原因

かかとの足つぼイメージ

体の側面にある足つぼについて、いくつか効果や位置を最初に説明しました。ただ全ての足つぼをご紹介したわけではなく、さらに痛い場所が足つぼであるかどうか判断が出来ないこともあるかもしれません。

そこでこの章では、脚の側面が痛い場合に考えられる原因を解説します。足つぼ以外の原因もご紹介します。

2-1.足は人体で最も老廃物がたまりやすいから

脚部は老廃物がたまりやすく凝りやすい場所です。脚部でも特に足は常に体重がかかり、地面との間で押され続けています。

つまり筋肉が固くなった状態で、これが続けば血管が圧迫されていることになるでしょう。

すると血管内には流れにくくなった老廃物がたまり、固まってコリになり、刺激で痛むようになることもあるのです。

足の形に合わない靴なども影響する場合もあります。お風呂の中や寝る前に、つぼ押しではなく、やさしくもみほぐすようにするのがおすすめです。これにより改善しない場合には、すみやかに整形外科などの医療機関を受診してください。

2-2.けがをしているから

一見外傷がなくても足裏がけがをしていることがあります。

打ち身の記憶がなく、腫れも小さくあまり内出血をしていないようだと気づかないこともあります。

また足の裏には、かかとの骨から足の指の付け根をつなぐ線維、足底腱膜が扇状の膜のように広がっています。

足裏に過度な負担がかかると、腱膜に炎症・目に見えない傷が生じることがあり、足底腱膜炎と呼ばれます。

アスファルト舗装をされた硬い道をジョギングなどで走っていると、この状態になりやすいそうです。

ただスポーツをほとんどしない中高年の方にも、比較的多く生じると言われています。

セルフマッサージや足つぼなどで改善しない場合には、すみやかに整形外科などの医療機関を受診してください。

2-3.足つぼには身体の部分の悪さが現れるから

改めて説明しますが、臓器や器官、体の状態が不調の場合、その部位、症状と関係する足つぼに違和感が現れるとされています。押して痛いところがある場合、体のどこかの状態が悪い可能性があるということです。

足の側面が痛む、違和感がある場合は、〔1-1〕の画像で器官の不調を疑い、つぼ押しをしてみましょう。

なお足つぼマッサージ、つぼ押しを行うことで痛みが増す場合もあります。基本的にサロンなどでプロが足つぼを押して痛むことは、それほど問題ではありません。(もちろん痛みについては施術者と気軽に確認、もしくは相談できます)

痛気持ちよさを超えてている状態だったり、施術者もそれほど強く押してないのに激しく痛んだりするようであれば、〔2-1〕〔2-2〕で書いたように、足つぼとは関係なく痛む原因があるかもしれません。施術者に相談、施術を中止し医療機関を受診してください。

3.側面にある足つぼのマッサージ方法

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2章で足つぼが効果的だと考えたら、実践してみましょう。セルフ足つぼマッサージを解説します。

3-1.足つぼマッサージは力強めで痛気持ちよく

足つぼマッサージでこめる力はやや強めです。指の腹を使って強めに痛気持ちいい感覚で押してみましょう。位置によって力が入れにくい場合には、道具を使うのも手です。

3-2.足つぼマッサージの頻度は1日1回、3分以内で

ひとつの足つぼを押す頻度は1日1回でいいです。その時間は押しもみを3分程度行いましょう。また数秒間ぐっと押して放す、これを10セット程度行うやり方もあります。こちらも同じく3分以内で行うよう意識しましょう。入浴後に肌や筋肉がやわらかくなっているタイミングがおすすめです。

なお皮膚の分厚さや硬さは個人差があります。サロンの施術者なら触っただけでわかる強度や回数の感覚は素人では難しいかもしれません。そのため初心者は「強さ」ではなく、「回数」で調整してみるのがいいでしょう。

3-3.足つぼマッサージを効果的に行うコツは道具。

親指の腹で押すのは基本ですが、道具を使うと、より楽に、より少ない力で足つぼマッサージができます。おすすめの道具は以下の通りです。

  • すべりを良くするボディクリームやオイル
  • ツボ押し専用のマッサージ棒
  • 踏んで刺激するグッズ
  • ボールペンのペン先(芯を引っ込めた状態)
  • 体をのせてツボを刺激するゴルフボール(ストッキングなどに入れて転がりにくくする)

※道具を使用する場合には力加減に注意しましょう

4.足つぼマッサージの守るべきルール

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4-1. 足つぼマッサージは食後60分以上空けてから

食後すぐは、足つぼマッサージをしないようにしましょう。食後すぐは食べたものを消化するため、消化器に血液が集まっています。足つぼマッサージをすると血行が良くなり、そのことで消化器官系の血液量が減り、消化が妨げられてしまうためです。消化器官の働きを助けるため、食後60分は足つぼマッサージを控えてください。

4-2.妊娠の可能性がある場合は医師の許可を得る

妊娠中は、足つぼマッサージをしないようにしてください。足裏には生殖器のつぼもあり、そこを押すことで、体調が悪化する場合があるからです。妊娠中は体の機能や体調などが変わりがちです。妊娠中の足つぼマッサージは控えましょう。

4-3.前後の飲酒は避ける

お酒を飲んだあとは、足つぼマッサージをしないようにしましょう。マッサージをすることで血行が良くなり、その影響でさらに酔いがまわってしまう可能性があるからです。

4-4.足をケガしているときは足つぼマッサージしない

当然ですが、足のケガをしているときは、足つぼマッサージをしないようにしましょう。足をケガしているときは患部やその周辺に刺激をあたえたり、血行が良くなったり、患部そのものを刺激してしまったりすることで痛みが増すこともあるからです。

4-5.発熱時、明確に病気の時は足つぼマッサージしない

熱がある、明確に病気の症状がある時には行わないようにしましょう。病気の療養は安静にする必要があるからです。足つぼへの刺激によって血圧が下がり、体がだるくなることも考えられます。

6.まとめ

足の側面の痛みや違和感、それと足つぼの関連性や効果について解説しました。

気になったらご自分でやってみるもよし、サロンを訪れてみるもよし。足つぼマッサージをぜひ体験してみてください。

この記事があなたの足つぼへの興味を深め、あなたがより健康な毎日を送るのに役立てば幸いです。

足つぼマッサージは自分でもできますが、熟練のプロの施術はやはり違います。痛気持ちよさの後のリラックス&リフレッシュ体験は、セルフマッサージではけして味わえない感覚でしょう。

そもそも全身マッサージに比べると、比較的短時間で料金も安く、気軽に施術を受けられるのが足つぼマッサージの魅力です。ぜひ足つぼマッサージにトライしてみてください。

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