指圧ってどんな効果があるのかな?
あなたはこんな疑問をお持ちじゃないでしょうか?指圧で今の体の辛さが解消できたらうれしいですよね。
指圧は体のこりや痛みに効果的です。さらにむくみや冷え性、ストレスによる体の不調の改善も期待できます。
この記事は、そんな指圧の効果について詳しく解説。指圧の仕組みや種類、適応症、料金相場までご説明します。
ぜひ最後まで読んで指圧を深く理解して、施術を受けてみてくださいね。
1.指圧とその効果
指圧について、定義、効果とその仕組みを解説します。
1-1.指圧は母指・手掌での施術
日本発祥の手技療法が指圧です。読んで字のごとく、指と掌で指圧点(ツボ)を垂直かつ持続的に押圧する施術のことです。
正確な定義としては国家資格であるあん摩マッサージ指圧師による施術のことです。ただ一般的な理解では、リラクゼーションサロンでの手技も含まれています。
また厚生労働省(発表当時は厚生省)が定義したところでは以下のようになります。
指圧の定義
『指圧法とは、徒手で母指、手掌等を用い体表の一定部位を押圧して生体の変調を矯正し、健康の維持増進をはかり、または特定の疾病治癒に寄与する施術である。』~昭和32年12月厚生省 (現厚生労働省)医務局医事課発行『指圧の理論と実技』より
出典:カナダ指圧カレッジ
1-2. 指圧による効果と適応症
指圧により期待できる主な効果、適応症です。筋肉をほぐし、血流を改善・促進することで、神経系の症状にも働きかけます。以下のお悩みで困っている方は、治療院、サロンで、施術を受けてみてはいかがでしょうか。
・肩こり、首のこり、頭痛
・腰痛
・関節痛
・手足の疲れ、しびれ
・むくみ
・冷え性
・生理痛
・不眠症
・ストレスによる体の不調
・リラックス効果
1-3.指圧の効果、その仕組み
指圧は体の指圧点に持続的な垂直圧を与える施術です。指圧による刺激が筋肉をほぐし、コリ、うっ血などを解消します。
また可動域が広がるので柔軟性が改善します。さらに血流などの体液循環も促進するため、むくみの解消はもとより、内分泌や自律神経系の調節にも効果が期待できます。
自律神経の緊張状態が緩和されれば、副交感神経が優位になり、自律神経失調によるさまざまな症状を改善。そして自然治癒力の働きも促進します。
指圧の仕組みは、体の一点から全身に働きかけ、改善することです。
2.指圧の種類
指圧は施術を受ける場所によって3種類にわけられます。
2-1.あん摩マッサージ指圧師による施術
指圧はマッサージと同様に、一般的な手技の呼称ですが、本来は国家資格であるあん摩マッサージ指圧師による手技のことです。(あるいは医師)。治療院で継続的に施術を受けることができ、条件によっては健康保険の対象となります。
2-2.指圧専門治療院での療法
指圧を療法として体系づけ、世界に広めたのが浪越徳治郎氏。彼が創設した専門治療院で受ける指圧療法です。施術者は全てあん摩マッサージ指圧師免許を取得しています。
2-3.リラクゼーションサロンで行われる手技
施術者があん摩マッサージ指圧師でないリラクゼーションでの手技も、一般的には指圧と認識されています。症状の治療ではなく、あくまで心身のリラックス感を得ることが目的です。60分などの長時間、ゆったり体を癒してもらいたい方におすすめです。
3.指圧の施術料金相場
指圧の施術料金を紹介します。
3-1. 60分5,000円~6,000円
自費での指圧治療、そしてリラクゼーションサロンでの施術の料金相場です。30分以下でこの半額くらいから施術が受けられるサロンもあります。
3-2. 20分500円~1,000円
あん摩マッサージ指圧師のいる治療院で、健康保険が適用された場合の料金相場です。保険適用にはあん摩マッサージ指圧師の施術について医師が同意していることが必要です。自費で料金を払うと10分単位で施術時間を追加できる治療院もあります。
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関連記事4.指圧の注意点
安全に指圧を受けるために、そして指圧を効果的にするために注意すべき点があります。
4-1.あん摩マッサージ指圧師に施術を受ける
治療として指圧を受けたいのであれば、あん摩マッサージ指圧師免許を持った施術者がいる治療院を選びましょう。
リラクゼーションサロンの中にも「状態を改善する」とうたっているところもありますが、無資格者による「治療」はできません。基本的にはスタッフのキャリア、免許の有無をホームページなどで前もって確認しましょう。
指圧は、国家資格保持者のみが業とすることができると定められている手技療法です。
国家資格なしに [整体][リフレ][カイロ] 等を行なっている業者は、指圧は行えません。
出典:浪越指圧センター
4-2.病気の場合は指圧を受けない
発熱している場合、化膿症、出血性疾患などの明らかな疾患にかかっている場合、指圧を受けることは避けましょう。なぜなら指圧により血流が促進し、熱が高まり痛みなどが増すことがあるからです。骨折している場合も指圧は避けましょう。
4-3.指圧後は飲酒を控える
指圧後の飲酒はやめましょう。指圧を受けた後は血流が促進された状態だからです。「体内にアルコール分がめぐる状態」と「指圧で血行が良くなる状態」が合わさると、通常の飲酒時よりも酔いが早くまわり、悪酔いしやすい状態になり危険です。
4-4.生理中に指圧を受ける時
指圧には生理痛を緩和する効果があります。ただ経血量が多い生理期間の2日目3日目は、指圧は避けた方が無難です。出血量が想像以上に増える可能性があるからです。また生理中は肌荒れがおきやすい状態になっていることも留意して、施術を受けるかどうか決めましょう。
5.まとめ
指圧について、その効果をはじめ、定義、種類、仕組み、料金相場、注意点を解説しました。
自分の悩みに適しているようであれば、体調を改善するために一度ぜひ指圧を受けてみてくださいね。
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