整体後に痛い4つの理由と、様子をみていい痛みと危険な痛みの見分け方

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「整体に行ってみたい。でも、ボキボキ痛そうでコワイ」
「昨日整体に行ったら、痛みが増した気がするんだけど大丈夫?」

あなたは今、そんなことが気になっていませんか?ハードワークが続いて体がカチカチ。整体に行ったらスッキリしそうだけど痛そうで心配。もし、整体が安全で痛みもなく、疲れやこりをほぐすのに有効であれば、安心して利用できていいですよね。

そんなあなたに朗報です!整体は体の歪みをとってコリをほぐす、安全な健康増進方法のひとつです。正しいサロンを選べば、イタ気持ちイイことはあっても、不快な痛みはありません。この記事を読めばそのことがよくわかります。

確かに以前は、「整体といえばボキボキ」というイメージがありました。しかし、研究により「ボキボキの音と効果は関係ない」ことがわかり、最近はソフトな整体が増えてきています。 また整体後の痛みも“好転反応”であることが多く、日に日にスッキリしてくるものです。

でも、たまに「整体で悪化した」という話もあって心配ですよね?そこで!今回は、

  • 整体の痛みの見分け方
  • 良いサロンの選び方
  • 整骨院やカイロプラクティックとの違い

……などを、しっかりご説明します。この記事が整体について深く理解できる助けになり、日頃の健康維持のお役に立てば幸いです。

1.整体は「痛くない」のが基本

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1-1.整体は体の歪みをとって自然治癒力を上げるヘルスケア

そもそも整体は「痛くない」のが基本です。なぜなら整体は骨格の歪みをとって血液やリンパの流れを良くし、自然治癒力を上げて不調を改善していくという民間に伝わるヘルスケアのひとつ。リラクゼーションと同じように「癒し」や「予防」「病気未満のなんとなくの不調の改善」に役立てるものだからです。

特別な資格を必要とせず、法的に「医療」ではないので、患部に手技を施すことはできず、ましてや「施術中に痛い」ことがあってはいけません。(国家資格である柔道整復師の資格をとって「○○整体」という名前でサロンを構える場合もあります。その場合は打撲と捻挫と肉ばなれ、医師の同意書があれば骨折と脱臼について施術が行えます。詳しくは「4.良い整体院の選び方」でご説明します。

「イタ気持ちイイ」場合はもちろん良いのですが、整体中の強い痛みや不快な痛みはガマンせずにその場で言って、すぐに中止してもらってください。痛みの感受性は人それぞれなので、施術者も教えてもらった方がありがたいのです。

また、知識があるスタッフが働く店舗がほとんどですが、中には素人が簡単な研修を受けてアルバイトで行っているような店舗もあるので、不快な痛みは絶対にガマンしないでください。詳しくは「4.良い整体院の選び方」でご説明します。

 

1-2.整体前に痛いところがあれば、まず病院へ行く

体に痛いところがあれば、整体に行く前にまず病院に行き医師の診断を受け、病気やけがなどが原因ではない不調であることがわかってから整体やマッサージに通うのがオススメです。

なぜなら前述のとおり整体は法的な資格がなく、医療行為は行えないからです。また、痛みの中には重大な内臓疾患が含まれることもあります。(詳しくは「2-3.「内臓疾患」が原因で起こる痛み」でご説明します。

体に強い痛みや心配な痛みがあれば、迷わず医療機関に行きましょう。そして病院で病気やけがはなく「未病の不調」だとわかったら、整体を利用して健康増進に役立ててください。

2.整体後に痛い4つの理由

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整体の施術後に痛みが出ることもあります。その場合は主に「好転反応」「もみ返し」「内臓疾患」「けが」の4つの理由が考えられます。

「好転反応」と「もみ返し」は心配いらないケースがほとんどですが、「内臓疾患」と「けが」は早く病院に行かねばなりません。それぞれ詳しく説明していきましょう。

 

2-1.体が良い方向に向かうときに起こる「好転反応」の痛み

整体によって体の歪みがとれて血流が良くなると、細胞が活発に動き始めます。その結果、体が溜まっていた老廃物を排泄しようとしたり、細菌と戦い始めたりするので、倦怠感や頭痛、発熱など、様々な不快症状が出ることがあります。また、鈍くなっていた感覚が施術によって甦るため、症状が以前より悪化したように感じることもあります。これを一般的に「好転反応」と呼びます

このようなときは、体を温め、充分な睡眠と水分と栄養バランスの良い食事をとっていれば、数日で山を越え、日に日に楽になってくることがほとんどです。(不調が長かった場合は、好転反応も長めになることがあります。)

不調の出方は様々ですが、最終的には「整体をやる前よりスッキリ良くなった!」というのが好転反応です。

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2-2.筋繊維が傷ついたときに起こる「もみ返し」の痛み

整体やマッサージを受けた翌日、施術を受けたところに筋肉痛のような痛みやだるさがある場合は「もみ返し」である可能性が高いでしょう。もみ返しの場合も、数日で痛みが引いてくることがほとんどです。

もみ返しは「強い施術で筋組織が傷ついたために起こる」とか「症状が重く、体の深部にまだこりが残っているから起こる」など説がいくつかあります。また、「もみ返しは下手なスタッフがやるからだ」という人がいますが、そうとも言い切れません。筋組織が刺激を受けたことで、悪い箇所を良くしようと細胞が修復作用に動きだし、結果的に以前より強い体になるという作用も考えられるからです。

しかし、もみ返しが心配な場合は施術を受ける前に「もみ返しが起きないように弱めにお願いします」と伝えると良いでしょう。

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2-3.「内臓疾患」が原因で起こる痛み

心筋梗塞や狭心症、結石、膵炎などの内臓疾患から肩や背中、腰、ふくらはぎなどにこりのような痛みが出る場合があります。このように病気になっている内臓と離れたところに体の痛みが出ることを「関連痛」「放散痛」と言います。

この場合は病気によっては時間の遅れが命に関わることもあるので、早く病院に行かねばなりません。痛みの見分け方は、「3.様子をみていい痛みと危険な痛みの見分け方と対処法」でご説明します。

 

2-4.「けが」が原因で起こる痛み

整体を受ける前から捻挫などのけがをしていた場合、整体や整体院のマッサージを受けても改善しない、あるいは悪化することがあります。また、知識のないスタッフが不適切な施術を行い、けがに至る場合もあります。この場合も早く病院に行かねばなりません。痛みの見分け方は、次の「3.様子をみていい痛みと危険な痛みの見分け方と対処法」でご説明します。

 

3.様子を見ていい痛みと危険な痛みの見分け方と対処法

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整体した後の痛みが心配ないものか、危険なものなのかの見分け方の大きなポイントは、「数日で痛みが消えて来るか」「動かして痛いか、動かさなくても痛いか」です。しかし、これがすべてではありませんので、気になる痛みがある場合は早めに医師の診断を受けてください。

 

3-1.2〜3日しても痛みが消えない場合

整体後の痛みがそれほど強いものではなく、日に日に和らぎ、数日で消えてくるものであればまず心配ないでしょう。「好転反応」や「もみ返し」である可能性が高いといえます。

「好転反応」の場合、「昨日は右が痛かったが、今日は左が痛い」など症状が揺れることがあります。それでもだんだん痛みは薄れてきます。2〜3日過ぎても「痛みが引かない」「だんだん痛みが強くなる」場合は、早めに医師の診断を受けてください

 

3-2.動かすと痛い場合

体を動かしたときに痛みがある場合は、まずは医師の診断を受けてください。こりの場合もありますが、関節の不具合やけがの場合もあるからです。深刻な症状ではないと医師に診断され、また整体を続けたい場合は、医師の診断に従って継続してください。

 

3-3.動かさなくても痛い場合

体を動かさなくても痛みがある場合は、早めに医師の診断を受けてください。内臓疾患に関わる場合があるからです。中には心筋梗塞や狭心症など重篤なものに関わる場合もあります。

例えば、心臓に問題がある場合、肩や背中の痛み、歯やあごの痛みが出ることがあります。大動脈解離や膵炎、尿管結石などで背中や腰に痛みが出ることもあります。判断が一般には難しいので、病院で診断を仰ぎましょう。

4.良い整体院の選び方

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整体は「すごく良かった!」というサロンと「そうでもなかった」というサロン差は大きいものです。なぜなら法的な縛りが今のところはないからです。

日本の整体は柔道整復師の技術と中国の鍼灸や指圧などの技術、アメリカのカイロプラクティックやオステオパシーの技術などが合わさって、様々な流派や技法を生みながら発展してきました。

施術者も国内外の医学を学んだ人や柔道整復師や鍼灸・按摩・マッサージの資格がある人、整体の専門学校で学んだ人、エステサロンから来た人も。

そのため、サロンをよく選ばないと症状の悪化につながることもあります。この章では、良い整体院を選ぶポイントをご説明します。

 

4-1.整体は「リラクゼーション派」と「根本治療を目指す派」がある

日本の整体には大きく分けると「リラクゼーション系」と「根本改善を目指す系」があります。リラクゼーション系は、ストレスによる緊張、肩こり、腰痛の症状の緩和などに向いています。エステサロンのような癒し効果が高い施術が多く、アロマオイルを使ったもみほぐしがあったり、小顔やくびれ、痩身など美容効果をうたうところもあります。スタッフはアルバイトから入ってサロンで学ぶ場合やエステから来る場合もあります。

根本改善を目指す系は、病気未満の強いこりやはりなどに向いています。院長やスタッフが整体を学校などで学び、それぞれの考えに基づいて独自の手法を持って行っている傾向があります。整骨やカイロプラクティック、鍼灸、按摩・マッサージなどの技術も取り入れている場合もあり、院長やスタッフがそれらの資格を持っていることもあります。自分の好みや目的に合わせて、選びましょう。

 

4-2.痛い整体、ボキボキ整体は注意する

痛い整体、ボキボキ整体はご用心ください。国民生活センターに寄せられる整体の苦情は増加傾向にあり、厚生労働省からも注意が呼びかけられています。

整体などでは医学的観点から人体に危害を及ぼすおそれがある行為は禁止処罰の対象で、特に頚椎に対する急激な回転伸展操作を加える手技は、患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、厳禁です。

ちなみに整体でボキボキ鳴る音は、「曲がった骨格が元に戻る音」ではなく、関節に急な動きがあると滑液という液体の中で気泡が発生し、それがはじけている音だと言われています。ボキボキ言わせるのは一種のパフォーマンス的な傾向もあるので注意しましょう。ソフトでも充分な効果がある整体も多くあります。様々なサロンを良く比較検討してみましょう。

<参考>
「手技による医業類似行為の危害-整体、カイロプラクティック、マッサージ等で重症事例も-」(国民生活センター)
「医業類似行為に対する取扱いについて」(厚生労働省)

 

4-3.院長や施術者の経歴をチェックする

ホームページでサロンの詳細を確認し、院長や施術者の経歴などをチェックしましょう。知識が深く、勉強熱心な施術者を選ぶにこしたことはありません。大学や学校で専門の知識を学んだ人か、柔道整復師や鍼灸、按摩・マッサージなどの資格も持っている人か、あるいはどこかの1店舗で技を磨いた人なのかをチェックしてみましょう。

 

4-4.料金がわかりやすい

料金の目安がホームページや店頭にわかりやすく表示されているサロンにしましょう。整体の料金はサロンによりまったく違います。リラクゼーション系なら10分1,000円前後〜が相場ですが、根本改善を目指す系では1回5,000〜1万円を超えるものも珍しくありません。

中には症状に合わせてどんどんオプションをつけていってしまうサロンもあるので注意してください。説明もなく、頼んでいない施術が行われそうなときは、その場ですぐ「それは何ですか?必要なものですか?オプションの料金はかかりますか?いくらですか?」とハッキリ聞きましょう

 

4-5.大げさな宣伝表現がない

「100%安全」「病院でも治らなかった症状が1回の施術で消える」など、大げさな言葉があるサロンは注意が必要です。そもそも表現から法的な基準に抵触しています。必要以上にオーバーなことは言わないサロンの方が誠実な施術をしてくれる傾向があります

 

4-6.口コミや評判がいい

口コミや実際に行った人の評判がいいサロンを選ぶのも手です。他の人に合ったものが自分に合うとは言い切れませんが、まったく評判が聞こえてこない整体に行くのもリスキーです。

また点数が低い評価があっても、その口コミ内容を読んで判断するべきです。単に相性が悪いこともあり、重箱のすみをつつくようなコメントを書く方もいます

 

4-7.話をよく聞いてくれて、アドバイスもくれる

実際に行ってみて、以下の点に当てはまる施術者がいるサロンがオススメです。お客の症状に真摯に向き合う姿勢が感じられるからです。

  • よく話を聞いてくれる
  • 症状の説明を詳しくしてくれる
  • 生活習慣のアドバイスをしてくれる
  • 態度が高圧的でない
  • 他のサロンや病院の治療を悪く言わない

さらに根本治療を目指す系のところなら、毎回同じ施術者が行ってくれるところがいいでしょう。症状の経過がよく診てもらえるからです。施術者が変わる場合は、前回までの話が伝わっているかを確認しましょう。

5.整体、整骨(接骨)、カイロプラクティック、整形外科の違い

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世の中には「整体院」「整骨院(接骨院)」「カイロプラクティック」「整形外科」などがあり、「肩こりがヒドイ」「腰痛をなんとかしたい」と思ったときに、どこに行けばいいのか迷う人も多いでしょう。それぞれ実はまったく違うものなのです。違いをご説明しましょう。

 

5-1.整体

整体は骨格の歪みをとって血流やリンパの流れを良くし、自然治癒力を上げて体調を整えるというヘルスケアです。

施術者に法的な資格はないので、リラクゼーションと同じように「癒し」や「予防」「病気未満のなんとなくの不調の改善」に役立てるのがオススメです。例えば「デスクワーク続きで肩や腰が重い」などの生活習慣による不調にぴったりでしょう。

中には、整形外科医や資格のある柔道整復師が「整体院」の看板を出していることもあり、根本治療が適うこともあります。また良いサロンに当たれば「長年悩んでいた腰痛が改善した!」というケースも実際にあります。

自分の目的に合わせて、事前にサロンをよく選んで行きましょう。詳しくは「4.良い整体院の選び方」で説明しています。

 

5-2.整骨(接骨)

「整骨院」「接骨院」「ほねつぎ」では、国家資格をとった柔道整復師が外傷による捻挫や打撲、肉離れに施術を行います。また医師の同意書があれば骨折と脱臼についても対応できます。(応急処置の場合は医師の同意書がなくてもできます。)この範囲であれば、保険もききます。

柔道整復師は手技療法や運動療法、テーピング療法、低周波、超音波など機器を使った物理療法を行って、機能回復を助けます。

しかし、柔道整復師は医師ではなく、按摩・マッサージ、針灸師と同じ医業類似行為の資格なので、行える施術は限定されています。五十肩などの慢性疾患については取り扱いできず、保険もききません。

レントゲンや注射、投薬もできないので、整形外科など他の医療機関と連携をとりながら治療を進めていくこともあります。

「整骨院(接骨院)」は、スポーツや肉体労働などで捻挫、打撲などが起きた場合に通うのが適しています。(整体やカイロプラクティックを兼ねているサロンもあります。その場合は予防などのヘルスケアにも向いています。事前に店舗に症状を伝えて確認してみてください。)

 

5-3.カイロプラクティック

主に脊椎やそのほかの部位を矯正することで体の歪みをとって神経の働きを良くし、自然治癒力を上げて不調を改善するものです。カイロプラクティックは1985年にアメリカで生まれた手技で、現在は世界約100カ国に広まり、世界保健機関(WHO)も認める補完代替医療です

アメリカをはじめ海外では法的資格制度があることも多いのですが、残念ながら日本ではまだ法の整備が整っていません。

ソフトな施術が多いのですが、主に脊椎を調整するので体への影響力は大きいとされています。事故の可能性は0とはいえません。サロンを良く選ぶことが大切です。

世界保健機関(WHO)ガイドラインに準拠した教育を修了したカイロプラクターがいるサロンや、通った人の評判が良いサロンを調べて行きましょう

 

5-4.整形外科

整形外科は運動器官を構成するすべての組織(骨、軟骨、筋、靭帯、神経など)の疾病・外傷の診療と治療を行う医療機関です。医師免許を持ち、整形外科の専門医試験にも合格した人が治療を行っています。もちろん診療や治療には保険がききます。

体に痛いところがあれば、まず整形外科に行き医師の診断を受け、病気やけがなどが原因ではない不調であることがわかってから整体やマッサージに通うのがオススメです。

 

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6.まとめ

整体の痛みについてご説明してきました。
ポイントをまとめますと……。

  • 整体は医療ではなく、体の歪みをとって血行やリンパの流れを良くするヘルスケア
  • 整体をした後、次第に薄れる痛みは「好転反応」や「もみ返し」の可能性大
  • 整体をした後、動かさなくても痛い場合や症状が悪化するなら迷わず病院へ
  • 整体は法的な縛りがなく、流派もレベルもさまざま。サロンは事前によく選んで行きましょう

……でした!整体で自然治癒力を上げて、健康な毎日をお過ごしください。

 

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