◉姿勢の悪化から肺機能の低下やうつに…
先述したように、姿勢が悪くなると、痛みからQOLの低下を引き起こします。高齢者では介護が必要な状態に陥ることもあります。
また、脊柱の後弯や、胸椎から背中が丸くなる円背(えんぱい=いわゆる猫背)は、腹圧の上昇を招きます。それが原因となって、便秘、腹部膨満、腸炎、胃潰瘍などの胃腸の機能障害や食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎を引き起こします。
後弯や円背は肺機能も低下させ、無気肺、肺炎、肺気腫を招きます。逆流性食道炎は誤嚥の原因にもなり、そこから肺炎などの肺疾患が生じることもあります。
姿勢の悪さは心理面にも影響を及ぼし、気分がすぐれなかったり、うつ状態に陥ったりすることもあります。
◉正しい姿勢で病気を防ごう
さまざまな病気を防ぐためにも、正しい姿勢で過ごすことが大事になります。正しい姿勢を保つためには、体幹や手足の関節がしっかりと動くように維持することや、体幹と下肢(脚部)の筋力を保持・増強するための運動が大切になってきます。
背骨や手足の関節の可動域が十分にあり、動かすための筋が機能していれば、姿勢の問題から生じる肩こりや腰痛も改善されます。
自分の姿勢が気になっている方、肩こりや腰痛がある方も是非ご相談ください♫
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