マッサージや整体の施術を受けた後に、揉まれた箇所が痛くなったり全身がだるくなったりしたことはありませんか?
先生から好転反応が出ることがあると言われたかもしれませんが、あなたの症状が本当に好転反応なのかやどれくらい続くのかがわからないと不安ですよね。
実はあなたの症状がどれくらいの期間続くのか、そもそも好転反応なのかはおおよそ判別することができます。
なぜなら過去の調査で好転反応が続く期間の統計が取られているからです。
また、好転反応にはある共通した特徴があるのでいくつかの項目をチェックすれば判別することができるからです。このページでは、好転反応の期間や共通する特徴、対処法について解説しています。
このページを読み終える頃には、下記のようなことが理解できるようになっているでしょう。
・好転反応が出るまでの期間、続く期間
・あなたの症状が好転反応なのかどうか
・好転反応の期間にやっていいこと、悪いこと
・あなたの症状が好転反応でなかった場合の対処法
1.好転反応が現れる期間は約1〜3日
漢方を対象にした調査になりますが、好転反応が現れるまでの期間を調査した統計があります。
その統計によると施術後1日〜3日で好転反応の症状が現れ、それから1〜3日感程度好転反応と思われる症状が続いたとのことでした。
※出典元:統計データ
この統計を更に細かく見てみると、被験者のうちの80%が漢方を服薬後1〜3 日で好転反応と思われる症状が出てきたとのことでした。
※出典元:統計データ
更に好転反応が続いた平均日数の統計もあり、その統計によると約68%の人が1〜3日間好転反応の症状が続いたとのことでした。
※出典元:統計データ
このことから好転反応は、施術後おおよそ1〜3日目に症状が出て、そこから1〜3日間その症状が続く可能性があると言えるでしょう。
2.好転反応かどうか調べる方法
好転反応はマッサージや整体の施術を受けた後に出ると言われる症状ですが、同じく施術後に出ると言われる症状で揉み返しという症状があります。
あなたが今感じている症状が好転反応なのか揉み返しなのか判別するには、下のチェックリストを確認してみましょう。
このチェックリストで当てはまる数が多い方があなたの症状の可能性があります。
また前の章で解説した症状が出るまでの期間や、症状が続く平均期間以上に長引いたりしている場合も揉み返しが起こっている可能性があります。
症状のチェックリストと症状が出ている期間の2軸で、好転反応か揉み返しか判断するのがいいでしょう。
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関連記事3.好転反応期間中にやると良いこと、やってはダメなこと
ここからは好転反応期間中にやっていいことと、やってはいけないことを解説していきます。
3-1.好転反応期間中にやってよいこと
好転反応が出ている時は、あなたの体が自然なバランスを取り戻そうとしていると言われています。
そのため、施術を受けた後の好転反応の期間は体が自然なバランスを取り戻せるように、体を温めてゆっくり休めると良いでしょう。
体を内側から温める効果のある飲み物としてはハチミツ生姜ドリンクがオススメです。
下の表のような体を温める食べものや飲み物で、内側と外側から温めてゆっくり休みましょう。
3-2.好転反応中にやってはダメなこと
逆に好転反応期間中にはアイスやきゅうりなど体の冷える食材を食べたり、激しい運動をするのは避けましょう。
また首、手首、足首を冷やしてしまうと体全体が冷えると言われています。
冬場ではこれらの「3つの首」が冷えるような服装はしないようにしましょう。
体のだるさや熱っぽさを風邪薬で抑えてしまうと、せっかく体が自然なバランスを取り戻そうとしているのを妨げてしまう可能性があります。
好転反応期間中は、薬の服用などは避けて体の自然なバランスに任せるようにしましょう。
4.好転反応ではなかった時の対処法
「2.好転反応かどうか調べる方法」でも解説しましたが、好転反応と同じくマッサージや整体の施術後に出ると言われている症状として揉み返しがあります。揉み返しは好転反応と違って施術によって体の筋肉線維が傷んでいる状態です。
そのため「2.好転反応かどうか調べる方法」のチェックリストを確認し、揉み返しの可能性がある場合は、アイシングをして揉み返しの部分を冷やしてあげると症状が和らぐ可能性があります。
参照:アイシングによる遅発性筋痛の軽減効果
参照:健康・スポーツ科学ニュース
下の手順を確認して揉み返しが起きている部分をアイシングしてあげましょう。
アイシングの手順
1.破れにくい丈夫なビニール袋に氷と水を入れましょう。
2.氷と水を入れたビニールをタオルなどで包み、ビニールが直接肌に当たらないようにしましょう。
3.タオルなどで包んだ氷袋を揉み返しが起こっている部分に10分~15分ほどあてましょう。
4.冷やしている箇所の感覚がなくなったり赤くなった時には、10分経っていなくてもアイシングを中止しましょう。
5.1~4を1時間ごとに繰り返し行いましょう。
参照:アイシング
アイシングを行う際に注意が必要なのが
「2.氷と水を入れたビニールをタオルなどで包み、ビニールが直接肌に当たらないようにしましょう。」
です。タオルで包まずに直接氷袋を肌にあてると、冷やした部分が凍傷になる危険性があると言われています。
●凍傷になると皮膚の感覚がなくなったり、赤くなる、痒くなるなどの症状が出てきます。アイシング中にこのような症状が出てきた場合には、すぐにアイシングを中止し30度〜40度程度のお湯につけて10分〜30分程度温めるようにしましょう。
●体を温めてゆっくり休んだり、アイシングをしても症状が良くならない場合は、好転反応や揉み返しとは全く別のことが原因の可能性があります。我慢できないほど体が痛かったり手足のしびれなどの症状が出た場合には、決して我慢せずに病院に受診に行きましょう。
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関連記事5.まとめ
好転反応が出るまでの期間は平均すると施術後1〜3日。そこから1〜3日くらい好転反応の症状が続きます。
好転反応期間中は、体を温める食事や服装をしゆっくり休むようにしてください。
もしあなたの症状が好転反応ではなく揉み返しの場合はアイシングをするようにしましょう。
アイシングをする時には、凍傷にならないように氷袋をタオルなどで包むことが大切です。
また、体をゆっくり休めたりアイシングをしても症状が良くならない場合は、全く別のことが原因の可能性があります。
我慢できないほど体が痛かったり手足のしびれなどの症状が出た場合には、決して我慢せずに病院に受診に行きましょう。
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