「肩こりがきつい。リンパマッサージが効くと聞いたが本当かな」
今、そう思っているあなたに結論から申しあげますと、リンパマッサージは肩こりに効果があります。その理由を解説。そして肩こりに効くリンパマッサージの方法をステップ・バイ・ステップでご紹介します。ぜひお試しください。
リンパマッサージの基本は優しくなでたりさすったりすることなので、誰でも簡単に試すことができますし、セルフマッサージとしてもおすすめです。
この記事ではさらに、リンパマッサージの効果を高めるポイントや、マッサージを避けたいタイミングについても詳しくお伝えします。
ここでご紹介するセルフケアで、つらい肩こりを和らげるお手伝いができれば幸いです。
1.リンパマッサージは肩こりに効く
リンパマッサージは肩こりに効果があります。
リンパマッサージを行うことで、肩こりの原因となる疲労物質や老廃物を取り除くことができるからです。
凝りのある肩は、リンパの流れがとどこおり、疲労物質や老廃物が回収されない状態になっています。
リンパマッサージでリンパを流してあげると、余分な水分とともに疲労物質や老廃物が回収され、体のむくみやだるさが解消して肩こりが和らぐのです。
※重度の肩こりには他の療法を検討する 筋肉の奥深くまで凝りが進行し、関節の可動域が制限される五十肩のような症状を、リンパマッサージだけで解消するのは困難です。 なぜなら、リンパマッサージは皮膚の表層近くのむくみを解消する手法だからです。 |
2.【6ステップ】肩こりに効くリンパマッサージ
それでは、肩こりに効くリンパマッサージをご紹介します。
3分程度でおこなえますので、仕事の合間など、いつでも思いついたときに気軽にお試しください。
こまめに行うことで、重症化を防ぐ効果が望めます。
①肩甲骨を回す(10回)
両手の指先を肩にのせて、肘を大きく前後に回します。こうすることで肩甲骨が動き、肩から背中の血行が促進されます。
前後に10回ずつ回しましょう。
②鎖骨のくぼみを流す(5回)
右手を左の肩先に当てて、指の腹を使って鎖骨上のくぼみを優しくさすりましょう。肩先から鎖骨の中央に向かって、優しく流してあげます。
次に左手を右の肩先に当てて、左と同様に流します。
こうすることで、全身のリンパが流れやすくなります。
左右5回ずつおこないましょう。
③首を流す(3回)
右手を左顎のエラの辺りに当て、鎖骨中央のくぼみに向かって手の平でさすってリンパを流します。
右側も同様におこないます。
左右3回ずつおこないましょう。
④肩を流す(3回)
左のマッサージをおこなってから、右のマッサージをおこないます。
右手を首の左側の付け根に当て、肩先に向かって手の平で円を描くようにさすります。
肩先までさすったら、肩先から鎖骨中央に向かって鎖骨のくぼみを流します。
右側も同様におこないます。
左右3回ずつおこないましょう。
⑤脇の下をさする(5回)
左の脇の下に右手の平をあて、ゆっくりと円を描くようにさすります。
右脇の下も、同様にさすります。
左右5回ずつおこないましょう。
⑥鎖骨の下を流す(3回)
左の鎖骨の下を、胸の中心から左脇の下に向かってさすって流します。
右の鎖骨の下も同様にさすります。
左右3回ずつおこないましょう。
3.リンパマッサージの効果を高めるポイント
リンパマッサージの効果を高めるコツをご紹介します。
コツを押さえてマッサージを行うことで、リンパの流れが改善されやすくなります。
①優しくなでさする
リンパマッサージは、優しくなでさするようにおこないましょう。
毛細リンパ管は皮膚のすぐ下にあるため、優しくなでさするだけで流すことができるからです。
毛細リンパ管は柔らかく繊細な組織なので、強く揉んだり押したりすると、傷ついてしまう恐れがあります。
リンパマッサージは、優しくなでさするようにおこないましょう。
②体を温めて行う
いつでも気軽におこなえるリンパマッサージですが、お風呂上がりなどに行うとより効果が高まります。
体が温まることによって血行が促進され、リンパも流れやすくなるからです。
③軽い運動と組みあわせる
リンパマッサージの前に軽い運動を行うと、効果が高まります。
リンパは筋肉の収縮と弛緩によって流れるため、軽い運動によって、リンパの流れが促進されるからです。
マッサージの前には、6ステップでご紹介した肩回しをはじめとした軽い運動やストレッチを行うようにしましょう。
4.リンパマッサージを避けたいタイミング
手軽におこなえるリンパマッサージをご紹介しましたが、注意したいことがあります。それは、体調が悪いときにはマッサージを控えて安静にする、ということです。
リンパ管は免疫系に関わる組織なので、体調が悪いときに刺激を与えることで、回復が遅れる恐れがあるからです。
以下にご紹介する2つの点を心に留めて、必要に応じて医療機関を受診してください。
①炎症が起っているときにマッサージをおこなわない
怪我や病気で体のどこかに炎症が起っているときは、リンパマッサージをおこなわないでください。風邪を引いているときも控えましょう。
炎症によって免疫系に負荷がかかり、リンパ節が腫れることがあるためです。
マッサージは、症状が治ってからおこないましょう。
②病的なむくみがある場合はマッサージをおこなわない
皮膚を指で押したとき、指の跡がなかなか戻らないような病的なむくみがある場合は、リンパマッサージをおこなわずに医療機関を受診してください。
病的なむくみは、内臓やホルモンの病気のサインである可能性があるからです。
医療機関を受診して、病的なむくみの原因を明らかにしましょう。
5.まとめ
毛細リンパ管の滞留を解消して疲労物質を流すリンパマッサージは、肩こりに効果的です。
セルフマッサージを行うときは、強く揉んだり押したりせずに優しくなでさすってリンパを流すようにしましょう。その際、お風呂に入って体を温め、肩甲骨を回してから行うとより効果がでます。
体調不良の際には、リンパマッサージをおこなってはいけません。特に病的なむくみがある場合は、ホルモンや内臓の病気が隠れているかもしれませんので、医療機関を受診してください。
この記事でご紹介したリンパマッサージは、とても簡単です。肩こりを和らげるために、ぜひお試しください。
リンパマッサージは自分でも行えるものの、熟練のプロの施術はやはり違います。力を抜いてリラックスしたところを、優しく、それでいてしっかりとリンパを流してもらうことは、至福のリラクゼーション体験になるでしょう。 ぜひ一度リンパマッサージにトライしてみませんか?マッサージ・リラクゼーションサロンの検索・予約サイト『EPARKリラク&エステ』なら、お近くのリンパマッサージサロンを探すことができます。さらに施術が割引になるキャンペーンや、新規のお客さま限定のお得なクーポンも利用できます。 気になった方は以下のボタンから『EPARKリラク&エステ』のページをご覧になってみてください。 |
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