世の女性たちを日々悩ませる「冷え」「冷え性」。これらは手足が冷えるだけではなく、むくみ、頭痛、肩こり、腰痛、腹痛、下痢、便秘、肌荒れ、不眠などさまざまな不快な症状を引き起こす、まさに「万病のもと」。
実に、女性の2人に1人が冷えを感じているんだとか。「冬場はもちろん、夏場でも手足が冷たい」「布団に入っても手足が冷たくて眠れない」「お風呂の後でもすぐ手足が冷えてしまう」そんな “冷え症女子”に、自分に合う冷え対策があるか聞いてみると…。
1.冷え性女子はどんな「冷え対策」をしてるの?
36.6%の人が自分に合う対策を見つけているようです。厚手の靴下を履く、靴下の重ね履き、半身浴をするなど足の冷えへの対策が最も多く、生姜を使った食べ物を取る、温かいココアを飲む、根菜を食べるなど、内側からぽかぽか温める派が次に多いようです。
一方で、とくに何も冷え対策をしていない女性も実はけっこう多いんです。「冷えぐらい平気!」と放っておくと月経痛や肩こりがひどくなったり、免疫力や新陳代謝の悪化などにもつながるので注意が必要です。
2.冷え性の原因はストレス?!
冷え性は血液の流れが悪くなることによって起こります。血行不良になるとカラダの中心から一番離れている手足に血液が届きにくくなって冷えてしまうのです。
血行不良になる原因は食生活や運動不足などいくつかありますが、最近最も多いのは自律神経バランスの乱れなのだとか。
自律神経とは、自分の意志ではコントロールできない自動的に働く神経のことで、食べ物を消化したり、汗をかいたりするのもこの自律神経のおかげ。
自律神経は寒さや暑さに体がうまく対応できるよう体温を一定に保つ働きがあるので、バランスが乱れることで血管の収縮など体温調整がうまくいかなくなり、冷えとなります。
自律神経が乱れる最大の原因は精神的なストレスなのです。ストレスをためないことも、冷え対策には不可欠といえるでしょう。
3.手軽にできる冷え性対策
対策は主に3つあります。
①食べて体を温める
東洋医学では体を温める「陽性食材」を取ることが冷えに良いとされています。
レンコンやゴボウなどの根菜類、人参、ブロッコリー、ほうれん草などの野菜類、豆類、納豆、チーズ、ヨーグルトなどの発酵食品も血液をサラサラにする働きがあり、おすすめです。
温かい食べ物とぜひ一緒に取ってほしいのが、エキストラバージンオリーブオイル。
温かい食べ物と一緒に取ると、温かさを長く持続させる効果があるそうです。ただし、取りすぎると太ってしまうので1日大さじ1杯半程度を摂取するのがいいでしょう。
②冷え対策グッズ
手っ取り早く頼りたいなら、冷え対策グッズを活用してみては? 定番なのは、電気を使わず自然の温かさが心地いい湯たんぽ。
近年人気が高く、種類も豊富。肩にのせたり、腰に巻いたり、部位によって温められるタイプや、湯たんぽ型のブーツやフットウォーマーなんかも出ているようです。
そして、冷え性さんの必需アイテムといえば何といっても靴下。おすすめなのは、汗をしっかり吸収してくれる、指先が分かれている5本指靴下です。
他にも、トウガラシの成分カプサイシン入りの靴下や、発熱素材を使用した靴下などもあるので、自分にピッタリのものをチョイスしてみては?
③サロンで血行促進
リラックス効果もしっかりと得られるプロによるマッサージや鍼灸、岩盤浴やスパ、ホットヨガなども効果的です。忙しい毎日のほんのひととき、サロンで心身ともにリラックスしながらストレスを解消して、自律神経を整えてみてはいかがでしょうか。
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