激しい「頭痛」とバキバキで辛い「肩こり」、これが同時多発していたらきつすぎますよね。
ただ頭痛の7割は肩こりと関係しているというデータもありますので、頭痛に悩む皆さんの多くは、頭痛と肩こりのダブルパンチに見舞われているかもしれません。
この頭痛×肩こりというダブル症状の方は、肩こりを改善することで、肩こりと共に頭痛も緩和、改善できます。なぜならこの症状は、肩こりを原因とする頭痛だからです。
まずはこの記事の1章を読んでやってみて、肩こりと頭痛を改善できるか試してみてください。
そして肩こりの予防方法についても書きましたので、そちらも試して、頭痛と肩こりの完全な解消を目指してみてください。
最後まで読んでいただき、実際に対処方法と予防・解消方法を行って、あなたが頭痛と肩こりから脱却できたら幸いです。
1.頭痛が辛い!肩こりがひどい!解消法は対処~予防の2ステップ
頭痛と肩こりがひどい場合、多くの場合、肩こりを改善することで頭痛も緩和できます。なぜならその症状はいくつかある頭痛のひとつ、緊張性頭痛の可能性が高いからです。
緊張税頭痛は肩こりなどの筋肉の緊張が原因で発症します。そして緊張性頭痛を引き起こすほどのひどい肩こりを完全に解消するためには、まずは応急的に“対処”し、日々の生活を見直したり体を鍛えたりして“予防”していく必要があります。
頭痛の約7割が緊張性頭痛というデータもあります。
※一部で「緊張性頭痛」とも呼ばれています。
出典:ズキラボ|小林製薬
緊張性頭痛の判断基準は以下の2点です。
- 後頭部から首筋にかけて、頭の両側が締めつけられるような圧迫感と痛み
- 軽い吐き気がある
頭痛と肩こりがひどいときには緊張性頭痛を疑い、2章の肩こり対処方法を試してみてください。
2.バッキバキ!肩が凝ったらやるべきこと5つ
頭痛の改善、緩和、解消が期待できる、肩こり対処方法について解説します。
2-1.肩周りを動かす
肩周りの筋肉をほぐすことを意識し、動かし、ストレッチなどを行いましょう。肩こりの主な原因は、筋肉の凝り固まりだからです。デスクワークのように同じ姿勢を長時間保ち、なおかつ猫背など姿勢が歪んでいることで筋肉は凝り、張り、血行が悪化していきます。
たとえば以下の動画のようなストレッチも効果的です。
※肩を動かすことで強い痛みが出るようであれば安静にし、様子をみて医療機関を受診しましょう。
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関連記事2-2.温める
肩周りを温めることで痛みやこりの緩和が期待できます。緊張性頭痛、およびその原因となる肩こりは血行が悪くなっている状態。肩周りを温めることで血流、リンパの流れが促進し、痛みの原因になる老廃物なども流すことができるからです。
具体的な温め方は以下の通りです。
- 蒸しタオルをつくり肩にのせる(しぼった濡れタオルを電子レンジで温めてもできます)
- 軽い運動をする
- 温かいものを食べる
- お風呂で湯船に浸かる
お風呂で湯船に浸かることは、水圧による血流の促進も期待できます。
2-3.市販の鎮痛消炎薬を飲む
緊張性頭痛の場合には、一般的な市販の頭痛薬で痛みを緩和することができます。薬局で症状を相談し、用法・用量を守ってお飲み下さい。
なお以下のような注意もありますので、痛みが強いからといって自己判断で頭痛薬を飲みすぎないようにしてください。
鎮痛薬やカフェインを過剰に使うと,頭痛が慢性化して毎日起こるようになります.これは反跳性頭痛と呼ばれ,鎮痛薬の用量を誤る,服用が遅れる,あるいはカフェインの摂取量が減る,中止するなどの場合に起こります.
2-4. プロの手でケアしてもらう
マッサージやリラクゼーションサロン、整体へ行くのもおすすめです。もちろん筋肉をもみほぐし、ゆるめることが肩こりおよび頭痛を緩和するからです。
その道の専門家に、体の状態をチェックしてもらうことで安心できます。たとえば施術者が肩を触ると、思ったより肩が凝っていない場合があります。それは緊張性頭痛ではない、つまり肩こりが原因の頭痛ではなく他の病気の可能性があるということがわかります。
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関連記事2-5.病院で診察を受ける
肩こりと頭痛が同時に起きている状態で、その症状の自己判断が難しい場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。レントゲンや血圧の数値でないとわからないこともあるからです。つまり重篤な病気や状態が原因での肩こりや頭痛の可能性も考えられます。
肩こり程度で…などと思わずに、担当医へできるだけ詳細に状態を相談しましょう。結果的に大事でなければそれにこしたことはないのですから。
3.もう嫌!肩こりを徹底解消するための予防方法4つ
肩こりに対処し、頭痛が緩和されたら、改善ではなく、完全に解消を目指して以下のことをやってみましょう。
3-1.体を冷やしすぎないようにする
体を普段から冷やさないようにすることは、血行不良が原因の肩こりの予防に効果的です。冷えは血行不良を引き起こすからです。
夏場に冷たいものを飲み過ぎない、冷房の風が直接体にあたらないように心がける、など、冷えないように意識することも重要です。
また疲れがたまることでも冷えやすくなりますので覚えておきましょう。
疲労や睡眠不足、ストレスなどで自律神経系が乱れると、
体温調節機能が正常に働かず、
手足の血流量が必要以上に抑制されます。出典:冷えのメカニズム|冷えは病気のサイン 温育ライフで家族すこやかに|「未病」を予防する知恵袋|健康知識 情報|養命酒製造
3-2.適度な運動を行う
運動を継続して行うことは肩こり予防に効果的です。運動、つまり筋肉を動かすことは血流を促すからです。
運動不足気味の方は筋肉が衰えて、血流が悪くなっていきます。またデスクワークなどで同じ姿勢をとり続けることで筋肉が凝り固まり、姿勢が悪くなり、体を歪め、同じく血流の悪化を引き起こします。
そもそも運動不足で肩こりになった方も多いと思いますので、全力で郷土の高い運動は厳禁です。軽めのジョギング、ウォーキング、サイクリング、水中ウォーキングから始めてみましょう。
体を動かすことに慣れてきたら、水泳は特におすすめ。方周辺の筋肉を無理なく動かしますので、筋肉の柔軟性を高め、可動粋を広げてくれるでしょう。
3-3.筋トレをする
筋トレは運動不足で筋肉が衰えている方におすすめの肩こり予防法です。なぜなら軽い運動で筋肉を収縮させ、体の血流を良くすることはできても、筋肉が衰えたままではまた姿勢が悪くなり、肩が凝ってしまうからです。
ぜひ正しい筋トレを行い、効率よく鍛え、柔軟性を高め、血流を促進し、衰え知らずの筋肉をつくってください。それが肩こりを改善し、なりにくい体をつくり、完全に肩こりを解消するための正しい道だからです。
※肩こりがひどいとき、痛みが強いときには無理に筋トレを行わないようにしましょう。
具体的な筋トレ方法が知りたい方は以下の記事をご覧になってみてください。
関連記事3-4.日常の姿勢に注意をはらう
正しい姿勢を意識することは重要です。パソコンなどでの長時間の座り仕事、前傾姿勢での家事労働は、肩周辺の筋肉に大きな負担をかけることになります。
デスクワークでは、椅子に深く座り背筋を伸ばし、肩を引くような姿勢を心がけましょう。1時間~2時間に1回は伸びをし、ほんの少しでも立って歩くようにしましょう。またパソコン画面をやや下になるように視線の高さを調節しましょう。
4.頭痛をともなう肩こりの注意点
最後に頭痛と肩こりが辛い場合の注意点をご紹介します。以下の場合には、自分で肩こり対処方法や予防方法は行わずに、すみやかに医療機関を受診してください。
- 明らかに後頭部から頭全体が締めつけられるような頭痛ではない
- 痛む位置が自分で判断できない
- 痛みや違和感が強い
- 対処方法や予防方法を行うと痛む
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関連記事5.まとめ
頭痛と肩こりが同時に辛いときの治し方、解消法を中心に解説しました。
肩こりがひどく頭痛があるのは緊張性頭痛です。
緊張性頭痛の解消方法は肩こりに対処し、緩和することです。その方法は以下の通りです。
- 肩周りを動かす
- 温める
- 市販の鎮痛消炎薬を飲む
- プロの手でケアしてもらう
- 病院で診察を受ける
そして肩こりの完全な解消を目指すには、普段から以下のような予防法を実践する必要があります。
- 体を冷やしすぎないようにする
- 適度な運動を行う
- 筋トレをする
- 日常の姿勢に注意をはらう
この記事で紹介した頭痛と肩こりの対処方法と予防方法を試していただき、ぜひ肩こりとのお別れを目指してみてくさい。
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