何日も前から楽しみにしていた旅行。しかし、なぜか旅行中になると、決まって便秘を起こしてしまう。そんな悩みはないでしょうか。
せっかくの楽しい旅行も、便秘で腹痛などを起こしては楽しみ切れません。
それでは、なぜ旅行に出ると便秘になってしまうのでしょうか。
楽しいはずの旅行中、なぜ便秘になりやすいのか?
旅行は良くも悪くも、普段とは違った環境に身を置きます。この環境変化には、便秘を引き起こす要因がいくつも存在するのです。
胃腸の働きは、精神的なストレスに非常に左右されやすいものです。楽しい旅行中に、ストレスは無縁と思われるかもしれません。
しかし、どんなに楽しい状況で精神的にリラックスしていても、普段の生活では見られないような環境の変化に、体がストレスを受けていることは少なくありません。
それによって胃腸の働きが鈍くなり、便秘を引き起こしてしまっているのかもしれません。具体的な理由について、詳しく見てみましょう。
【原因1】トイレが変わると落ち着いてできない
人間の精神は、自身が考えている以上に環境の変化に弱いものです。例えばトイレを使用する場合でも、自宅のトイレが圧倒的に落ち着くという方は多いでしょう。
知人宅のトイレでも気を遣ってしまったり、どこか居心地の悪さを感じたり。外出先の公衆トイレとなれば、苦手意識を持たれている方は珍しくありません。
排便というのは、基本的にリラックスした状態でなければスムーズに行えないもの。見知らぬ場所を旅行している間は、その環境をなかなか作れないのです。
【原因2】普段と違う食事の時間
人間には体内時計があり、生活のリズムを刻んでいます。本来であれば毎晩同じ時間に就寝・起床し、食事も同じ時間に取ることが理想でしょう。排便もまた同様に、同じサイクルで行うことが好ましい流れです。
しかし旅行中は、どうしてもこのリズムが崩れてしまいます。観光や買い物を優先するため、食事はその合間の時間を利用することも多いでしょう。
落ち着いてトイレを使用するのも、なかなか難しい場合が多くなります。また、旅行中は夜に宴会が開かれ、飲酒や夜更かしということも。こういった行動は、全て胃腸のリズムを狂わせてしまう要因になります。
そのため旅行中でも、なるべく普段と同じ時間に食事するように心がけましょう。これだけで便秘予防につながります。
尚、旅行中に最も落ち着いて使えるトイレといえば、やはりホテルの自室にあるトイレではないでしょうか。こうした場所をキープしておくことも、便秘を回避する上では重要です。
【原因3】水分不足
水分不足は便秘になる原因の代表格です。特に旅行中は移動が多いため、トイレが近くならないように水分を抑えがちなります。
しかしこれも、便秘になってしまう要因なのです。旅行中でも、水分補給は普段通りに行うよう気をつけましょう。
ここでご紹介した対策を実践するには、事前に旅行中の段取りを立てておくと良いでしょう。せっかくのバカンスですから、「きっちりスケジュール通りに動かなくても」と思われるかもしれません。
しかし便秘が起きてしまえば、そもそも旅行自体が楽しめなくなってしまう可能性さえあるのです。事前に旅行計画を立てるのも、旅行の楽しみのひとつです。便秘に悩まされず旅行を終えられるよう、取り組んでみてください。
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