リンパマッサージが痛い理由は3つ!老廃物を体内に溜めないコツとは

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「リンパマッサージをサロンでしたら、すごく痛かったんだけど大丈夫かな?」
「施術の人に”痛いのは老廃物が溜まっているからです”って言われたけど、本当かな?」

あなたは今、そんなことを疑問に思っていませんか?

座りっぱなしの仕事で全身がむくみ気味。スッキリしたくて行ったリンパマッサージサロンは、とっても痛くて続けるのが心配。

もし、リンパマッサージが痛くなくて効果があるなら、それが一番嬉しいですよね。ご安心ください!

「老廃物が溜まっていても、良いリンパマッサージは痛くないんです」

この記事を読めば、そのことがよくわかります。

確かによく「老廃物が溜まっているからマッサージが痛いんだ」と言われます。

しかし、老廃物があろうとなかろうと、そもそもリンパマッサージは痛みを感じるほど強く行う必要がないのです。

そのことは医学的にも明らかになっています。

また、法的にもサロンで痛い施術を行うことはできません。

残念なことに、サロンの中には「わざと痛くして、改善のためにとそそのかして定期的に通わせよう」というところもあります。

正しいリンパマッサージとは何か理解して、本当に良いサロンに通いましょう

またリンパのことがわかれば、リンパの流れを改善して「マッサージが痛くない」体づくりもできるようになります。

今回は、リンパマッサージが痛い理由と良いリンパマッサージが痛くない理由、安全で良い仕事をしてくれる優良サロンの選び方、リンパの流れがよくなる日常の過ごし方をお伝えします

ぜひ痛くないリンパマッサージを理解して、全身の流れが良いクリアーな体を手に入れましょう!

1.リンパマッサージが痛い3つの理由

リンパマッサージ痛いイメージ_01

リンパマッサージが痛い理由は主に3つ考えられます。

ひとつは「体に老廃物が溜まっているから」、もうひとつは「施術者が下手だから」、そしてもうひとつは「施術者がわざと痛くしているから」です。

それぞれくわしく説明していきましょう。

1-1.理由①体に老廃物が溜まっているから

リンパマッサージが「ほどほどに痛い」「場所によって痛い」という場合は、老廃物が溜まっているからという理由が考えられます。

老廃物が溜まると体内でさまざまな不調が起こり、痛みを感じやすくなるからです。

リンパ管は「体の下水道」と言われ、細胞から出たいらないゴミ(老廃物やウイルス、ガン細胞など)を受け取って流しています。

老廃物の量が増えて溜まってくると、リンパ管や血管の流れが悪くなって細胞の活動が衰え、冷えて固まるようになります。

その代表が、皮膚の表面がボコボコするセルライトです。

セルライトは脂肪と老廃物が固まってできると考えられています。

セルライトは一度できてしまうと消すのが難しく、固まりなのでマッサージをするとかなり痛いものです。

また、こりというものも同じです。運動不足やストレス、疲労などから老廃物が溜まった結果、リンパ管や血管の流れが悪くなって起こります。

こちらも筋肉が固まっているので、マッサージをすると痛みを感じます。

さらに老廃物が溜まって細胞が弱ってきていると、少しの力で毛細血管や毛細リンパ管が切れてしまいます。

皮膚も乾燥して弾力がなくなっているので、刺激に弱くなっています。

このように、老廃物が溜まるとさまざまな不調が起こり、痛みを感じやすい状態になります。

老廃物が無くなり、リンパや血液の流れが良くなれば、細胞が活性化して筋肉や皮膚も柔らかくなってきます。

柔らかくなれば、痛みは感じづらくなります。

とはいえ、老廃物が溜まっているとしても「ほどほど痛い」「場所によって痛い」程度です。

そもそも「良いマッサージは痛くない」ものです。(くわしくは「2.良いリンパマッサージは痛くない!」をお読みください。)

「かなり痛い」「全体的にどこでも痛い」という場合は、次の「1-2.理由②施術者が下手だから」ということが考えられます。

1-2.理由②施術者が下手だから

リンパマッサージが「かなり痛い」「全体的にどこでも痛い」という場合は、施術者が経験不足で下手だからか、力加減を間違えているかの可能性があります

なぜなら民間で行うリンパマッサージには公的な資格がなく、法的にはリラクゼーションの一貫なので、お客が嫌がるくらい痛い施術は行えません。

「痛気もちいい」ところまでが限界です。

施術中に強い痛みを感じたら、遠慮なく「痛いので、力を緩めてください」とお願いしましょう。

痛みの感受性には個人差があります。ベテランの施術者でもわからないときがあるので、がまんしないですぐに教えてもらった方が助かります。

お願いしても止めてくれない場合は、次の「1-3.理由③施術者がわざと痛くしているから」が考えられます。

1-3.理由③施術者がわざと痛くしているから

施術者がわざと痛くしている場合もあります。
この場合、以下の2つのケースが考えられます。

①商売のために痛くする
売上を上げるために、わざと痛くする施術者もいます。

その場合、「リンパマッサージが痛いのは、あなたの体に老廃物がいっぱい溜まっているからです。

しばらく定期的に通ってもらわないとなりません」と言って、回数券の購入や次回の予約を迫ってくるでしょう。

サロンによって、施術者の給料は歩合制になっています。なるべく1回の料金を高く、定期的に通ってもらえば施術者の取り分が増えるのです。

技術に満足しないときは「しばらく様子を見てからにします」と言って、いったん断りましょう。

②症状に対するアプローチとして痛くする
自然治癒力向上の目的として、わざと痛いくらい強くマッサージを行うサロンもあります。

こちらは信念として行っているのですが、サロンは病院や治療院ではないので、本来そのようなマッサージを行うことはできません。

サロンの中には「赤い痕や内出血をつくると、そこを治そうと免疫細胞が集まってくるので、結果的に以前より良い細胞に生まれ変わる」と考え、わざと強くマッサージを行う場合もあります。

そのようなサロンは「体が整ってくれば赤い痕や内出血も次第にできづらくなるから、がまんして継続してください」とも言います。

確かにそのような考えは東洋医学でもありますが、リラクゼーションを目的としたマッサージサロンでそこまで激しい行為は法的にできません

こういったサロンに通うかどうかは個人の好みになりますが、行為が行き過ぎてケガや事故になる例も多くあるので注意が必要です。

そして、本来の正しいリンパマッサージは強くやらなくても効果が出るのです。次の「2.良いリンパマッサージは痛くない!」でそのことをご説明しましょう。

2.良いリンパマッサージは痛くない!

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効果の出る正しいリンパマッサージは痛くありません。

その理由は、「リンパは皮膚のすぐ下を流れているからマッサージを強く行う必要がない」ということと、「優しいマッサージによるリラックス効果が自律神経に良い働きをもたらし、リンパの流れが良くなる」からです。

くわしく説明していきましょう。

2-1.理由①リンパは皮膚のすぐ下を流れているからさするだけでいい

リンパマッサージは強く行わなくても効果があります。

リンパは皮膚のすぐ下を流れているので、皮膚をさするだけでリンパの流れが促進できるからです。

リンパは皮膚の下を流れる浅層のものと、体の奥の方を流れる深層のものがあります。

リンパ全体のうち約70%は浅層にあり、マッサージで浅層のリンパをどんどん流せば体の奥の深層リンパも流れやすくなっていきます

また、マッサージの手の圧も表面の皮膚が動く程度で充分なので、強くする必要はありません。

むしろ強い圧は毛細リンパ管や毛細をつぶしてしまします。

リンパマッサージは、皮膚表面をリンパの流れに沿ってさする程度で効果的なのです。

2-2.理由②気持ちがいいと副交感神経優位になって効果が出やすい

痛いマッサージより、気持ちがいいマッサージの方が効果が出やすくなります。

なぜなら優しいマッサージや痛気持ちいいくらいのマッサージを受けると副交感神経が優位になり、リンパ管や血管が開いて流れが良くなるからです。

反対に、痛いマッサージを受けると交感神経優位になって、体が防御体制に入ってしまいます。

リンパ管や血管は締まってしまい、筋肉も固くなって逆効果です。

さらに、老廃物が溜まっているところに強くて痛いマッサージを受けると、もみ返しが来たり、もっと症状が悪くなったり、弱っていた細胞や毛細血管が切れて内出血したりします。

このように、優しく気持ちがいいマッサージの方が効果が高いので、わざわざ痛くて危険なマッサージを行う必要はありません。ぜひ安心してソフトなマッサージを受けてください。

以下の記事もおすすめです。興味があればぜひ読んでみてください。

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3.優良リンパマッサージサロンの選び方

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リンパマッサージは公的な資格がなくてもできてしまうものなので、良い店を選んで行きましょう。

セラピストの経歴や、サロンへの口コミを確認するのがおすすめです。

消費者庁からも「法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術は慎重に 」(※)という勧告が出ています。

この章では、良心的なサロンにある共通点をご紹介します。

※出典:消費者庁「法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術は慎重に」

 

3-1.リンパマッサージに特化していて、スタッフが資格や深い知識を持っている

リンパマッサージに特化したサロンで、経営者やスタッフに何らかの資格があるか、知識や経験が深いサロンがオススメです。

通りがかりにフラッとサロンに入るのはオススメしません。中には、素人が簡単な研修を受けてアルバイトで行っている場合もあるからです。

サロンの業態はさまざまで、リンパマッサージ専門店から整体などと兼業で行っている店まであります。

サロンのトップも医学を学んだ人から、チェーン店の店長までいて、レベルも各店違います。

リンパマッサージサロンに行く前に、必ずホームページでサロンの詳細を確認しましょう。

3-2.料金がわかりやすい

料金がホームページや店内にハッキリ明示されている店がオススメです。料金の目安は、地域によりますが10分1,000〜1,200円くらいが平均です。

リンパマッサージの途中で「すごくお疲れですね。これもやっておくといいですよ」と進められた場合は、その場で「追加でどれくらいかかりますか?」と訊いてください。

アロマ数滴追加で数百円以上変わります。気がついたら、「料金が1.5倍になっていた!」ということもあるので、注意しましょう。

3-3.大げさな宣伝表現がない

誠実なサロンであれば、「1回で絶大な効果がある!」「みるみる痩せた!」などの大げさな宣伝表現は使いません。

なぜなら民間のリンパマッサージには公的な資格がなく、あくまでリラクゼーションのひとつなので「絶対効きます」とは言えないからです。

派手で強引な宣伝表現を使うサロンは商売の意識が高い傾向があるので、注意しましょう。

3-4.業歴が長く、口コミや評判がいい

サロンの業歴が長く、評判も良いサロンがオススメです。

毎年多くの新規エステ系サロンが開店しますが、競争も激しく長く続けられないことも多いです。

そんな中で業歴が長いというのは、サロンのレベルが高い証明と考えられます。

もちろん口コミもチェックしましょう。もし行こうとしているサロンが3年以上続いていれば、おそらく安心でしょう。

3-5.話をよく聞いてくれて、アドバイスもくれる

症状や体調や美容のお困りをよく聞いてくれ、それに対しての日頃のアドバイスも細かく教えてくれる施術者が多いところがオススメです。

知識や経験がある施術者なら細かいアドバイスもできますが、アルバイトの人ではできません。

どこかで聞いたような一般的な知識を言うことはできるかもしれませんが「それはなぜですか?」と深くつっこむと、答えられないことが多いものです。

「それはなぜですか?」と訊いてみて、的確に答えられる施術者がいるサロンに行きましょう。

3-6. 回数券や化粧品を無理に売らない

実力のあるサロンは腕に自信があるので、むやみに回数券や化粧品を買わせません。

初めて行ったサロンで回数券をすすめられても、乗り気でなかったら「1回様子を見てみます」と言って断ってください。

そのときにしつこいところはオススメしません。様子を見られては困ることがあるのでしょう。

先述のようにエステサロンは閉店が多い業界です。回数券の購入は充分検討してからにしましょう。

4.そもそも老廃物を溜めないことが一番!

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健康と美容のためには、日頃からリンパの流れを良くして老廃物を溜めないことが一番です。

リンパには心臓のような大きなポンプ機能はなく、呼吸や筋肉の動き、自律神経などによって全身を12時間以上かけてゆっくり流れています。

もとから流れに勢いがないので、運動不足や添加物や脂肪分・糖分が多い食事、冷えやストレスなど、ちょっとしたことで滞ってしまいます

リンパの流れをよくするために、日常生活で以下の点を意識してみてください。

4-1.朝から夜まで1日数回、こまめに体を動かしてみましょう

運動する時間が取れなくても、足首を数回まわしたり、ふくらはぎを軽く揉むだけでもリンパの流れは促進します。

関節にはリンパが集まるので、気がついたら足首、膝、足の付け根、肘、手首、肩、首をまめに動かしましょう。

足全体や太ももを高く上げる動作も効果的です。

4-2.顔のこりは、顔の中央から耳の下に向かって指で優しくさすって流しましょう

その後、耳の下から鎖骨に向かって流してください。

全身のリンパは最終的に左右の鎖骨下に集まります。鎖骨まわりも肩先から中央に向かって流しましょう。

4-3.1日数回、深呼吸して呼吸を整えましょう

正しい呼吸はリンパや血行を促進し、自律神経も整えます。

仕事などで緊張が続くと呼吸が浅くなります。意識的に深呼吸を取り入れ、肩の力を抜きましょう。

4-4.睡眠時間を充分にとりましょう

リラックスすることでリンパの流れが良くなります。とはいえ、ストレスフルな日常で緊張を解くのは至難の業です。

結局、寝ている時間を増やすのが一番です。また、寝ている間に脳の老廃物もリンパ液が回収してくれます。

美肌にいい成長ホルモンが分泌される夜10時〜深夜2時は寝ているようにしたいものです。

4-5.女性ホルモン様作用がある食品(大豆や豆乳など)や香り(ローズ系など)を取り入れてみましょう。

女性ホルモンにはリンパの流れを促進する作用があります。生理前にむくみやすくなるのは、女性ホルモンのエストロゲンが減るためです。

日頃からホルモンバランスを整える生活を意識してみてください。

そのほか、充分な水分補給やビタミン・ミネラルのバランスが良い食事を心がけることも老廃物を溜めない基本です。

日頃から老廃物を溜めない体づくりを目指しましょう。

5.まとめ

リンパマッサージが痛い理由をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ポイントは…

  • リンパマッサージが痛い主な理由は3つ
    「老廃物が溜まっているから」「施術者が下手だから」「わざとやっているから」
  • 皮膚の表面をさするだけでリンパは流れる
  • 痛いリンパマッサージより、優しいマッサージの方が効果がある
  • 痛いリンパマッサージはケガや事故が多いので注意する
  • 軽い運動や深呼吸でもリンパの流れは促進する

…でした!
正しいリンパマッサージで、理想の小顔やスリムな体を手に入れてくださいね!

 

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