こんにちは
カラダLABOの芝内です。
皆さんは
一日のうちどれくらいの時間を「椅子の上」で過ごしていますか?
デスクワーカー、パソコン作業が多い大人世代にとって、椅子は切っても切れないパートナーのような存在ですよね。
でも、PC画面に向かって集中しているとき、ふと自分の体に意識を向けてみてください。
肩は丸まり、首は前に出て、呼吸は浅く……。まるで石像のように固まっていませんか?
今回は
さらに深く、「座りすぎ」が体の中で何を引き起こしているのかについて、専門的なお話を噛み砕いてお伝えします。
たった30分で…体内の巡りがオフになる?
「座っているだけなのに、なぜ疲れるんだろう?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は
座り続けることは、体にとって「ラク」ではなく、非常にハードな状態なのです。
その理由は、下半身の筋肉が動かないことにあります。
私たちのふくらはぎや大腿部の大きな筋肉は、全身の血流を心臓へ押し戻す「筋ポンプ作用」を担っています。しかし、座っている間、これらの筋肉は完全に休止状態。
なんと、たった30分座り続けるだけで、体内の巡りは滞り、代謝酵素の働きも急激に低下してしまうことが分かっています。
体中の血流が悪くなると、酸素や栄養が細胞に届かず、エネルギーがうまく作れません。これが、「寝ても取れないだるさ」や「慢性的な疲労感」の正体なのです。
代謝が落ちて、だるさが抜けない体に
全身の筋肉運動が減ると、本来ならエネルギーとして消費されるはずの糖や脂質がうまく使われなくなります。これにより、「燃えない体」になってしまい、疲れが溜まりやすくなるだけでなく、冷えや自律神経の乱れも引き起こします。
自律神経は、血管の収縮・拡張をコントロールしています。血流が滞ることで自律神経も乱れ、さらに血流が悪くなる……。この「だるさの負の連鎖」が、座りすぎによって引き起こされてしまうのです。
脳への血流も低下!集中力が続かない
さらに怖いのが、脳への影響です。
全身の血流が滞れば、当然、脳への血流も低下します。
脳に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、脳由来神経栄養因子(BDNF)といった、脳の活性化に必要な物質の分泌刺激も低下してしまいます。
「午後になると集中力が続かない」「記憶力が落ちた気がする」…
その悩み
実は「座りすぎ」による脳への血流不足が原因かもしれません。自律神経も乱れやすくなり、脳の疲労感や精神的なストレスも増加してしまいます。
誠実に向き合う、体からのサイン
「座りすぎ」が全身に及ぼす影響は、局所的な腰痛や肩こりだけではありません。代謝異常、心血管疾患リスク、認知機能低下、メンタルヘルスの不調…と、実に多岐にわたります。
これらは、個人の意識に依存した散発的な運動だけでは、根本的な解決には至りません。
だからこそ、私たちは「座りすぎ」を公衆衛生上の深刻な課題として捉え、誠実に向き合う必要があると考えています。
