「腰が痛くて整体に行ったのに、先生がお腹ばかり触ってくる…」
初めて当院の施術を受けられたお客様から、時々こんな驚きの声をいただくことがあります。
確かに
腰が痛ければ腰を、首が凝っていれば首を揉んでほしいと思うのが自然ですよね。
ですが
私たちは時に「痛みがある場所から遠く離れたお腹」にそっと手を当てて施術を行います。
なぜ、そんなことをするのでしょうか?
今日はその理由について
少しお話しさせてください。
私たちの体は「全身タイツ」を着ているようなもの
人間の体の中には、臓器、骨、筋肉、神経など様々なパーツが存在します。それらを一つに包み込み、正しい位置に繋ぎ止めているのが「膜(ファシア)」という組織です。
イメージしてみてください。
もしあなたが「全身タイツ」を着ていて、お腹のあたりの布地をキュッと手で引っ張られたらどうなるでしょう?
背中や首の布地まで引っ張られて、姿勢がかがみ、動きづらくなりますよね。
実は、これと同じことが体の中で起きています。
過去に大きな風邪をひいて呼吸器が疲弊したとき、肺を包む膜が硬くなり、それが首の骨を引っ張ってしまう。
長引く便秘やストレスでお腹が張ったとき、腸を支える膜が収縮し、後ろにある腰の骨を引き寄せてしまう。
これが、いくら腰や首をマッサージしても「すぐに痛みが戻ってしまう」本当の理由です。
痛みを引き起こしている「犯人」は腰ではなく、お腹の奥に隠れていた“引きつり”だったのです。
「痛いところを力任せに押さない」誠実なケア
当院が大切にしているのは、体が発している「引っ張りのサイン」を丁寧に見つけ出すことです。
お腹の奥にある微細な緊張をゆるめてあげることで、引きつられていた首や腰が、まるで魔法が解けたようにフッと軽くなる瞬間があります。
「どこに行っても良くならなかった」
「もう歳だからと諦めていた」
そんな方にこそ、痛みの根本にある“お腹の声”に耳を傾ける施術を知っていただきたいと思っています。
あなたの身体が本来持っている「柔らかさ」と「軽やかさ」を、一緒に取り戻していきましょう。