東洋医学の定義。基本はシンプル「体をバラバラにできますか?」

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漢方、薬膳、ツボ、気功など、昔に比べ、雑誌やインターネットなどで東洋医学が取り上げられる機会も増えてきたかなと思われる今日この頃。

なのですが、ではそのハードルが下がったのかといえば、それはまた別の話。

「興味はあるんだけど……なんだかとっつきづらくて」。そんな人がまだまだ多いようです。

さまざまなジャンル(治療・養生法)に分類される東洋医学ですが、その根底にはいくつかの共通した考え方があります。

この「東洋医学の基本」ともいえる根っこの部分、実はものすごくシンプルなのです。難解と思われがちな東洋医学ですが、押さえるべきポイントさえ理解すれば、かなりの度合いで親しみやすくなるものです。

というわけで、今回は東洋医学の基本中の基本、最初の一歩ともいえる考え方をご紹介いたしましょう。

「シンプル」で「当たり前」な東洋医学の考え方~体はバラバラにできません~

たとえば胃の調子が悪くて病院に行った際、「じゃあ先生、診といてください」と胃を置き去りにして帰ってしまうなんてことが不可能なのはいうまでもないでしょう。

が、しかし、病気のほんの一部である症状だけを見て治療を行う現在主流の西洋医学は、いうならばそういう治療法。

実際は病院にいるにもかかわらず、胃以外の肉体は「おいてけぼり」になっていることが少なくありません。

整体観念とは?単なる部品の寄せ集めではない「私たちの体」

東洋医学では、病気の治療にあたっては、目に見えている症状だけでなく、人間丸ごとの変化を捉えて対処を考えます。

これが西洋医学と大きく異なる考え方のひとつ「整体観念(せいたいかんねん)」です。

「整体観念」とは、私たちの体を「1つの小さな宇宙(世界)」とみなし、内臓や器官、神経ほか人間の心身を構成するすべての要素は関連しあっているとする考え方。

さて、なんだか小難しい言葉が出てきましたが、要するに、私たちの体にある心臓、眼球、膀胱、脳、腎臓、耳、皮膚などの臓器や器官は、独立した単なる部品ではないということです。

それぞれが血管や神経、経絡といった体内に張り巡らされたネットワークによって互いに関連・連動し、だからこそ生命活動が営まれる。

つまり生きていられるという、今さらいうまでもないくらいに当たり前のこと。

それを東洋医学では「整体観念」と呼んでいるわけです。こうした内臓や器官の関連性を体系的に捉えた考え方が「五行説」と呼ばれるものです。

“カラダ”と“ココロ”も、もちろん切り離せません

仕事や人間関係などから生じるストレスは身体各所の血行不良の要因となります。

それによって胃に障害が起こった場合、胃を守る働きを持つ粘膜が荒れて防御機能が低下し、胃痛などが現れやすくなります。

このように、メンタルの変化が肉体に影響を与えるのは、人間の体のメカニズムからも明らかなことであり、東洋医学が「カラダとココロの関連性を重視する」のも、根本的に病気を治そうと考えれば、実はしごく当然のことといえます。

実際、不定愁訴など、一般の診療で多くが「原因不明」とされる症状に対して効果的な治療法があるのも東洋医学の特徴であり、大きなメリットといえます。

東洋医学では、今回ご紹介した「一部分ではなく全体をトータルに見る」というスタンスをベースに、

「自然の変化が病気を招く」
「健康とはプラスマイナスゼロの状態」
「気のせいはまさに『気』のせい」など、

さらにいくつかの基本となる「シンプルで当たり前の考え方」によって治療・養生が行われています。

 

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