「もしかして、私の体って歪んでる？」。
そう感じたら、骨盤矯正を考えるのもひとつの方法です。骨盤は、生活習慣や妊娠・出産が原因で歪んでしまうことがあります。骨盤の歪みをもとに戻して、健康的で正しい姿勢を手に入れましょう。
改善したい骨盤の歪み。どんな症状が出る？
いつも同じ脚を組んでいる、いつも同じ手でバックを持っている……。思い当たる人は骨盤が歪んでいるかもしれません。
骨盤の歪みは、下半身太りや脚のむくみ、肩こりなど様々な症状を引き起こします。できれば避けたい骨盤の歪みですが、私たちの生活習慣が大きな原因となっていることも少なくありません。また、妊娠・出産が原因で歪んでしまうことも多々あるとされています。
整体などでの骨盤矯正の効果は？
歪んでしまった骨盤を改善させる「骨盤矯正」ですが、実はその効果はまだ科学的に実証されていません。しかし、実際に整体などで施術を受けた人に、「メリットを感じた」という意見が多く見られるのもまた事実です。歪んでしまった骨盤を、本来あるべき位置に戻すよう導くのですから、人によってはすぐに効果が実感でき、骨盤の歪みによるさまざまな不調が改善することもあります。
また、一方でやせる効果があるといわれることもある骨盤矯正ですが、こちらの効果もはっきりしたことはわかっていません。一説によると、骨盤が正しい位置に戻ることで代謝が促されるから、とも考えられています。どちらにせよ歪みを放っておくメリットはなさそうなので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか？
骨盤矯正の注意点！妊娠中はしても良いの？
これから骨盤矯正の施術をお考えの方は、骨盤矯正で注意すべきことを知っておきましょう。まず、妊娠中に骨盤矯正を受けるのであれば、医療機関で医師に相談してください。医師の許可が取れたのであれば、妊娠16週を過ぎていわゆる安定期に入ってから、体に無理のない範囲内で行うようにしましょう。
骨盤矯正には、自分で簡単なストレッチを行う方法と、整体などへ通って施術してもらう方法と、ベルトやガードルなどの器具を使って行う方法があります。その中でも整体は効果を実感する人が多く、リラックス効果も期待できるのでお勧めです。妊娠中や産後は、体がデリケートな状態になっていますから、信頼できる施設を探しておきたいですね。ただし、妊婦さんの受け入れをしていない施設も多いため、特にお腹が目立たない時期に施術を受ける場合は必ず妊娠していることを伝えるようにしましょう。
まとめ
日頃の生活習慣や妊娠中の体の変化によって、骨盤は歪んでしまうことがあります。片足を上げて立ち続けられない場合、目を閉じて足踏みするうちに大きく立ち位置がズレていく場合は、すでに骨盤が歪んでいるかもしれません。キレイなボディラインを手に入れるためにも、骨盤矯正を始めてみてはいかがでしょうか？
骨盤矯正は、自分で簡単なストレッチを行ったり、ベルトなどの簡単な器具を使ったり、今日からでも始められます。整体へ通って施術してもらってもいいでしょう。
妊娠中に骨盤矯正をしたい時は、必ず医療機関で医師に相談してください。デリケートな時期ですから、妊婦さんの受け入れをしている施設を選んで、安定期に入ってから体に無理のない範囲で行うようにしてください。
体の歪みは、メンタル的にも気持ちが良いとはいえませんよね。骨盤が正しい位置に戻り、日々気持ち良く過ごせるようになるためにも、ぜひ骨盤矯正を始めてみましょう。
◆◆監修◆◆
内科医・公衆衛生医師
成田亜希子（なりた あきこ）先生
2011年に医師免許取得後、臨床研修を経て一般内科医として勤務。公衆衛生や感染症を中心として、介護行政、母子保健、精神福祉など幅広い分野に詳しい。日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。二児の母でもある。
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