夏と聞くと、なんとなく気温が上がり、汗をかき、
代謝も上がって痩せやすい?!
なんてイメージをされる方も多いのではないでしょうか?
残念ながら、夏は代謝の下がる季節です。
つまり、油断すると太りやすい時期です。
かくゆう私も、学生時代解剖学の教科書に
「代謝、季節的には夏に低く冬に高い。」
と書いてあるのを見てびっくりした記憶があります。
特に何もしない1日、運動もしない、遊びにもいかない、仕事もしない。
そんな日でも生命を維持するのに必要な1日の代謝量。
これが基礎代謝量です。
(生命維持の最小値というわけではありませんよ。)
そして、この基礎代謝が生み出すエネルギーが、体温を維持する大切な一つなのです。
今回は基礎代謝変化と外気温について、書いていこうと思います。
夏のカラダと冬のカラダは、どんな状態なのでしょうか。
広場で散歩する女性
外気温が高い時、夏のカラダ。
人は皮膚の血管を拡張し放熱し、体温の上昇を防ぎます。
汗をかくので水分がなくならないように、排尿は抑えられます。
夏場の犬がイメージしやすいかもしれません。
体温調節のために舌をペロリと出して放熱し、ぐだっと横になってじっとしている姿をよく見かけます。
人に戻ると、
さらに食慾が落ち、激しい運動をするとだるくなります。
つまり熱を産生するような行動をしたくなくなります。
これは健康な人の正常な反応。
暑い日に食べ過ぎると食べ疲れ、夏バテを起こします。
このことは暑い国インドにルーツをのある、ヨーガを見るととても頷けるところがあります。
本来の健康法としてのヨーガはゆっくりと呼吸し、脈拍を落ち着かせ、過度なエネルギー消耗をしないカラダに傾けていきます。
代謝を下げて長生きをするという考え方ですね。
瞑想や精神安定効果があることも納得ですね。
なぜか最近はヨーガは代謝を上げると思っている方が大半です。
ゼェーゼェーハーハー言いながら汗をダラダラと交感神経優位なスポーツのような姿はヨーガのイメージとは違うと想像すると解りやすいでしょうか?
とはいえ、流行もあってかよその国でアレンジされたヨーガメソッドは代謝を上げるようなものもあります。
環境がそうさせているということもあると思います。
特に食事制限もなく、気候も灼熱ではない日本でのヨーガは、ストレッチや筋トレの要素を含んだ、ある種別のものになっているのではないかなと考えます。
海外では、パワーヨガなどに代表されるようですね。
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