こんにちは
カラダLABOの芝内です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
全4回にわたってお届けしてきた「横隔膜のすごい力」のお話も、今日でいよいよ最終回を迎えました。
最終回となる今回は、私たちが日々感じている「ストレス」や「心の波」に、体からそっとアプローチする方法についてお話しさせてください。
忙しい毎日に追われたり、人間関係でちょっぴり傷ついたりしたとき。
私たちの心はきゅっと縮こまり、それと同時に呼吸は浅く、速くなります。これは体が「戦うモード(交感神経優位)」になって、自分を守ろうとしている自然な反応です。
しかし
この状態が長く続くと、寝つきが悪くなったり、慢性的な不安感に繋がったりしてしまいます。
「心を落ち着かせなきゃ」と思っても、湧き上がる感情を自分の意思でコントロールするのは、とても難しいことですよね。
けれど
実は、私たちが自分の意思で自律神経にアクセスできるルートがあります。
それが
お腹と胸の間にある筋肉『横隔膜(おうかくまく)』を動かすことです。
横隔膜のすぐそばには、体をリラックスモードへと導く、とても大切な神経(迷走神経)が通っています。
私たちが意識的に肩の力を抜き、深く、ゆっくりとした呼吸を行うと、横隔膜が上下にダイナミックに動きます。この動きが、まるで優しいマッサージのようにその神経を包み込み、刺激してくれるのです。
「深く息を吸い、さらに長く息を吐き出す」
これだけで、神経を通じて脳に「今は安全な場所にいるよ、もう休んで大丈夫だよ」というシグナルが届きます。
感情を言葉でなだめるのは難しくても、横隔膜という筋肉の動きを通して、体から心へ「安心」を届けてあげることは、今すぐにでもできるのです。
現代社会を生きる私たちは、どうしても頭を使いすぎて、呼吸を忘れてしまいがちです。
もし
心がざわざわして落ち着かないときは、いつでも一度立ち止まって、あなたの中の横隔膜を優しく動かしてあげてください。それは、あなたがあなた自身をいつでも労わることができる、最高のセルフケアです。
4回にわたり、少し専門的で、でもとっても大切な「横隔膜」の世界にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
これからもみなさんが、心地よい呼吸とともに、穏やかで健やかな日々を過ごせるよう、心から願っています。