「頭痛になるほどの肩こり、つらい」
「ここまでひどい肩こり、整体でなおるのかな」
今あなたは、頭痛をともなうひどい肩こりで困っているでしょう。そしてここまでひどい肩こりだと、やはりプロの手で改善してほしいと思いますよね。
肩こり=整体というイメージは強いですが、整体で施術を受けたことがなければ、実際どうなんだろう…と不安になるもの。
安心してください、頭痛をともなう重度の肩こりは整体で筋肉をほぐすことで改善できます。そして主な肩こりの原因は、肩周辺の筋肉の張りと筋肉の血流が滞っていることによるものです。
この記事を読むとそれがわかります。他にもひどい肩こりによる頭痛について。頭痛の種類。世に数多くある整体の選び方。そもそも整体とは何か。最後に肩こりを改善する治療院やサロン(整体以外)などを解説します。
内容を参考にしていただき、頭痛と肩こりがひどい場合には、どうか整体サロンを探してみてくださいね。
1.頭痛が辛すぎるひどい肩こりは整体へ行くのが正解
まず前提として、頭痛をともなう肩こりを改善するには、整体などでプロの手を借りるのが正解です。この1章では整体へ行くべき理由、頭痛が起こる肩こりの仕組み、万が一肩こりと頭痛に関連がない場合を解説します。
1-1.肩こりがひどいときに整体へ行くべき理由
頭痛が起こるほどひどい肩こりになったときは、整体へ行きましょう。筋肉をもみほぐし、ゆるめることが肩こりおよび頭痛を緩和するからです。
肩こりの主な原因は首肩周辺の筋肉の不調で、それが悪化すると肩こりがひどくなり、頭痛やめまいが起こることがあります。
また頭痛の側から考えてみます。肩こりのような筋肉が原因の頭痛は「緊張性頭痛」と呼ばれます。このタイプの頭痛の改善方法は筋肉をゆるめることです。
肩こりがひどく、頭痛も起こっている場合にはプロの手を借りることをおすすめします。
また整体師が肩を触ると、思ったより肩が凝っていない場合があります。それは肩こりが原因の頭痛ではないということになるので、病気の症状を疑い、医療機関を受診してください。
1-2.頭痛を引き起こす肩こりの仕組み
どうしてひどい肩こりが頭痛を起こすのかを説明します。頭の周りや首の後ろから肩、背中にかけての筋肉が緊張する、つまり肩が凝ることで、後頭部を中心に頭の両側や首筋にかけて痛みが発生します。
筋肉の緊張が続けば血流が悪くなります。すると老廃物がたまり、結果としてその周囲の神経が刺激されて頭痛が起きるとされています。
これが肩こりで頭痛になる仕組みで、また「緊張性頭痛」のメカニズムになります。
肩こりから受けるつらさの強弱は個人差があります。実際肩がひどく凝っていると感じて、同時に頭痛が起きていると、「緊張性頭痛」と決め付けるかもしれません。
しかし頭痛にはいくつか種類があり、症状によってある程度はわかります。下記に頭痛の種類についてまとめましたので、慎重かつ早めに判断するようにしてください。明らかに緊張性頭痛でない場合、自分では判断がつかない場合には、整体に行く前に整形外科などの医療機関を受診してください。
緊張性頭痛
痛み
頭部を中心に頭の両側や首筋にかけて、頭を紐のようなもので締め付けられる、頭に重いものが載っているような感覚。
特徴
めまいをともなうことがある。
頭を動かしても痛みに変化はない。
吐き気はあまりない。
性別の割合に差異がみられる。女性が男性の1.5倍程度多いとされる。
偏頭痛
痛み
ズキン、ズキンと脈打つように頭の片側が痛む。
特徴
吐き気をもよおすことがある。
光(明るい場所)や音が耐えられなくなることがある。
痛みや症状で日常生活が行えなくなる。
頭痛発作が始まる前に、目の前に火花が散るような光がみえる前兆が起こる(閃輝暗点)。
緊張型頭痛の症状もあわせもつことがあり、その頭痛は混合型と呼ばれる。
その他の頭痛
・薬物乱用頭痛
月に10日以上飲んでいる人が薬物の依存によって発症する頭痛。無水カフェインを含んだ薬は依存性を招きやすいとされている。
・群発頭痛
片方の目の奥が激しく痛む頭痛。毎日決まった時間帯に起こり数時間続く。
頭痛発作が毎日約2ヶ月間、群発する。数年おきに起きる。
以下の記事では肩こりのメカニズムを医学博士の方に聞いています。興味があればぜひ読んでみてください。
関連記事2.頭痛と肩こりの改善におすすめな整体の選び方
「肩こりならおまかせ」などと看板を出している整体はたくさんあります。しかし技術や知識レベルがまちまちです。なぜなら整体には国家資格は存在せず、整体のひとつであるカイロプラクティックですら日本には公的な資格はないからです。
これをふまえて、この章ではおすすめできる整体を見分けるポイントをご紹介します。初回のみ料金が安い整体もありますので、まずは1度お試しで行って続けるかどうか判断するのもオススメです。
2-1.口コミが好評
整体も含めて始めて行くマッサージ・リラクゼーションサロンは口コミを調べるのがおすすめです。やはり実際に施術を受けた人の体験談は、参考になるからです。肩こりについて言及しているものを読んでみてください。
サロンの公式ページ以外にも、整体のポータルサイトはいくつかあります。そのようなサイトを利用する方は、評価をしっかり書いてくれることが多いのでオススメです。
口コミが多く、少しマイナスな口コミも載せているサイト、サロンは誠実だといえるでしょう。
なお口コミの中に「人の紹介で行った」とか、「よかったので友達にも紹介した」という書き込みがあるかどうか、そしてサロン内の清潔さなども、その整体の判断基準になります。
2-2.数年以上〜数十年開業・施術している
整体は資格が必要ないため、開業するのも簡単です。とはいえライバル店舗も多いはず。その中で長年営業を続けているところは、実力にも期待できます。
開業から間がなくても、施術歴が長いかどうかもポイントになります。スタッフ情報を調べてみましょう。
2-3.ホームページやブログの内容が詳しくわかりやすい
ホームページがある治療院・サロン・医院なら、内容をみてみましょう。
施術の内容や効果、料金システムなどが詳しくわかりやすく書かれているところは、誠実で信頼できるといえるでしょう。
なお「絶対になおる!」とか、「1回で完全に回復!」などと言い切っているところは要注意です。(おそらくめったにないとは思いますが)
来院者の症状は人により違うのですから、実際に来院して体をみてみなければ、何も判断することはできないはずです。
2-4.ひとりの整体師が施術する
料金が納得できるものであるならば、整体師がひとりでやっているサロンがオススメです。その理由は整体に行くのは原則的に1回きりではないからです。
どういうことかというと、肩こりなどの慢性症状が骨格の歪みによるものだった場合、長年の生活習慣や、体の悪いクセが原因です。
それを解消するには、施術と並行して生活習慣も改善する必要があり、数回から数ヶ月間かかります。
最初に来院したときのあなたは、どんな状態だったか。どんな施術をして、どう矯正されることを予測していたか。
次に来院したとき、どの程度改善されていて、どんな問題があったか。このようなプロセスをきちんと理解して、一貫した矯正をしていくには、同じ人に担当してもらうのがベストでしょう。
なお施術者が複数在籍する整体でも、予約時に、「ひとりの整体師さんを指名などで担当してくれますか?」と聞いてみてください。
以下の記事ではさらに詳細に整体サロンの選び方を解説しています。興味があればぜひ読んでみてください。
関連記事3.肩こりを改善してくれる整体の基礎知識
街中で看板があふれ、ネット検索でも多数出てくる肩こりを改善してくれる整体。ただ整体がどのようなところなのかご存じない方のために、簡単にまとめました。
3-1.整体はひとつの施術ではない
整体ばれるものは、さまざまな施術を含んでおり、ひとつではありません。一般的には民間療法を指すことが多いです(まれに国家資格者が在籍している整体もあります)。
カイロプラクティックやオステオパシーのような、腰痛や肩こりなどの痛みを根本から治療することを目的とした整体。そしてリラクゼーション(癒し)を目的とした整体もあります。
3-2.整体自体は痛くない
整体師やカイロプラクターの中には、ポキポキ音が鳴るような痛い施術をする人もいます。ただ、「痛くする必要はまったくない」という整体師、カイロプラクターもたくさんいます。痛いのがイヤな人は、事前に確認してください。
3-3.整体は数回〜数ヶ月通う
肩こりを根本的に治療するには、数回〜数ヶ月の通院が必要です。なぜなら長年の日常的な生活習慣が原因の骨格の歪みや筋肉の硬化を改善する必要があるからです。
1回の施術である程度改善できても、根本的に改善するためには一定期間通院しながら、同時に生活習慣や体の悪いクセなども直していく必要があります。
3-4.整体の施術時間は30分~90分
30分以上で30分きざみのコースがある整体が多いです。なお初回は少し長めに時間がかかります。というのも、いいサロンであれば、施術の前にじっくりと問診をして、体の不調をチェックするために時間をかけるからです。予約や問い合わせをするときに、時間の目安を聞いてみてください。
3-5.生理中・妊娠中の女性は要相談
生理中も妊娠中は体調、時期によるので事前に相談してください。妊娠中は「安定期に入れば大丈夫」という、妊婦向けの施術をする整体も存在しますが。あくまでその時の健康状態にもよりますから、まずは担当医・助産師に必ず申告し、相談してください。
3-6.整体の施術費用は5,000〜10,000円
整体サロンによりまちまちですが、5,000〜10,000円が施術費用になります。初回のみ入会金や初診料がかかる場合もあります。一般的な整体では健康保険は適用できません。
つまり保険がきかない自己負担ですから、保険適用ができる整形外科や治療院に比べると、どうしても費用がかかってしまいます。
以下の記事もおすすめです。興味があればぜひ読んでみてください。
関連記事4.肩こりを改善してくれる整体以外の選択肢
肩こりを改善してくれるのは整体だけではありません。この章では整体以外の場所での治療、施術などがどう違うのかをみてみましょう。
4-1.整形外科
向いている人 | ひどい痛みの人、頭痛の種類や肩こりかどうか不明な人 |
診療内容・施術 | 医師の診察、確定診断ができます。場合によってレントゲンなどの画像診断をして、痛みの原因により、以下の対応を行う。投薬(薬効のある湿布も)。リハビリテーション。また整骨院・鍼灸マッサージを紹介することもあります。 |
在籍資格者 | 医師(国家資格) |
健康保険 | 適用でき医療費控除は受けられる |
4-2.接骨院・整骨院
向いている人 | 事故によるケガや急な痛みを治療する、整形外科で肩こりによる頭痛であることがわかった人、国家資格者の施術を受けたい人 |
診療内容・施術 | 手技 、物理療法(電気治療など)を行います。ケガ、急な痛み、骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れ、むち打ち、ぎっくり腰など。 |
在籍資格者 | 柔道整復師(国家資格) |
健康保険 | 条件付きで適用でき医療費控除は受けられる |
4-3.鍼灸マッサージ院
向いている人 | 鍼・灸を受けてみたい人、整形外科で肩こりによる頭痛であることがわかった人、国家資格者の施術を受けたい人 |
診療内容・施術 | 鍼、灸、手技を行います。ケガ、急な痛み、骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れ、むち打ち、ぎっくり腰など。 |
在籍資格者 | 鍼師 灸師 あん摩マッサージ指圧師(全て国家資格) |
健康保険 | 条件付きで適用でき医療費控除は受けられる |
4-4.リラクゼーションサロン(整体以外)
向いている人 | 癒されたい人、頭痛肩こりがそれほど強くない人 |
診療内容・施術 | 手技、もみほぐし、アロマリンパトリートメントを行います。 |
在籍資格者 | 民間資格取得者 |
健康保険 | 適用できず医療費控除は受けられない |
以下の記事もおすすめです。興味があればぜひ読んでみてください。
関連記事5.まとめ
頭痛がひどい肩こりは、整体で改善できることが理解いただけたでしょうか。
ひどい肩こりによる頭痛について、頭痛の種類、世に数多くある整体の選び方、そもそも整体とは何か、頭痛をともなう肩こりを改善する整体以外の治療院やサロン。これらを解説してきました。
繰り返しますが、頭痛の状況によっては、最初に整形外科で検査・診断してもらうことをおすすめします。
ここまで読んで、まずは整体に行ってみようと思っていただけたら幸いです。
以下の記事もおすすめです。興味があればぜひ読んでみてください。
関連記事
コメント