リンパマッサージの正しい順番とは?効果を最大限に高める方法

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リンパマッサージを始めることにしたけれど、どのような順番で行えばいいのかわからず、お困りではありませんか?

リンパには流れがあるため、リンパマッサージは順番を守って行わないと、効果が得にくくなってしまうのです。せっかくやるなら、できる限りの効果を得たいものですよね。

この記事では、リンパマッサージの効果的な順番を紹介します。全身のリンパマッサージを行う場合、どこからリンパマッサージを始め、どのような順番で行っていけばいいのか説明します

この順番を守ることで、リンパマッサージの効果をしっかりと得ることができるでしょう。

また、リンパマッサージの効果をさらに高めるためにできることを3つ、そしてリンパマッサージを行う際の注意点を3つ紹介します。

これらをすべて守ったうえでリンパマッサージを行えば、効果をさらに高めることができるでしょう。

この記事を参考に、順番を守ってリンパマッサージを行って、美容や健康に役立ててくださいね。

1.リンパマッサージの効果的な順番

リンパマッサージ順番_01この章では、リンパマッサージの効果的な順番を紹介します。また、各部位の簡単なリンパマッサージの方法も添えました。

ここで紹介するリンパマッサージの方法はあくまで一例ですが、自宅でも短時間でできるマッサージ方法です。ぜひ習慣化してみてください。

1-1.鎖骨からスタートする

リンパマッサージを行う際は、まず鎖骨から始めるようにしましょう。リンパの流れの最終出口が鎖骨リンパ節だからです。

全身のほとんどのリンパが、最終的に左鎖骨下で静脈に合流して排出されると言われています。

全身のリンパが集まってくるため、鎖骨リンパ節はどうしても詰まりやすい場所です。

一方、最終的な出口にあたる鎖骨リンパ節が詰まっていると、老廃物を排出することができなくなってしまいます。ですから、最初に鎖骨をスッキリと流す必要があるのです。

鎖骨の内側を指でさするようにしてほぐし、出口にあたる鎖骨リンパ節の詰まりを取り除きましょう。

全身のリンパマッサージを行う場合も、一部分のみのリンパマッサージを行う場合も、鎖骨からスタートするのは共通です。

リンパマッサージ順番01

1-2.全身のリンパマッサージを行う場合の順番

全身のリンパマッサージを行う場合は、鎖骨のマッサージの後、鎖骨から徐々に離れた場所に向かってマッサージしていきます。

最終出口に近いところほど、全身の老廃物が集まって詰まりやすいため、出口に近いところからリンパの通り道をきれいにしていくことが有効なのです。

全身のリンパマッサージは、以下のような順番で進めてください。

①肩
②顔
③脇
④腕
⑤鼠径部
⑥脚

各部位の簡単なマッサージ方法は以下の通りです。

1-2-1.肩

(1)首から肩に向かって、なでるようにマッサージします。
(2)肩から鎖骨に向かって流していきます。

リンパマッサージ順番02

1-2-2.顔

(1)口の下から顎下に向かってマッサージした後、顎からフェイスラインを耳の前に向かってマッサージします。
(2)目元から頬骨の下を通って、耳の前までマッサージします。
(3)目頭からまぶたの上と目尻を通って、耳の前までマッサージします。
(4)最後に、耳の前から首を通って鎖骨リンパ節に流していきます。

リンパマッサージ順番03

1-2-3.脇

(1)片腕を上げて、もう片方の手のひらで、脇の下をぐっと押さえるようにして刺激します。
※指でぐいぐい押す必要はありません。手のひらを使って面で押さえます。

リンパマッサージ順番04

1-2-4.腕

(1)片方の腕を上げます。
(2)もう片方の手を使って、手首から肘、脇の下に向けて、なでるように流していきます。

リンパマッサージ順番05

1-2-5.鼠径部

(1)肋骨の下から鼠径部に向かってマッサージします。

リンパマッサージ順番06

(2)膝上から鼠径部に向かってさすり上げるようにマッサージした後、鼠径部のリンパ節を両手で押さえるようにして軽く圧を加えます。

リンパマッサージ順番07

1-2-6.脚

(1)膝のお皿の周りをなぞるようにして、膝の裏に向かってマッサージします。

リンパマッサージ順番08

(2)足首からふくらはぎを通って、膝の裏に向かってさすり上げるようにマッサージします。

リンパマッサージ順番09

2.リンパマッサージの効果をさらに高める方法

リンパマッサージ順番_02この章では、リンパマッサージの効果をさらに高めるために、追加すると良いことを3点紹介します。

リンパマッサージは、順番を守ることが効果を得るための条件の一つですが、以下の3点を組み合わせると、最大限の効果を得ることができます。ぜひ日常的に行ってみてください。

2-1.夜に行う

リンパマッサージは夜に行うことをお勧めします。リンパは、夜寝ているときに流れやすいからです。

リンパは流れがとてもゆっくりで勢いが弱いため、起きている間は重力によって足のほうに溜まってしまいがちです。

しかし、夜になって横になると、リンパの流れが足のほうから身体のほうに向かいやすくなります。

水の入ったボトルを横に倒すと水がボトルの口のほうに移動していきますが、それと同じイメージです。

夜、寝る前にリンパマッサージを行うと、日中に滞りがちだったリンパの流れが良くなります。

そして、寝ている間にさらに流れがスムーズになって、老廃物が流れやすくなるというわけです。

2-2.バスタイムを活用する

お風呂の時間を活用してリンパマッサージを行うのも、効果を高める方法の1つです。時短になりますし、身体が温まることでリンパの流れがスムーズになるからです。

手に石鹸をつけて全身をマッサージすれば、身体を洗いながらリンパマッサージを同時に済ませることができます。

リンパマッサージの時間を別途取る必要がありませんので、忙しい人でもリンパマッサージを続けられるでしょう。

お風呂に入って身体が温まると、リンパの流れは良くなります。身体が温まった状態でリンパマッサージを行うことで、リンパの流れがさらに促進されて、効果が高くなります。

2-3.リンパマッサージの前後に水を飲む

リンパマッサージの前後に水を飲むとさらに効果的です。水分を摂ることで、リンパも流れやすくなり、老廃物の排出がスムーズになるからです。

マッサージ前に水を飲むことで、体内の水分が増え、リンパ液の濃度が薄まって流れやすくなります。リンパ液が流れやすくなれば、溜まった老廃物も流れて排出されやすくなるのです。

また、マッサージ後に再度水分補給を行うことで、尿と一緒に老廃物を体外に出しやすくなります。

リンパマッサージの前と後に、コップ1杯ずつ水を飲むことをお勧めします。

 

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3.リンパマッサージの注意点

リンパマッサージ順番_03リンパマッサージで最大限の効果を得る方法をお伝えしてきましたが、リンパマッサージには注意点もあります。

この章では、リンパマッサージを行うにあたって気をつけるべき点を3つ紹介します。最大限の効果を得るためにも、ぜひ頭に入れておいてください。

3-1.圧を強くかけすぎない

リンパマッサージを行うときは、力を入れすぎないように気をつけましょう。肌をなでるようにマッサージするだけで、リンパは十分に流れるからです。

リンパマッサージと聞いて、ゴリゴリと力を入れたマッサージを想像する方もいるようです。

しかし、あまり力を入れてマッサージしてしまうと、翌日揉み返しが出てしまったり、場合によっては力を入れてマッサージした箇所にあざなどが残ってしまう恐れもあります。

リンパ管は皮膚のすぐ下にありますので、さする程度でも効果が出ます。力を入れずにやさしくマッサージしましょう。

 

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3-2.方向を守る

リンパマッサージを行う場合は、マッサージの方向を守ることも大切です。方向が正しくないと、リンパの流れが妨げられてしまうからです。

リンパの流れは、リンパ節に向かって循環しています。リンパマッサージを行う際は、一番近くのリンパ節に向かってマッサージするようにしましょう。

例えば、脚のリンパマッサージを行う場合は、膝裏のリンパ節に向かって、ふくらはぎの下から上に向かってマッサージを行います。

リンパの流れに逆らってマッサージを行ってしまうと、老廃物を流すどころかかえって溜め込む結果になってしまいます。

リンパの流れを確認してからマッサージを行うようにしましょう。

 

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3-3.やらないほうが良い場合がある

リンパマッサージは、以下のような場合はやめておきましょう。リンパマッサージが刺激となってしまい、症状が悪化する恐れがあるからです。

①以下のような疾患がある場合
以下の疾患がある人は、リンパマッサージを行うべきではありません。身体に負担がかかり、疾患を悪化させてしまう可能性があります。
・心臓の疾患
・感染症
・悪性腫瘍
・低血圧
・喘息の発作時
・腎臓の疾患
・妊娠初期
・骨を固定するための金属が入っている人

②体調が悪い場合
風邪や頭痛といった体調不良時は避けましょう。また、極度に疲れが溜まっているときも、かえって体調が悪化する恐れがあるため、リンパマッサージはお勧めできません。

③食後2時間以内
食べた後にリンパマッサージを行ってしまうと、血行が良くなることで、胃に行くはずだった血液が全身を巡ってしまい、消化不良の原因となる恐れがあります。

④飲酒後
リンパマッサージは血行を促進するため、アルコールが回りやすくなってしまいます。

⑤皮膚疾患やけががある場合
リンパマッサージで体に触れることで、皮膚やけがの状態が悪化してしまう恐れがあります。

4.まとめ

この記事では、まずリンパマッサージの効果的な順番を紹介しました。鎖骨からスタートし、徐々に離れた場所に向かってマッサージを行っていきましょう。

また、リンパマッサージの効果をさらに高めるためには、以下の3点を加えると効果的です。

  • 夜に行う
  • バスタイムを活用する
  • 水を飲んでから行う

そして、リンパマッサージを行う際は、

  • 圧を強くかけすぎない
  • 方向を守る
  • やらないほうが良い場合がある

ことに注意が必要です。

この記事を参考に、効果を最大限得られる順番でリンパマッサージを行って、美容や健康に役立てていただければ幸いです。

 

リンパマッサージは自分でも行えるものの、熟練のプロの施術はやはり違います。力を抜いてリラックスしたところを、優しく、それでいてしっかりとリンパを流してもらうことは、至福のリラクゼーション体験になるでしょう。

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