「岩盤浴って生理中に行ってもいいの?」
「生理中でも岩盤浴に入っている人は、どうやってるの?」
そんなふうに思っている方へ、おすすめの記事がこちらです。
生理中に岩盤浴へ行ってみたいけれど、どうやって入ればいいのかイマイチわからない……
もし生理中の岩盤浴の入り方が今すぐわかって、実際に行けたら一番いいですよね。
生理中であっても、経血量がかなり少なくなった頃に周囲へ迷惑をかけないよう配慮すれば、岩盤浴へ行くことは可能です。
今回の記事では、生理中の岩盤浴で気をつける点から、生理用品や下着のお話、具体的な入り方、生理中に岩盤浴をした場合の効果まで、詳しくご紹介します。
また、あまり大々的には知られていない生理前後に岩盤浴入るメリットについても解説していきます。
今回の記事を参考にしていただくことで、生理中に安心して岩盤浴に入る方法や、生理中ならではの注意点がすぐにわかるかと思います。
生理中の岩盤浴について正しく理解して、生理中だけでなくその前後の期間も岩盤浴を存分に楽しむために、この記事がお役に立てれば幸いです。
1.〈生理中の岩盤浴〉注意して入れば大丈夫
生理中の岩盤浴は、入るタイミングや、生理中ならではの対策を気をつけるならば、入っても大丈夫です。
注意するポイントとしてまず大事なのは、岩盤浴に入ろうとしているのが、生理のどのタイミング(前半・後半など)なのかということ。なぜなら生理中は、経血量の度合いによっては岩盤浴に適さない日というのがあるからです。
また、岩盤浴に入れるタイミングである場合は、施設や周囲に対してのマナーを遵守し、水分や鉄分補給などの体へのケアを普段以上に丁寧に行うなど、生理期間ならではの配慮が大事になってきます。
下記には〈生理中の岩盤浴〉で注意すべき点についての詳細をまとめました。
参考にしていただき、生理中でも岩盤浴に入れるタイミングを見極めて、安心して岩盤浴を楽しみましょう。
1-1.経血量のピーク時は岩盤浴を控える
血量がピークを迎える生理2日目から3日目にかけては、岩盤浴は控えたほうがよいでしょう。
理由は、岩盤浴を行うことにより血行が良くなり、一時的に急激な経血量の増加を招いて体に負担をかける可能性があるからです。
生理中は多量に出血すると「ヘモグロビン」が急激に減少しますが、このとき、体内にある貯蔵鉄(フェリチン)を使ってヘモグロビンを基準値まで回復させています。しかし、本当は体内で「慢性的な鉄分不足」が起きている状態です。
鉄分が不足すればするほど、鉄分が生成に関係している脳内ホルモンの「セロトニン」や「ノルアドレナリン」が生成されなくなり、「だるい」「イライラ」「不眠」などの不快な症状を引き起こしやすいのです。
また、急激な経血量の増加は、貧血や立ちくらみの原因となる場合もあります。
このため、経血量がピークとなる期間は、より経血を増やすようなことは極力控えたほうが賢明です。
生理中に岩盤浴を楽しみたい方は、経血量がある程度少なくなる4日目以降に行うようにしましょう。
【経血量に関するデータ】
月経期の経血量については、女性による個人差もありますが、月経期間中の全経血量は19~252g、平均で82gとの結果が出ています。さらに経日変化をみると、月経開始から2日目が最も多く、総じて月経開始から3日目までが量の多い期間、4日目以降が量の少なくなる期間となっています。
1-2.生理中に入るなら周囲への配慮を徹底する
生理4日目以降に岩盤浴に入る場合、経血量が少なくなったとはいえ、まだ生理が続いている状態ですので、施設や周囲への配慮は徹底するようにしましょう。
生理後半で「もう終わりかけだから大丈夫」と思っていても、岩盤浴で温まっているうちに体内の血流が良くなり、出血量が思いがけず増えてしまうことがあります。
岩盤浴に入る際は、施設や備品を汚さないように生理用品をきちんと使用した上で、こまめに交換することを心がけましょう。
また、岩盤浴の施設によっては、生理中の利用をNGとしているところも多いので(温泉と併設している岩盤浴に多い傾向があります)、利用前には念のため必ず確認するようにしてください。
1-3.貧血・脱水症対策を万全にする
生理中の岩盤浴では、水分をこまめに補給し、貧血にならないよう岩盤浴前後の食事や飲み物にも気をつけるようにしましょう。
岩盤浴では水分補給が必須なことは広く認知されていますが、生理中はそれに加えて、鉄分も通常より多めに摂取する必要があります。
具体的には、成人女性が1日に摂取したい鉄分量は通常6.0〜6.5mgが推奨値とされていますが、生理中は鉄分が失われるため10.5mgと通常時の1.6倍以上を摂取がおすすめというデータが発表されています(下記参照)。
生理期間中は食事や飲み物などから、通常よりも鉄分を多めに取るようにしましょう。
【鉄の食事摂取推奨量】
〜厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より〜
それでは、食事で鉄分を多めにとるには、どのような食材を選べばよいのでしょうか?下記に鉄分を多く含む食品リストを掲載していますので、チェックしてみましょう。
動物性食品では「あさり」が100g中29.7mgとダントツで多く、植物性食品では「あま海苔(黒海苔の総評)」や「焼き海苔」が100g中11.4mgでトップになっています。どちらも海の恵みですね!
【鉄分を多く含む食品リスト】
実は、食品に含まれる鉄には、魚介類や肉など動物性食材に多く含まれる「ヘム鉄」と、野菜や海藻、穀類などの植物性食材に含まれる「非ヘム鉄」があります。
体への鉄分吸収率は、ヘム鉄のほうが非ヘム鉄に比べ5〜6倍高いことが明らかになっており、また、鉄分とビタミンCを一緒に摂取するとさらに吸収が良くなることがわかっています。
生理期間中に鉄分を効果的に摂取するには、「ヘム鉄を含む食材」と「ビタミンC」を意識して取るようにしましょう。
また、鉄分を食事で取るのが難しい時は、市販されているドリンクを活用するのもおすすめです。
生理中の鉄分不足を気軽に補うことができる飲み物を下記にご紹介します。
【鉄分を多く含むドリンク例】
「プルーンFe1日分の鉄分のむヨーグルト」
1本あたりの鉄分:6.8mg 希望小売価格113円(税込)出典:雪印メグミルク
「チョコラBB Feチャージ」
1本あたりの鉄分:鉄分4mg 希望小売価格238円(税込)出典:エーザイ チョコラBB
なお生理中のマッサージ・リラクゼーションについては、他にも以下のような記事がございますので興味がある方はお読みになってみてください。
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2.〈生理中の岩盤浴〉生理用品&下着と入り方
生理中に岩盤浴へ入る場合、「着用する生理用品や下着」と「入り方」に十分気をつける必要があります。
岩盤浴中に生理の経血で室内着や岩盤床に絶対に汚したくないですよね。そのためには、生理用品の扱いに十分気をつけなければなりません。
岩盤浴施設では室内着の下には何も着用しないことを推奨しているところが多いのですが、生理用品は必ず使うようにし、さらには経血で汚さないために、ショーツなど下着の着用が必須になってきます。
また、体調面でも、生理中は免疫機能が低下して疲れやすくなっているので、長時間の岩盤浴は避け、体に無理のないタイムスケジュールで入る必要があるのです。
ここでは、〈生理中の岩盤浴〉での気になる生理用品や下着についてのお話と、具体的な入り方、岩盤浴前後の過ごし方についてを詳しくご紹介します。
生理中の岩盤浴を安心して快適に入るためにはとても大事なことなので、しっかりチェックしてご自身の岩盤浴に役立ててください。
2-1.生理用品はこまめに交換
生理中の岩盤浴では、経血で周辺を汚さないために生理用品を必ず使用したほうがよいですが、その交換もこまめに行うほうがよいでしょう。
岩盤浴を行う室内は常に35〜45℃くらいの温かい空間で発汗が促されるため、ナプキンを着用すると経血だけでなく汗も吸収することになります。ムレなどを防ぐためには、岩盤浴に入って体が温まり「ほどよく汗をかいたな」と思ったタイミングで交換しておくと安心です。
使用する生理用品は各自が使いやすいものでよいと思いますが、最近では体にやさしい天然素材の製品が増えてきているので利用するのもおすすめです。
水分吸収率の高い「高分子吸収剤」を使用しているナプキンの場合は、経血を吸収してゲル状に固めるケミカルな原材料のため、経血と化学物質が混ざり合うことでニオイを発する場合があります(生理の経血自体は無臭です)。このため岩盤浴にはあまりおすすめしません。
下記に高分子吸収剤不使用で人気の生理用品をご紹介します。
自分の体が心地よく過ごせる生理用品を見つけて、快適な岩盤浴を楽しみましょう。
【高分子吸収剤不使用の生理用品例】
高分子吸収剤不使用の生理用品は、天然素材にこだわったものが多く、肌にやさしいのが特徴です。経血がゲル化しないので局部が冷えにくく、使用感も温かくやらわかな印象です。
「ORGANYC(オルガニーク) レギュラー 普通の日用 10個入」
648円(税込)/かぐれ出典:WEAR.jp
1947年から医療ガーゼを製造しているイタリアCORMAN社製。肌に触れる部分から内材に至るまで、すべてオーガニックコットンです。薄手でやわらかく、温かなつけ心地となっています。
「Natural Moon 多い日の昼用(羽つき)16個入」
511円(税込)トップシートは天然コットン100%。オーガニックコットンではありませんが、吸収力の高い綿状パルプが吸収剤に使用されています。ある程度厚みがあり、ふわふわしたつけ心地です。日本製。
「cotton labo 羽つき ノンポリマー / 18個」
429円(税込)表面材のみオーガニックコットン100%で作られた日本製の製品です。羽つきですが、羽が直接肌に当たらない設計で「羽なし」のようなやさしいつけ心地。厚みがあるのにコンパクトです。
2-2.ショーツは必ず身につける
多くの岩盤浴では室内着の下には何もつけないことを推奨していますが、生理中に行う岩盤浴ではショーツを必ず身につけるようにしましょう(※)。
ショーツは生理用品とセットで身につけることになるわけですが、問題は汗やムレ対策。一般的な生理用のサニタリーショーツは経血の漏れを防ぐ特殊素材が使われていることが多く、岩盤浴ではムレやすいのであまり適していません。
おすすめは、乾きやすい紙製のショーツ。エステやマッサージサロンでも利用されていることの多い紙製ショーツは「フィット感がないので生理用品をつけて大丈夫?」と思うかもしれませんが、最近では新技術の開発によりフィット感抜群のものが登場しているので要チェックです。
また、最新のサニタリーショーツでは、なんと「経血を直接吸収するショーツ」が登場。下記で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
生理中の岩盤浴では、ムレないショーツを選んで着用し、快適に過ごしましょう。
(※)生理中の利用がOKな施設の場合に限ります。上記1−2で前述していますが、生理中の利用が可能かは必ず確認しておきましょう
【岩盤浴におすすめの最新ショーツ例】
★紙製ショーツ
「ハッソーケア使いきりショーツ10枚入」参考価格:842円(税込)出典:HASO CARE
特許出願中の薄型新素材「マイクロフィンドライ構造」により、紙とは思えないほど伸縮性に優れたショーツです。
ショーツ内部の湿気が新素材の構造により吸い出され、常にドライな感触をキープ。一般の紙製ショーツと比べて吸水速乾性に大変優れています(下図参照)。
医療で手術の際に利用される吸水パッドとの併用を想定し設計されているので生理用ナプキンとの相性も良く、岩盤浴での利用にもおすすめです。「資材の蒸散性(乾きやすさ)試験結果(20分後の水分蒸散率)」
〜第三者機関による品質試験より〜出典:HASO CARE
★布製ショーツ
「Eva Wear(エヴァウェア) ヒップスター」販売価格:5292円(税込)
出典:サニタリーショーツ経血を直接吸収する、新タイプの高機能サニタリーショーツです。
特殊な4層構造の素材で作られており、第1の層で経血を吸い取り、それを第2の層ですばやく吸収するため下着の内側は常にサラサラしています。第3・4層では蒸気のみ逃して水分は表に通さないので、ムレや漏れの心配がありません。使用後はすぐに水洗いした後、洗濯機の利用が可能。気になる素材は、内側の肌に触れる部分がコットン95%、スパンデックス5%となっていて安心です。最大で20ccの経血を受けとめるので、生理の終わりかけなら岩盤浴に入る際にもナプキンをつけずに使用できます。
2-3.岩盤浴の入り方と前後の過ごし方
生理中の岩盤浴では、鉄分の不足で貧血を起こしやすい状態にあるので、体に無理のない入り方をするようにしましょう。
岩盤浴では主に床面に横になって過ごすのが一般的で、うつ伏せ、仰向けなど横になる面を適宜変えて体全体を温めていきますが、それぞれ目安となる時間があります。
生理中は、一般的な目安時間よりもやや短めに設定し、自分の体調に合わせて入るようにしましょう。
下記では生理中岩盤浴に入る手順や、入る時間について説明していきます。
岩盤浴を行う前後の過ごし方も併せてご紹介しますので、どちらもチェックして無理のない岩盤浴を満喫してください。
〈生理中の岩盤浴の入り方〉
直前:脱水症状にならないよう水分を補給します。
1.岩盤浴場に入り、岩盤の上に直接横になるか、自分のスペースにタオルをひろげてその上に寝転がります
2.仰向けになり、5〜10分間を目安に体を温めます
(時間は、岩盤浴場内に時計がある場合が多いのでチェックしておきましょう)
3.時間がたったら、今度はうつぶせになり5〜10分間横になります
〜ここまでが、入り方の1セットです〜
この時点でじんわりと汗をかいていると思いますので、岩盤浴場から出て、水分を取りながら5~10分休憩しましょう。また、生理用品も交換するようにしましょう
体調に合わせて、上記のセットを繰り返してください。
〈生理中の岩盤浴前・後の過ごし方〉
【岩盤浴前】
・岩盤浴の約1〜2時間前までに食事を終えておきます
・メイクを落とし、可能であればシャワーを浴びて体の表面の汚れを落としておきます(*1)
【岩盤浴後】
・水分をたっぷり補給します
(ミネラルや鉄分の多いドリンクがおすすめです)
・入浴はせず、汗を押さえてゆっくり体を休息させます(*2)
・岩盤浴後から1〜2時間あけて食事を取るようにします
*1:岩盤浴では温度・湿度ともに高い場所で過ごすため、生理用品のムレやニオイを気にしないで済むよう事前にシャワーなどで体を洗い、生理用品を替えておくことをおすすめします。
*2:岩盤浴によって出る汗は通常の「汗腺」から出る汗とは異なり、「皮脂腺」から出るサラサラとした汗になっています。これは自らの体の持つ水分と脂分が含まれた天然の成分で、美肌効果を期待できる「天然の保湿剤」とも言われています。このため洗い流さずタオルで押さえるようにしましょう。
3.生理中に〈岩盤浴〉を行うことの効果
生理中に岩盤浴を行う場合、体に嬉しい効果が見られます。
その効果の元となっているのは、岩盤浴の温熱効果で冷えを解消することによる体の機能改善です。
人は体温が1度下がると体内の免疫力が約30%落ちると言われていますから、冷えを改善して体温を上げる岩盤浴は、健康の維持に役立つありがたい存在だと言えるでしょう。
ここでは、生理中の岩盤浴にはどのような効果があるのか具体的に解説していきます。
生理への効果をよく理解した上で岩盤浴を利用して、生理中の健康状態キープにぜひ役立ててください。
3-1.遠赤外線の温浴効果で生理痛を軽減
岩盤浴では、遠赤外線の熱エネルギーによる温浴効果が生理痛を軽減させます。
理由は、生理痛の主な原因である体の「冷え」や「自律神経の乱れ」を、遠赤外線の温浴効果で一時的に改善し、生理痛を緩和させるからです。
また、岩盤でゆっくりジンワリと温めるため体の芯まで温まりやすく、シャワーなどで表面から温めるよりも冷えにくく、生理痛を和らげる効果が持続しやすくなるのです。
生理痛がある場合には、岩盤浴の上に寝転んで、ゆっくりと遠赤外線の熱エネルギーを体に取り込みながら痛みを緩和させていきましょう。
3-2.副交感神経が優位に。リラックス効果あり
岩盤浴で「冷え」がおさまり自律神経が整うと、副交感神経が優位に働いて体全体が次第にリラックスしてきます。
自律神経と副交感神経は密接に関係し合っているので、岩盤浴で体を温めることで自律神経が整い、リラクゼーション効果をもたらすのです。
また、岩盤浴では天然石から発生するマイナスイオンによる癒しの効果も期待できます。
岩盤浴でのリラックス効果を満喫したい方は、「ゆっくりとした、深い呼吸」を意識して入るのがおすすめ。深い呼吸は副交感神経を優位に働かせるので、リラックスした状態へとスムーズに導いてくれます。
イライラや自律神経を乱しやすい生理中は、岩盤浴を活用して思いっきりリラックスしましょう。
3-3.体内の老廃物を排出し、むくみを解消
「生理中は体がむくみやすい」という方も多いと思います。むくみの原因は、冷えや血行不良により体内に蓄積された水分や老廃物です。岩盤浴で体を温めてあげることで、生理中のむくみの解消につながります。
岩盤浴では、おおよそ40〜45度に温められた岩盤の石から発せられる遠赤外線により、じんわりとした発汗作用があります。これにより体の芯まで温まり、たくさんの汗をかいて体の老廃物を排出し、むくみを解消する効果があるのです。
生理中に岩盤浴をうまく活用して、気になるむくみを解消していきましょう。
なお生理中に足つぼマッサージをすることも効果的です。詳しくは以下の記事を読んでみてください。
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4.〈岩盤浴〉実は「生理前/後」がおすすめ
生理中に嬉しい効果がある岩盤浴、実は「生理の前/後」に入るとさらに大きなメリットがあるってご存知ですか?
女性の体は生理の前後で分泌されるホルモンが異なるため、岩盤浴の温熱効果が「生理の前/後」それぞれのホルモンに好影響をもたらしてくれるのです。
例えば生理前は、妊娠が成立しなかったことにより「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌が急激に減り、神経が過敏になりPMS(月経前症候群)を起こしやすくなりますが、岩盤浴の温熱効果により自律神経を整え、この反応を和らげてくれるのです。
同様に、生理後には「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が活発になるのですが、そこへも岩盤浴が効果的に作用します。
ここでは、「生理の前/後」に岩盤浴を活用することで得られる代表的な効果を3つご紹介しています。
どれも見逃せないメリットばかりなので、くまなくチェックして生理前後の岩盤浴に役立ててください。
4-1.「生理前の岩盤浴」がPMSや生理痛を緩和する
生理前に岩盤浴で体を温めることで、生理前に起こる「PMS(月経前症候群)」や生理痛を緩和する効果が期待できます。
理由は、PMSや生理痛の原因の一つに「ホルモンバランスの崩れ」と連動した「自律神経の乱れ」があり、岩盤浴の温熱効果にこれらの乱れを整えてくれる働きがあるからです。
PMSや生理痛にお悩みの方は、生理の周期に合わせて岩盤浴を毎月活用することで自律神経が整うようになり、毎月の不快感を緩和していくことが可能になっていきます。
生理前の岩盤浴であれば、生理中のようにいろいろな準備をする必要もなく気軽に入ることができるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
4-2.「生理後の岩盤浴」で痩せやすい体質に導く
女性は毎月、生理の周期合わせてホルモンバランスが変化しており、生理後から排卵が始まるまでの約2週間は痩せやすい期間と言われています。この期間に岩盤浴を取り入れることで、「痩せやすい体質」へと導いていくことが可能です。
具体的にどうして「痩せやすい体質」になるかというと、この生理後2週間は女性ホルモンの「エストロゲン」の量が増えてくる時期にあたり、食欲が抑えられ、代謝がよくなる時期と言われています。
排卵後〜生理までの間「プロゲステロン」の影響で妊娠に備えて水分や栄養分を体内に溜め込んでいたものを、生理の後には逆に排出しようとする働きが強くなり、デトックスやダイエットがしやすくなるのです。
例えるなら、「もともと体の代謝が良くなっている期間に、水分や老廃物の排出を促す体内のキャンペーンが始まり、岩盤浴を活用することでその効果がさらに促進される」といった状況にあり、これを継続して繰り返すことで、痩せやすい体質へと体が変化していきます。
生理後に体がスッキリした状態で行う岩盤浴は、生理中とまた違って実に爽快です。痩せやすい体質に改善したい方は、生理後の利用を継続してみましょう。
4-3.生理前・後の活用で肌質改善・新陳代謝UP
生理の前/後に岩盤浴を活用していくことで、肌質の改善や新陳代謝を良くする効果が期待できます。
理由は、岩盤浴の温浴効果により毛穴に詰まった皮脂や角栓などが汗ともに排出され、毛穴がキレイになり、肌のキメが次第に整っていくからです。
また、体内の老廃物を排出することにより内臓の各器官の代謝がよくなり、同時にホルモンバランスや自律神経も整っていくため、体全体の新陳代謝がアップしていくのです。
医学的にも、肝機能がアップすると肌荒れを改善する効果があると言われており、岩盤浴を生理前/後に効果的に取り入れていくことで、内臓と皮膚(毛穴)の両面からの改善が見込めるでしょう。
肌荒れに悩む方は、「生理の一週間前」「生理の一週間後」などサイクルを決めて岩盤浴を継続していくとよいと思います。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は〈生理中の岩盤浴〉について、入る際の「注意点」から、岩盤浴利用時の「生理用品や下着」のお話と「入り方」、生理への岩盤浴効果」を中心にまとめました。
また、最後にご紹介した「実は『生理前/後』がおすすめ」も見逃せないポイントですね!
くれぐれも生理中の体に無理のない範囲で、リラックスして岩盤浴を楽しんでください。
また以下の記事もおすすめです。よろしければ続けて読んでみてください。
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