疲労やストレスによる頭痛、辛いものです。簡単なマッサージで和らげることができたら、いいですよね。
この記事では、疲れや緊張によって起こる頭痛を和らげてくれる簡単なマッサージをご紹介します。
頭痛には様々な原因がありますが、眼精疲労や肩こり、ストレスによる頭痛は、この記事でご紹介するマッサージで和らげることができます。
簡単に自分で行えるよう、マッサージのやり方とツボの位置をイラストを交えて説明します。仕事中や移動中でもできるものもありますので、ぜひ試してください。
また、頭痛が起こりにくくなるように、日頃から心がけたい生活習慣についても、あわせてご紹介します。
頭痛を和らげて少しでも快適に過ごすお手伝いができれば幸いです。
- マッサージの表記
- 文中にある「マッサージ」は全て、「リラクゼーション目的のマッサージ」を意味します。
1.すぐに効く!頭痛を和らげるマッサージ3種
頭痛をすぐに和らげることができるマッサージをご紹介。自分で簡単に行えるよう、マッサージのやり方と頭痛に効くとされるツボの位置を、イラストを交えて解説します。
いずれも緊張や疲労が原因の頭痛に効果がありますので、ぜひ試してください。
※突然始まった激しい頭痛は即、医療機関を受診する 激しい頭痛が突然始まった時や吐き気を伴う場合には、ただちに医療機関を受診してください。重篤な病気の可能性があるためです。 |
1-1.手のマッサージ
まずは手のツボのマッサージを試してみましょう。手には頭痛に効くツボがいくつかありますが、その中でも特に効果が高いのは、合谷(ごうこく)と片頭点(へんとうてん)です。職場や電車の中でもさりげなく押せるので、痛みがひどくなる前に手をほぐしてみましょう。
①合谷(ごうこく)
合谷は親指と人差し指の骨が交差するあたりにあります。頭痛に効くだけでなく、胃痛、便秘、肩こり解消にも効果がある万能ツボなので、覚えておくと便利です。
反対の手の親指を合谷に当て、心地よさを感じられる程度の力で押したりもみほぐしたりしましょう。
②片頭点(へんとうてん)
片頭点は小指の第2関節のあたりにあり、ずきずきした頭痛に効果があります。人差し指と親指でつまむようにもんでください。
1-2.目の周りのマッサージ
眼精疲労からの頭痛には、目の周りのツボをマッサージします。目の周りにあるツボの中で眼精疲労による頭痛に効果があるのは、攅竹(さんちく)と晴明(せいめい)、太陽(たいよう)です。PC作業の合間にマッサージを行うと、疲れ目の予防にもなります。
なお、目の周りは皮膚が薄いので、強くもんだりこすったりせず、心地よく感じられる強さを保つようにしてください。3秒かけて力を加えていき、3秒かけて緩めるぐらいの、ゆっくりしたペースで行いましょう。
①攅竹(さんちく)
攅竹は眉頭のすぐ下にあるくぼみです。人差し指を曲げ、第2関節を攅竹に当ててじわっと力を加えましょう。
②晴明(せいめい)
晴明は目頭と鼻の付け根の間にあります。親指と人差し指で鼻の付け根をつまんで、優しく力を加えます。
③太陽(たいよう)
太陽はこめかみのくぼみにあります。人差し指と中指を揃えて太陽に当て、指先で優しく円を描くようにほぐしましょう。
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関連記事1-3.頭のマッサージ
百会(ひゃくえ)と風池(ふうち)は、頭痛全般に効くツボです。ゆっくりと腹式呼吸をしながら3~5分程度マッサージをすると、頭痛が和らぐのが実感できるでしょう。
①百会(ひゃくえ)
百会は頭の頂上あたりにあります。頭のてっぺんあたりで、押すと気持ちがいいポイントを探してください。
中指の指先を当て、まっすぐ下に向かって押しましょう。
②風池(ふうち)
風池はうなじの生え際にあります。後頭部の中心と耳との中間辺りにあるくぼみで、少し顔を上に向けると見つけやすくなります。
風池に親指を当て、息を吐きながらゆっくり頭を後ろに倒します。息を吐ききったらゆっくり頭を戻しましょう。
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関連記事2.頭痛を防ぐ生活習慣
マッサージには頭痛を和らげる効果がありますが、頭痛を予防できればそれに越したことはありません。
そこで、頭痛を防ぐために知っておきたい生活習慣をご紹介します。
日々のちょっとした心がけで、頭痛を予防しましょう。
2-1.シャワーだけで済ませずにお湯に浸かる
入浴する際にはシャワーだけで済ませずに、お湯に浸かって疲れを取りましょう。
お湯に浸かることで体の芯から温まると同時に静水圧によって血行が促進され、疲労の回復につながるからです。
また、体温を上げることが免疫機能を活性化します。
シャワーだけでお風呂を済ませずに、お湯に浸かることを心がけましょう。
2-2.睡眠は7~7時間半取る
7~7時間半の適度な睡眠時間を保つことは、頭痛の予防になります。
睡眠不足で疲労が抜けず、頭痛が起こることは容易に想像がつくでしょうが、実は眠りすぎも頭痛の原因になります。眠りすぎによって頭痛が起こる仕組みには、次のふたつがあります。
①睡眠中は副交感神経が優位になります。副交感神経は血管を拡張させ、拡張した血管が三叉神経を圧迫して頭痛を引き起こします。
②拡張した血管を収縮させるために、セロトニンが分泌されます。
それによって血管は急激に収縮しますが、セロトニンの濃度が下がるとふたたび拡張して頭痛を引き起こします。
7~7時間半の適正な睡眠時間を心がけましょう。
2-3.ストレッチなどの軽い運動を行う
ストレッチやラジオ体操などの軽い運動を行うことは、頭痛の防止に効果があります。
軽い運動によって、頭痛の原因となる肩こりを和らげたり、ストレスによって起こる緊張をほぐしたりできるからです。
お風呂上りや寝る前に5分ほどストレッチを行うなど、軽い運動を習慣にしましょう。
2-4.ストレスを溜めない
ストレスを溜めないようにすることは、頭痛の防止に効果があります。
ストレスにさらされると、肩や首のこりとともに頭痛が起こることがあるからです。
さらに、ストレスはセロトニンの過剰分泌を引き起こし、それによって起こる血管の急激な収縮や拡張が、頭痛の原因になります。
上にご紹介したお風呂や適度な睡眠、軽い運動を行うことは、いずれもストレス解消に効果があります。
それ以外にも、好きな音楽を聴いたりおいしいものを食べにいったりと、その人なりの方法でストレスを発散し、溜め込まないようにしましょう。
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3.まとめ
疲労や緊張が原因の頭痛には、マッサージが効果を発揮します。目立たずにできるものもあるので、ひどくなる前に和らげるようにしましょう。
頭痛は生活習慣によってある程度予防することができます。入浴はシャワーで済まさない、適度な睡眠を取る、軽い運動を行うなどを心がけましょう。
ストレスも頭痛の原因となるので、自分なりの発散方法を見つけて溜め込まないことが大切です。
この記事が頭痛に悩む方のお役に立てれば、こんなに嬉しいことはありません。