サウナの温度は-10°Cから100°Cまで|温度別8種類のサウナを解説

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「体が溶けてしまうようなあの暑さは一体何°Cなの……?

呼吸をするたびに体の中に入ってくる熱風。ひたいからこぼれ落ちる汗。熱いサウナだけど、やめられない!という方も多いのではないでしょうか。

一般的なサウナは80°Cから100°Cほどです。しかし、全く暑くない50°Cから60°Cほどのサウナも実は存在します。

さらに、-10°Cの冷凍サウナと呼ばれる一般的なサウナと真逆のサウナもあります。サウナの温度によっても、もたらす効果や効能が全く違ってきます。自分にぴったりのサウナを見つけたいですよね。

そこで今回は温度別に特徴と効果も合わせて8種類のサウナを紹介します

さらに、後半では意外と知らない、正しいサウナの入り方やサウナを安全に楽しむための注意点も合わせて紹介しています。最後までご覧になってくださいね。

この記事を読むことであなたにぴったりのサウナが見つかります。今までに行ったことのないサウナ、全く知らなかったサウナにぜひ挑戦してみてください

あなたにぴったりのサウナを利用し、サウナを楽しんでほしい。という思いでこの記事を書き上げました。ぜひこの記事をお役立ててみてください。では解説していきます。

1.一般的なサウナの温度は80°C〜100°C

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一般的なサウナの温度は80°C〜100°Cです。湿度は10°C前後で、このサウナは乾式サウナ(ドライサウナ)と呼ばれます。温度が高く、湿度が低いためサウナの中は乾燥していて、蒸気はほとんどないのが特徴です。

温度が80°C〜100°Cほどの乾式サウナは1951年に日本に持ち込まれて以来、日本人におなじみのサウナとなっています。

ただ、最近では温度に関係なく、たくさんの種類のサウナが増えてきました。次から温度別に色々な種類のサウナを紹介していきます。

2.温度別サウナ8種類|サウナの特徴と効果を解説

では温度別にサウナを8種類紹介していきます。
紹介するサウナをまとめた表は下記の通りです。

温度名前特徴
100°C〜高温サウナサウナの中でも一番高温のサウナ
80°C〜100°C乾式サウナ(ドライサウナ)サウナの中でも一番多いサウナ
80°C〜90°Cフィンランド式サウナロウリュ(熱く焼けた石)サウナの本場フィンランドで一番主流なサウナ
65°C70°C遠赤外線サウナ遠赤外線を発するサウナで美容効果があると言われている。
40°C〜60°Cスチームサウナ蒸気を室内に充満させたサウナ
40°C〜50°Cミストサウナ霧を室内に充満させたサウナ
40°C〜50°Cソルティサウナサウナに入りながら、塩を体に塗るサウナ
-10°C冷凍サウナ水風呂に入ったようなマイナス温度のサウナでは一つずつ解説していきます。

以下の記事もおすすめです。興味があればぜひ読んでみてください。

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2-1.【100°C〜】もっと暑さが欲しいという方にオススメの高温サウナ

一般的に100°C〜以上のサウナは高温サウナと呼ばれています。通常よりも温度が高い高温サウナは、中に入るといつもよりも強い熱風を感じます。

短期間で一気に熱をかくことができ、血行促進の効果があると言われています。普通のサウナでは物足りない、もっと汗をかきたいという方には高温サウナがオススメです。

※しかし、高温サウナは熱中症になる危険性もあるため、15分間以上、長時間入るのは危険です。サウナの前後にしっかりと水分補給をするようにしましょう。

2-2.【80°C〜100°C】日本で主流の一般的な乾式サウナ(ドライサウナ)

乾式サウナ(ドライサウナ)は先ほどでも紹介したように、温度が80°C〜100°Cで日本人に最も馴染みの深いサウナです。8分〜10分ほどサウナに入り、そのあとに水風呂に入るという入り方が一般的です。

肩こり解消、免疫力アップ、疲労軽減、美肌効果、むくみ解消、ニキビ治療、ダイエット効果など乾式サウナには様々な効果があると言われています。

サウナ初挑戦の方などは、まずこの一般的な乾式サウナからチャレンジすることをオススメします。

2-3.【80°C〜90°C】本場フィンランドで愛されているフィンランド式サウナ

熱く溶けた石の上に水をかけて蒸気を発生させ、体感温度を上げることをロウリュと言います。

ロウリュを使ったサウナはフィンランド式サウナと呼ばれ、サウナの本場フィンランドで最も人気のサウナになります。

フィンランド式サウナは乾式サウナよりも若干温度が低い80°C〜90°Cほどで、高温すぎず、湿度が70%どで湿気が多いことが特徴です。

ロウリュを使用することで自由自在に温度や湿度を調整することができ、湿度が高ければ高いほど発汗が促されます暑い温度が苦手でもサウナに入って汗をかきたい方にとってはオススメのサウナです。

2-4.【65°C〜70°C】美容効果があるといわれ、女性にオススメしたい遠赤外線サウナ

遠赤外線とは3〜1000ミクロンの波長のことをいい、人体にとても有益な波長のことです。その赤外線を発するサウナのことを遠赤外線サウナと呼びます。

遠赤外線サウナは65°C〜70°Cと温度が低いことが特徴ですが、20分程入れば大量の発汗を期待することができます。

遠赤外線サウナは血行を良くし、新陳代謝を上げるため、冷え性改善・肩こり解消・免疫機能向上などの身体に良い効果があります。

さらに、遠赤外線を使ったサウナがエステサロンにも利用されるなど遠赤外線サウナに入ることで美容効果も期待されます。

遠赤外線サウナは一般的なサウナよりも温度が低く、美容効果もあると言われているため、女性の方にオススメしたいサウナです。

2-5.【40°C〜60°C】老廃物や毒素をとり覗く効果があるといわれているスチームサウナ

スチームサウナは蒸気をサウナ室に充満させるサウナです。温度が40°C〜60°Cと低い割に高温の蒸気なため、熱く感じます。

湿度が80%〜100%と高いため、保湿効果が高く、室内に広がった暖かい霧でゆっくりと熱が身体に伝わり発汗作用を促してくれます。

スチームサウナに入ることで、肌がツルツルになる美肌効果や老廃物・毒素を排出するデトックス効果、安眠効果などが期待されます。

発汗効果もあり、美容効果もあるスチームサウナはダイエットしたい女性にオススメです。

2-6.【40°C〜50°C】暑さを感じない、長時間入ることができるミストサウナ

ミストサウナはミスト(霧)を室内に充満させたサウナです。ミストサウナは40°C〜50°Cと低温でミストの効果で湿度も80%〜100%と高いため、長時間入ることができます。

なかにはミストサウナの中に薬草などのエキスを混ぜてリラックス効果を向上させている施設もあります。

心臓に病気を持っている方や高血圧中でもミストサウナなら体への負担が少ないため、安心して入ることができます。

2-7.【40°C〜50°C】サウナに入りながら塩を体内に塗るソルティサウナ

ソルティサウナはサウナ室内で汗をかきながら、皮膚に塩を塗る入浴法のことです。
サウナで汗をかいた皮膚に塩を塗ることで具体的に以下の効果を期待することができます。

・毛穴に詰まった皮脂を取り除く効果
・皮膚呼吸を活発にする効果
・美肌効果
・自律神経が整う効果

体をスッキリ整えたいという方にはこのソルティサウナがオススメです。
※肌に塩を塗りすぎてしまうと肌荒れ、かぶれの原因になるため注意が必要です。

2-8.【-10°C】自律神経の促進に!滅多に見ない、冷凍サウナ

冷凍サウナは-10°Cの温度のサウナで、乾式サウナなど温度の高いサウナと交互に使われます。

たっぷり汗をかいた状態で、冷凍サウナに入ることで自律神経を刺激して働きを活発にし、心身のバランスが調整されて力が湧く効果と血行をよくする効果があると言われています。

冷凍サウナは日本ではまだ珍しく、まだ行ったことがないという人はぜひ試してみてください。

※急激な温度の変化による心筋梗塞や脳梗塞などに注意が必要です。高血圧の方、心臓に持病をお持ちの方などは控えた方が良いでしょう。

 

以上が温度別に種類分けした8種類のサウナです。自分の入ってみたいと思うサウナは見つかったでしょうか?

では、よりサウナを楽しんでもらうために、効果を高める正しいサウナの入り方4STEPを紹介していきます。

3.サウナの正しい入り方4STEP

サウナには正しい入り方があります。この正しい入り方を守ることできちんとしたサウナによる効果を受けることができるのでぜひ参考にしてください。

3-1.[1STEP]お湯で体を温める

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サウナに入る前にまずは湯船で体を温めましょう。そして、湯船から上がったらきちんと水分を拭き取ることが大切です。なぜなら体に水分が付いたままサウナに入ることでその水分が蒸発して汗が出にくくなってしまうからです。

お湯で体を温め、水分をきっちり拭き取ってからサウナに入るようにしましょう。そしていよいよサウナに入ります。

3-2.[2STEP]サウナに入る

いよいよサウナに入ります。サウナの種類にもよりますが、一般的な80°C〜100°Cの乾式サウナの入室時間は長くても10分ほどです。それ以上入ると熱中症や脱水症状になる恐れがあるため、危険です。

また長く入りすぎ(10分〜)ても、かえって疲労がたまってしまいます。サウナ部屋は下から上に段が上がるにつれて、温度が高くなります。

床や下段のベンチの温度の低いところに長時間いるよりも、上段の温度の高いところで、短時間で汗を出した方が、心臓等への負担が少ないと言われています

ポイント!
濡れたタオルを頭に巻くと、頭がのぼせず長い時間入っていられるようになります。サウナから出たら汗を流し、水風呂に入ります。

3-3. [3STEP]汗を流す、水風呂に入る

サウナ部屋を出たらシャワーで汗を流して水風呂に入りましょう。この水風呂がサウナの効果を発揮させます。水風呂に入ることで血行が格段によくなるだけでなく、自律神経が活発になり、活力が湧くからです。

水風呂はおよそ2分が目安です。水風呂が冷たすぎて入りづらい場合は丸まって入ると入りやすいです。サウナで出た汗をきっちり拭き取って水風呂に入りましょう。

3-4. [4STEP]水分を補給する

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水風呂から出たら、サウナで大量の水分(汗)を出したため、水分補給をすることが大切です。水でもいいですが、スポーツドリンクの方がビタミンなども含まれているためオススメです。コップ一杯程度を目安に水分を取ることをオススメします。

サウナに入った後は、熱中症を引き起こす恐れもあるのでしっかりと水分を摂るようにしましょう。逆に、ビールなどのアルコールはかえって喉を乾かすだけなのでやめておきましょう。以上がサウナへの正しい入り方です。

ポイント!
スポーツなどで肉体的疲労があるときはSTEP2とSTEP3を交互に3回ほど繰り返す温冷交代浴がオススメです。温冷交代浴をすることで血流が良くなり、肩こりや腰痛などの緩和が期待されます。

サウナの基本的な入り方について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。

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しかし、サウナに入るときはもちろん注意点もあります。この注意点を守らないと命を落としてしまう可能性も。

次に紹介する注意点を十分確認して、サウナを楽しむようにしてください。

4.サウナに入る時の2つの注意点

ではサウナに入る時の注意点を解説していきます。注意点は主に2つ。しっかりと確認して安全にサウナを楽しみましょう。

4-1.急激な温度差によるヒートショックに注意する

サウナを利用する時に一番怖いのがヒートショック(急激な温度差により血圧が変動して脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こすこと)です。ヒートショックを引き起こした事故はよくあります。

平成23年度の東京都健康長寿医療センター研究所の調査によるとヒートショックによる死亡者数は交通事故の死亡者数の3倍以上となっています。

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データ出典:東京都健康長寿医療センター研究所「高齢者の入浴中の急死に関する調査」

サウナによるヒートショックはサウナから出た後の水風呂に入ることによって引き起こされます。そのため、サウナから出た後に水風呂にすぐ入るのではなく、シャワーを使って順番に体を冷ますことが大事です。

ヒートショックについての注意点

サウナの後、水風呂に直行することは急激に血圧が変化してしまうので危険です。サウナから出た後は体を冷ますためにまずはシャワーを利用するようにしましょう。

高血圧の方や生活習慣病を持病として持っている方はサウナによるヒートショックが引き起こされやすいです。サウナに入らないか、入るとしても長時間のサウナはやめておくようにしましょう。

4-2.飲酒後、食後のサウナは控える

飲酒後、食後のサウナは控えるようにしましょう。なぜなら飲酒後にサウナに入ることで、血液の循環が良くなり、のぼせやすくなってしまうからです。食後にサウナに入ることで、消化器官に集中すべき血液が分散して、消化器官がダメージを負う可能性があります。飲酒後、食後のサウナは我慢しましょう。

以上二点がサウナに入る時の注意点になります。サウナを安心して楽しむためにも注意すべきポイントはきっちりと守るようにしましょう。

5.まとめ

いかがだったでしょうか。サウナによっても温度ごとに効果が全く違います。自分がサウナによってどんな効果を得たいのか考えて、自分にぴったりのサウナを選んでみましょう。そして、最後に紹介した注意点に気をつけて安心してサウナを楽しみましょう。

 

サウナの効果的な入り方について知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

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