昨日のブログ「青野菜を沢山食べよう」では、大根の葉っぱについて簡単に書きましたが、大根という植物は、根の部分は淡色野菜と呼ばれ、葉の部分は青緑色野菜と呼ばれています。
ところで、青緑色野菜とは何かというと、「100g中に1,000単位以上のカロチンを含む野菜」と栄養学では定義づけられています。
カロチンとは、ビタミンA前駆体といわれる物質で、体内に吸収されると、ビタミンAの働きをします。
そこで、身近にある野菜を、淡色野菜と、青緑色野菜の二つのグループに分けて見ると、青緑色野菜の中でも葉唐辛子やパセリやしその葉や大根の葉をはじめ、小松菜、カブの葉など緑の濃い葉菜類には多くのカルシウムが含まれています。
よくカルシウム不足の原因として、乳製品を摂っていれば大丈夫だと誤解している方が多いとおもいますが、牛乳などを多く飲むようにしても、昆布やワカメなどの海藻類や、煮干しとかメザシなど骨ごと食べられるような小魚、そしてもう一つが、青緑色野菜を食べなければ、全体的にはカルシウム量が摂取量に足りていないのです。
たいていの人は、カルシウム源といえば骨や牛乳を頭に浮かべますが、青緑色野菜がカルシウム源であることは、以外に知られていません。
また、現在日本人がよく食べているサラダは、殆どが淡色野菜ばかりで、青緑色野菜は生では食べず、煮たり、炒めたり、ゆでたりしなければ食べられない野菜ばかりであることにも気付く筈です。