小学校の校長先生から聞いたお話で
「雑巾がけをやらずモップで掃除」が主流になっているとか・・・
なぜかというと、
雑巾が絞れない子が多い
雑巾がけをすると腕で支えられなくて顔をケガする
嘘のような本当の話です。
前にも使われなくなった筋肉は、衰えて使えなくなるとブログでも書きましたが、
最近の水道やドアノブは、捻るのではなく、上に上げたり、下に下げたりするレバー式になっているため
捻る動作が少なくなっているためですね。
また、雑巾がけが難しくなっているのは、ハイハイ期の時期が少なかったのではないかとも言われています。
ハイハイはだいたい8ヵ月前後が目安となりますが、大事なのは、どれくらいハイハイをしたかです。
ハイハイが大切な要素は、
●脳の活性です。
手足を使うことで脳への血流量が増え、脳の発達に関与します。
また、いろいろなところへ行けるので好奇心から脳への刺激をたくさん受けることになるのです。
●全身を使った運動で筋力が強くなり体幹も鍛えられます。
全身のバランスを保ち、手足を動かすことで身体をコントロールする力が身に付くのです。
●協応動作の基礎を作る。
右手と左手、目と手、手と脚など2つの別々の動きを1つにまとめ上げた動作のことで
調和のとれた動きを学んでいるのです。
つまりハイハイは、成長してから良い姿勢を維持したり、転びそうになった時に
とっさに受け身を取ったり手を出したりするなど人間の動きの基本となる重要な能力が養われるのです。
部屋にものが溢れていると、すぐつかまり立ちに移行したりするのでハイハイを思う存分できる環境を
整えてあげると良いですね。