身体は、知らず知らずのうちに自分の身体がどれくらいの大きさで
手の長さはどれくらいで、足の大きさはこれくらい…などと情報を統合して
身体の状態を認知しています。
それは
〇目、三半規管
〇筋、腱、靭帯
〇足の裏
〇骨、関節
これらを脳が統合して記憶しているのです。
この機能によって、身体の傾きや位置のずれが生じた関節の筋肉を収縮させたりして
変化をさせたり、把握したりしています。
これは「ボディスキーマ」と言われ、自分の身体の姿勢や動きを制御する際に働く
無意識のプロセスです。
猫背の姿勢をイメージしてください。
脳は、良い姿勢の記憶とは違うので良い姿勢に修正しようとします。
これば無意識のプロセスですが、この猫背が長引くと、「慣れ」が生じ、
姿勢の情報が上書きされ、普段の姿勢が猫背になってしまうのです。
もちろん柔軟性や筋力の問題も関係してきますが、
肩こりの場合もずっと肩こりが続くとその痛みが慣れになり、痛みを感じなくなり
肩こりの身体が普通なんだと認識し始めたりもします。
こうなると自然に修正されることは望めないので外からの刺激を与えて
身体の認知を変えていく必要が出てきます。
トレーニングやリハビリは、このイメージと実際の動きや姿勢のズレをチェックして
修正していくことになるのですよ。
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