前のブログでも書いたように身体のGPS機能や姿勢維持にも活躍している前庭覚。
前庭と言う場所は、左右の内耳に位置し、2つの主要な感覚器(半規管と耳石器)が存在します。
前庭感覚は、頭部運動時に頭部の直線や回転の加速を感知したり、空間的な頭部の動きを感じ取るのです。
姿勢制御には、視覚7割、前庭覚2割、体性感覚1割のバランスですが、
これは目が悪かったり、年齢によっても変わったりします。
視力が低下している方や高齢者は、視覚に頼らないトレーニングが必要になります。
テストしてみましょう!
目をつぶって、両手を前に伸ばします。そのまま50歩足踏みしてみましょう。
30度以上どちらかに回旋していたら陽性です。
回旋した側の半規管や小脳、対側の頭頂葉の低下が見られます。
前庭覚の機能を高めるトレーニングをご紹介します。
キャッチボールができればよいですね。ボールに文字が書いてあれば、それをキャッチする前に読んだり、
キャッチする前に投げる側がどちらの手で取るかを指示したり…遊びながら取り入れてみましょう!
また、1点を見つめながら頭を動かしてみて下さい。左右、上下、回す。
その逆の頭を動かさず、目だけを左右、上下、回す。
パソコンやテレビで1点だけを見つめて動くことが少ない方は、日常なるべく取り入れて下さいね。