筋肉には内臓に近くに位置する深層筋(インナーマッスル)と
皮膚の上からでも触ることのできる身体の表面付近にある表層筋(アウターマッスル)に分けられます。
主に深層筋は関節の動きを修正したり、姿勢を保持したり、身体を安定するために働き、
表層筋は大きな力を発揮したり、関節を動かしたりする時に使われる筋肉です。
また、コアとは、芯と言う意味で体幹部になるインナーマッスルの中の
「骨盤底筋群」「多裂筋」「腹横筋」「横隔膜」の4つを指します。
これは、身体の軸となる筋肉でここが安定することが姿勢維持にとても大切になってきます。
そして体幹とは、頭と両手足を除いた胴体部分の事をさします。
コアの筋肉と表層筋である腹筋ですね。
ここが働いて身体がしっかり安定する事になるのです。
また筋肉は、「動かない筋肉」、「動きにくい筋肉」があると他の筋肉が代償の動きをして助けてくれます。
それが、筋肉のアンバランスを生み、コリやハリ、痛みなどの不調につながっていくのです。
パーソナルセッションで一番初めに行うのは、呼吸ですが、
呼吸を使って身体を安定させるコアの筋肉を動かすためです。
これは、てこの原理が身体においても大きく関わっており、
支点が安定することで
スムーズに筋肉(力点)が骨を動かす(作用点)のです。
筋肉の代償動作やコリ、ハリなどの不調にならないためには、コアの活性は一番重要になりますね。
また、筋肉においては
関節を安定させる筋肉、インナーマッスルがしっかり働いて、
動きを作るアウターマッスルがスムーズに動くということも頭に入れておくとよいですね。
股関節のインナーマッスルは、腸腰筋。
肩関節のインナーマッスルは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋。
筋肉のそれぞれの動きが人間の日常動作を作っていると思うと不思議で面白いですよ!