前回のブログで五臓について触れていますが、どんな働きをするかまとめてみましょう。
●「肝」
身体にとってストレスや有害なことを防ぐために血流の貯蔵と血流の調整を行っています。
精神的な部分も担っているので弱ってくると落ち込んだり、イライラしたりもします。
また、爪が割れやすくなったり、めまい、カスミ目、筋肉の緊張などの症状が出やすいと言われています。
●「脾」
食べ物の消化、吸収、運搬や体液の運搬に関わっています。また、血液が外に漏れないようにする働きがあります。
弱ってくると消化不良、食欲不振、むくみ、月経過多、子宮出血などの症状がみられます。
●「心」
精神の中枢で生命活動の中心です。血液を流すポンプの働きをしています。
弱ってくると、動機などの心臓に関わる症状や不眠などの精神状態の乱れなどがあげられます。
●「肺」
東洋医学の「気血」などの身体全体の循環に関わっています。また体温調整の働きもあります。
弱ってくるとせきや呼吸困難、疲れやすい、風邪をひきやすい症状が出やすいと言われていいます。
●「腎」
身体の成長、発育や水分代謝に関わっています。
弱くなると発育障害、骨折しやすい、思考力低下、物忘れ、下痢や便秘などの症状が出ると言われています。
ここに密接に関係してくるのが「六腑」があります。
これは次のブログでご紹介しますね。