3000万人いると言われている膝の痛み!
膝関節は、大腿骨、脛骨、膝蓋骨の間にあり、その接地面は軟骨で覆われています。(骨同士の摩擦を減らす、衝撃吸収のために)
加齢とともに、その軟骨がすり減ると言われます。そして、そのかけらで炎症を起こし、変形性膝関節症へとなることも・・・。
そこで、膝の痛みの原因として集計されたものがあります。
膝の皿・・5%、膝関節・・40%、腰椎・・55%
結構、腰が原因が多いんですね。
痛みが、膝プラス太ももまであり、シビレもある場合、腰が原因であることが多いです。
デスクワークなど長時間猫背の不良姿勢で腰椎圧迫されているからです。
こういうときは、足を肩幅に拡げ、肘を伸ばし、手を壁につけ、膝は伸ばし、お腹を突き出すように、3秒、腰、股関節前を伸ばしましょう。
両足そろえて、片足は後ろに引いて、その逆と3回ずつしてみましょう。不良姿勢でずれた腰の髄核を修正する動きです。
逆に、反り腰の人は、前屈をしましょう。骨盤を後傾するようにお辞儀の要領で、上半身を前に倒し3秒を10回してみましょう。
また、変形性股関節症(500万人、女性におおい)で、股関節がうまく働かずに、膝にも負担かかることもあります。
立ち上がり時や歩き出しに痛みが出ます。股関節のはまりが浅いことも原因ですが、これは、股関節は多方向に動けるのに一定の方向しか使わずに、股関節が凝り固まり滑液が出にくくなるからです。骨盤をゆっくり20回回す。足は肩幅、両手は腰にあて、膝を軽く曲げ少し前傾させ、腰が膝より外にでるよう回しましょう。(片方の股関節ずつ〇を意識して)
膝皿の下に痛みがでるときは、関節包が原因かも。(神経が通り歪むと痛みが)
正座など膝を曲げると痛いときは、膝伸ばしをしてみよう。イスに座り、片膝を伸ばし、皿の上に両手をおきます。(前に足を出し手に体重をかけ伸ばす)
膝裏が伸びるように2秒を10回。
鍛えなければいけない!!と思うと、かえって痛みをひどくすることも。
痛みのない範囲からはじめましょう。
歩行時、体重の2.8倍膝に負担が、階段下りるときは5倍かかるそうです。
痛いのに無理やり歩く・・軟骨すりへることもありますよ。
準備運動をして、膝、足腰を温めてから動く。
整体でバランスを整えると鍛えるのを並行しながらすることが、痛めている膝にも痛めない膝にするにもいいと思います。