私も整体などの、健康業務に携わって、27年ですが、こういう姿勢のタイプが増えているように感じます。
それは “猫背&反り腰”です。
座っていると「猫背」なのに、立つと下腹が出る「反り腰」になるタイプです。
ぱっと見は、良い姿勢かのように見えますが、じつは、身体に無理をさせている姿勢なのです。
立つと腰に負担は掛かるし、座ると首肩は凝ってしまう状態・・。
やはり、パソコンやスマホ、車の普及により、同じ姿勢でいることが増えていることが原因の1つだと思われます。
座り姿勢で背中が丸まると骨盤は前に出て、お腹は縮んでしまう状態を生みます。
頭や腕・肩の重みを、後ろ側だけで(腰で)支える形になります。
その状態が長時間続くと、固定化され、前側が機能しない(お腹側で支えれない)、腰に負担が掛かる姿勢がインプットされてしまします。
それで、立っても、お腹が機能しにくいので、内臓を支えられず、ポッコリ腹になってしまう・・。
腰や太ももの前や外で支えようとしてしまう。
すると、骨盤は広がりやすく太ももも太くなってしまうって人!
筋肉を余計につかってしまいがちで太くなり、筋肉緊張が抜けにくく疲れやすいです。
なので、縮んだ前側(胸・腹・股関節の前)を伸ばし、下腹を背中側に引き込んで前側でも支えられる状態をつくることが必要です。
下腹の腹筋はオススメです。
仰向けで、両膝を立てて、膝を胸に近づける。このとき、頭や首は起こさない。それから、膝をゆっくり5秒かけて元に戻していく。
(腹筋の上部に力が入らないように確認しながらすること)
この腹筋を、1日10回からはじめて、慣れてきたら徐々に回数を増やして50回できるようになればいいでしょう。
(腰が痛い方は無理をしないで、痛みをとってからしましょう)
猫背&反り腰の人は、良い姿勢をしようとすると、余計に緊張を増やしてしまうこともあるので、まずは、整体で緊張した部分をゆるめ、働いていない筋肉をつけてバランスをとっていく。というのを繰り返していきましょう。
すると、徐々に良い方向へと身体が傾きます。
一気にするのではなく、徐々にシフトチェンジしていくこと。
身体は急な変化は嫌います。
悪い姿勢でも長年その姿勢なら、そちらを選びがち。
でも、悪い姿勢は身体を悪くするので、少しずつ変化させて、変化を嫌う脳をごまかしながら、良い変化を積み重ねましょう。