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今回は、ツボの紹介です。
陽陵泉(ようりょうせん)という名のツボです!
場所は、膝下の外側にあります。
私大好きな、足の臨泣ツボや風市ツボと同様、胆の経絡上にあります。
このツボは、”筋会”といって、筋の気が集まり、筋肉や腱の病に有効的として、よく使われているツボです。
無理な姿勢や使い方で硬くなった筋肉や腱の引きつりを緩和させるので、肩凝りや腰痛はもちろん、腱鞘炎、バネ指、坐骨神経痛、運動麻痺、顔面神経痛、膝関節痛、こむら返りにも使われるツボです。
例えば、腰痛でいうと、脚の緊張で柔軟性が低下した脚の動きを、腰で替わりに負担してしまっているパターンのタイプです。
また、胆経上ですので、目の疲れ、耳鳴り、めまい、頭痛や右上腹部の痛み、口が苦い、胃酸過多の抑制、胃潰瘍、ストレス、判断力の鈍さにもいいそうです。
胆は中正の官と呼ばれ、古代中国の役職で、役人の評価や推薦、官位決定したりします。
なので、胆は自身のおかれる状況を察知し、心や体にとって一番有効な状況を判断し決断する役割があると考えられています。
だから、強いストレスは、胆の流れを悪くするとも考えられます。
さて、陽陵泉ツボ療法の実践です!
まずは、膝下全体を擦ります。
ツボ周辺をゆるめて、ツボ刺激が出やすい状態をつくりましょう。
次は、皮膚を滑らして、皮膚と筋肉間の滑走性をだします。
膝下の外ラインに沿って、掌で軽く圧迫したまま、皮膚だけ縦や横に動かします。
次は、陽陵泉ツボを掌圧しながら、足首を動かします。
次は、陽陵泉ツボを圧迫しながら、第4趾をつかみ、足首を回します。
胆経の流れを良くします。
次は、陽陵泉ツボと足の臨泣ツボを同時に押しながら、脚を揺らします。
ツボのダブル刺激で、より響くでしょう。
最後に、陽陵泉ツボを母指で押します。
皮膚に対して垂直方向と少し趾に向けて押す2つに分けて押します。
日頃から身体の外側(胆経)を伸ばすこと、ストレスを溜めないことは、健康維持には必須です。
陽陵泉ツボをうまく活用して、あなたの健康生活の1つに役立てていただければと思います。