先日、テレビでもしていましたし、私が温泉ソムリエの勉強をしていた内容とも合致していたので、少し紹介します。
キーワードとなるのは、HSP70(ヒートショックプロテイン)です。
免疫力を上げ、美肌にもいいと言われています。
最近、問題となっているのは、低体温の人が多い!ということです。
あなたの平熱は何度ですか?
平熱35度!・・なんて人よく聞きます。36度後半になったらしんどい・・って。
昔の体温計は37度のところに赤線があったように、36.5~37度が平熱なのです。
37度になると、いろんな身体にいい酵素が出て代謝も活性化し免疫力も上げるのです。
たがが、1度の差と思うかもしれませんが、例えば、外気温の平均が1度違うだけで、どれだけ氷が溶け温暖化が進むことか!
体内でも1度上がるだけで、うなされるでしょ。1度の差は、すごく身体に影響を及ぼすのです。
ただ、低体温でも自覚がないため、たいしたことはないと放置して、もともと私は平熱が低いのよ・・って自慢なんかしたりして。
いやいや、低体温はさまざまな病気をまねきやすい要因になるよって、発表されていますよ!
体温は1度下がると、免疫力は30%低下するとも言われているんです。
健康な細胞は低体温だと新陳代謝が悪くなるのですが、がん細胞は35度代のとき活性化するようです。
では、なぜ低体温の人が増えてきたか?
身体の中で熱を運ぶものは『血』です。
血液循環が悪いと低体温になりやすいですね。
また、熱を産生する割合として多いのは筋肉です。
これは、自分で動かなくてもいい(筋肉を使わない)生活習慣に変わってきたことも低体温の要因かもしれません。
なので、運動をして、姿勢をよくして、血流を良くしようというのが一つ!
あとは、お風呂を活用して、体温を上げようということ。
あらゆる生物にはHSP70はあります。レタスにもあり、ヘナヘナになったレタスにお湯をかけるとシャキっとします。
これは、ヘナヘナになった細胞(傷ついたたんぱく質)に熱ストレスを加えることで修復させて、シャキっとなるのです。
人にも、お風呂の熱ストレスを加え、修復能力を上げよう!ということ。
また、人の脳には体温をコントロールする体温調節中枢の視床下部というところがあります。
その視床下部に体温上昇を感知させることをしていくと、基礎体温を変化させることができるのです。
運動やお風呂で熱をつくり、体温上昇し、それを視床下部に感知させ平熱を上げようってことです。
それには、42度のお風呂に10分、41度なら15分、40度なら20分を肩までつかって温まること!
入浴後は、10分間冷やさないように、保温すること(室温は23~25度、水分補給は温かいもの)
これを週2回。
すると、基礎体温が上がりだし、免疫力も上がり、代謝のいい身体に近づけると言われています。
運動が苦手な人は、お風呂からでも始めてみては・・。