ストレッチ整体湧泉でも、内臓調整・・いわゆる腹部の調整という手技をします。
もちろん、お医者さんではないので、内臓自体を治しているわけではありません。
姿勢や偏った動きや食生活などで、内臓の位置も本来ある位置からズレていたり、内臓を包んでいる膜や筋肉の動きが悪くなり、癒着したり硬くなったりもします。また、その内臓とつながる神経や筋肉にも影響します。
なので、手技としては、癒着している処や動きが悪くなっている処などを見つけ、それに関連している筋膜・神経・筋肉にアプローチをします。それにより、内臓機能が本来の動きに近づけるように手技をします。
結構、内臓の動きや位置の歪みや硬さは、腰痛や肩こりにも影響しますし、自律神経とも深く関わっていると考えられます。
また、内臓に機能障害が起こると、内臓ー体性反射により内臓から体性構造への求心性(すなわち感覚)情報が伝わります。
さらに炎症などにより内臓からの侵害受容入力は、『内臓の自律神経支配部位の感覚』を変化させ、
*痛覚過敏
*筋(萎縮)
*皮下組織の栄養学的変化(厚さの増加)
さらに場合によっては関連痛を引き起こすのです。
しかしたとえば可動域制限などの内臓機能障害が、「内臓の病理・障害と同じような症状を引き起こすかどうか?」
は明らかになっていません。
つまり、『内臓機能障害=病気』とはならないわけです。
内臓調整の目的は、*痛みの軽減*癒着の減少から内臓の可動性を向上させることです。
さらに内臓反射の活性化および、腸圧の上昇もさせます。解毒や排泄、消化、吸収、ホルモン生成、血圧や血糖調整などなど大切な役割をしている内臓!それを、動きやすく、血流をよくすることは大切ですよね。
内臓調整は、女性の不妊症、過敏性腸症候群、慢性便秘症、腰痛、肩凝り、冷えなど、経絡を考えても、全身に影響をすることが考えられます。
ケアをしてお腹が柔軟に動ける身体を!