梅雨になり、湿度は高くジドジトしますし、梅雨の合間の晴れの日は真夏の暑さになります。
むくみや不眠、夏バテなど、この時期に出やすい不調があります。
東洋医学的に、この時期は「熱中症」と「水毒(すいどく)」がやってくると考えられます。
水が体にたまり悪さをすることを、「水毒」と呼んでいます。
水毒症はおもに「冷え」「むくみ」「視力低下(近視)」「めまい」「鼻炎」「口内炎」「気管支喘息・アレルギー」「腰痛」「坐骨神経痛」「ひざ痛」「足底筋膜炎」などを引きおこします。
水毒症の特徴でわかりやすいのは、むくみ、頻尿です。
血流が悪く体温も低いため、水分をたっぷり補給しても、しっかり細胞まで届かず、尿となって出てしまいます。
このままでは肌はカサカサにもなるし、脱水から熱中症につながりやすくなります。
また、熱中症は、水分とともに塩分など「ミネラル不足」も関係していると言われてますね。
ミネラルは細胞まで栄養を届ける役割があります。
ミネラルが不足すれば、肌はカサカサは同様に、毛髪はパサつき、爪は割れやすくなりますし、視力や聴力の低下、元気が出ない・だるさにもなりやすいようです。
細胞が枯渇状態になるので、身体のあらゆる処に影響が出ます。
水分をきちんと細胞に届ける!
生き活きと生活するためには必須条件です!
ミネラルって大事なんですよ。
老け込んできたな、活力が足りないな…と感じる方は、ミネラル摂取を心掛けましょう。
野菜、海藻、フルーツ、発酵食品、肉、魚、自然塩など食生活も意識しましょう。
また、朝、太陽の下で、うっすらと汗をかくくらい体を動かすこともポイントです。
水道水や市販の天然水は豊富なミネラルを含んでいますが、驚くほど元気になるのは、手づくりの「特製ミネラル水」です。
だるいな、しんどいな…と感じたときも、朝一番に飲んでみてください。
市販の経口補水液でもよいのですが、手づくりするとより良質なミネラルを補給できます。
しっかり水分を細胞まで届けることができれば、熱中症・水毒症の予防はもちろん、肌・髪・爪のトラブルも予防できるはずです。
◎特製ミネラル水のつ1くり2方
1 コップ一杯の「水道水または天然水」を用意
2 「黒糖」か「ハチミツ」を入れる(量は好みで。ただし甘すぎないように)
3 一つまみの「自然製法の海の塩」を入れる
4 よくかきまぜて、最後に「レモンの輪切り」を加える
これで最高のミネラル水の出来上がりです。
朝一番にしっかり飲んでおきましょう。
また、日ごろから体をよく動かし汗を流す習慣のある方は、熱中症や水毒症になりづらいはずです。
必要な水分も、しっかり細胞に届きます。筋肉を動かすことで、余分な水も排出されやすくなります。
一方、日ごろから運動量の少ない方、汗を流す習慣のない方は、細胞内の水が消費されにくいため、むくみや関節痛が出やすいはずです。
朝、太陽の下でうっすらと汗をかくくらいの運動をしましょう。皮膚から水分を蒸発させましょう。
冷えやむくみを解消する「アキレス腱ほぐし」もおすすめ。アキレス腱をつまみ揺らすだけ。
踵からふくらはぎの中央あたりまであるアキレス腱を左右からつまんで揺らしましょう。(3分程)
アキレス腱がほぐれたら、足首を左に右に回します(1分)
そして、踵の上げ下げ運動をして、むくみ解消のふくらはぎポンプを働かせましょう。