O脚X脚の原因の一つとして、大転子・骨盤が外に拡がることが考えられます。
大転子は大腿骨(太ももの骨)の外側を下からたどっていって、お尻の外側に触れることのできる骨です。
お尻の外側や上側、太ももの外側や前側をよく使い過ぎて固くなり、大転子や骨盤を外に引っ張っているということが起こります。
引っ張られ骨盤前傾になり大腿骨が内旋してX脚に、骨盤後傾して膝が外に開きO脚に・・というパターンになることも。
これは逆に考えると、大転子や骨盤を内に引き込む力が弱い=内転筋が使われにくくなっている・・とも考えられるのです。
内転筋は、歩く時や姿勢ののバランスや骨盤の安定のために非常に大事な処です。
なので、内転筋を使えるようにしたい!
内転筋は、恥骨筋・短内転筋・長内転筋・大内転筋・薄筋などがあります。坐骨・恥骨~膝・ももの付け根・大腿骨に付着しています。
上記のように内転筋は、範囲が広いです。
そして、内転筋を使おうと膝を閉じようとすると、どうしても、膝の近い方をよく使いがちになります。それは大転子が外に離れる動きに、逆にO脚X脚を促してしまうことにもなるかもしれません。
理想は、内転筋でも真ん中から上の方を使う(股関節に近い方)といい感じになります。あと、内転筋の解剖図をみると、結構後ろ側に付いているので、内ももの前でなくもうちょっと後ろから動かす意識がいいでしょう。
内転筋を鍛えるのに、内ももを真横に動かす感じにとらえがちですが・・内ももの真ん中から上の後ろを、骨盤の中心に向かって斜め上に使う意識がいいでしょう。
立位でも座位でも、歩行時でもこの意識で内ももを寄せて使って立って座って歩いてみましょう。
今までとは違った安定感が出ると思います。
その使い方がO脚X脚改善の使い方の一つです!