たくさんの筋肉があるなかで、今回注目する筋肉は、多裂筋!です。
多裂筋は、背骨(椎骨)に付いている筋肉です。
小さくて短い筋肉でインナーマッスルの1つです。
脊柱(背骨)を伸展したり、側屈したり、回旋する作用があります。
背骨を1本1本コントロールする筋肉でもあります。
姿勢保持やバランスを調整する筋肉で、腰痛改善にも整体では注目している筋肉の1つです。
腰痛の方は、この多裂筋が緊張しすぎていたり、使えてなかったりして、機能していないことがあります。
多裂筋が機能していないのは、そのアウター筋の脊柱起立筋というほうが優位に活動しすぎて、背骨の細かい動きができずに・・腰が痛くなることにつながると考えられます。
また、腹横筋・骨盤底筋・横隔膜と連動して、腹腔内圧を適切に保ち、体幹を安定化させているので、姿勢が崩れている人は、この筋肉要注意ですね。
なので、腰痛持ちの方や、姿勢が崩れやすい方は、多裂筋をほぐし、使えるようにしていきましょう!
私がしているケアとして、頸から腰までの背骨1本1本を動かずイメージで、鼻から息を吸って、首の上から順に軽く反って伸びていくことをしています。
ただ、周りの脊柱起立筋や広背筋、大殿筋などが固いとしにくいですので、まずは、そこをほぐす・ストレッチしてからがオススメです。
はじめは意識しにくかったですが、日々していくうちにコツがつかめるようになってきました。全ての背骨が動かせてるかといえば、まだで、2本一緒に動いてしまったり、動きにくい背骨があるので、未熟ですが、そのレベルでも、身体のスッキリ感はでてきます。
多裂筋!知っておくのに損はない筋肉ですよ。